【南アフリカ】ココナッツと呼ばれる若者たち

ヨハネスブルグからお届けします!伴です!

 

みなさん、"ココナッツ"を知っていますか?南国でとれる果物・・・ではなく、今回は、"ココナッツ"="外は黒人、中は白人"="白人文化に染まった黒人"について書いてみようと思います。

 

アフリカ人男性

"ココナッツ"とは
"ココナッツ"とは、見た目は黒人だが、中身は白人である人々のこと。アパルトヘイト以降に、元々白人向けだった学校に通い育った若者に多い

 

こうした現象を「ココナッチズム(Coconut-izm)」として、黒人のアイデンティティや文化の消失だ、と嘆く人もいます。

Coconut-ism and death of African culture | Thought Leader

 

"ココナッツ"に分類される若者の中には、自分自身で"ココナッツ"であると自覚している人も多くいるそうです。

 

こうした若者たちは、私たちが「アフリカ人」と聞いてイメージするような、派手な色の伝統モチーフの布で作られたターバンやロングスカートはいて、伝統楽器を演奏したりするのではなく、ハウスミュージックやヒップホップを聞いて、アップルのノートパソコンに向かい、週末はクラブに行って音楽を楽しんで・・・といったライフスタイルを楽しんでいます。

 

彼らの中には、ズールー語やコサ語などの母語より、英語の方が流ちょうな人も少なくありません。

woman

ヨハネスブルグにいると、こうした"ココナッツ"をよく見かけます。タウンシップ生まれの人に比べ、英語のなまりも少なく、南アフリカがどんどん変化していっているのを感じさせられます。

★おまけ

 歴史的に、"ココナッツの逆"(見た目は白人だが、中身は黒人の人々)はあまりいないため、それに該当する言葉を聞くこともないです。しかし、かの有名なネルソンマンデラの故郷であるイースケーでは、"ココナッツの逆"の人のことを"Top Deck"と呼んでいたことがあるそう。Top Deckは、ブラックチョコレートの上にホワイトチョコレートがかけられたお菓子のこと。

 

イースタンケープはアパルトヘイト終焉前に、独立を果たしていたため、アパルトヘイトの影響が比較的少ない地域です。そのため黒人マジョリティの文化で育った白人の人もいたため、この地域ではこうした言葉が生まれたのかも。(ただ、ヨハネスの人に聞いても知っている人は少ないので、極めて地域的なものだと思われます)

 

"ココナッツ"に関する記事はこちら(英語)