「人生をかけた壮大なマスターベーション。」タンザニアでパン屋事業に至るまで。ー事業準備編ー

酒のアテに「アフリカ系女子」のワイルド過ぎる話を聞いてみたい🍻というのがコンセプトの

 

 

アフリカに関わる女子と、お酒を飲みながらあんな話やこんな話を(もちろん恋愛込みで!笑)聞き出しちゃおうという、ちょっとばかり大人な企画です♥

第1弾は、タンザニアでド素人なのにパン屋を創業。元ストリートボーイ達と「アフリカ一のパン屋」を目指しているジャクソンさん!

 

Yuka Matsuura
マイケルジャクソンが好きすぎて自らを「ジャクソン」と名乗る、アフリカ大好き女。2019年1月現地法人を設立。ストリート生活を送っている青年に職をつくるために、タンザニアでパン屋さんをはじめました。生まれてきた環境で人生を左右されない世界になったら良いなと思います。まずは、アフリカ一のパンブランドをつくります!どうぞよろしくお願いいたします。

もちろんガチ飲み企画です🙌(揺るがぬ証拠写真↓)※インタビューは2019年12月年末に行われたものです。

 

前回のあらすじ

マイケルジャクソンの死をきっかけにアフリカへ行く決意をし、なんとスワヒリ語学科から20年ぶりの留学生としてタンザニアはダルエスサラーム大学に自力で入学を果たす。卒業後は一度は就職したものの、「ストリートボーイ」のために何かしたいと、退職してタンザニアに戻ることを決意。

私が存在したことによって救われる人が1人いればそれでいい

辞めてはしまいましたが、今でもボーダレス・ジャパンという会社自体も、メンバーのことも大好きですね。特に田口社長は人生の恩師です。ずっとその社長が「早く行きたいなら1人でいけ。遠くに行きたいなら皆でいけ。」ってずっと言ってって。

私は結局船をおりて、1人でやってきてしまったんですけど、まだ1年経ってないとは言え、このまま私がひとりでやっても遠くにはいけないなっていうのはすごく感じています。このままやっててもダメだなって。

 

それはパン屋さんやってみて感じることですか?

 

そう、ボーダーレス・ジャパンにあのままいて、社内起業はしなかったとしても、既存事業はたくさんあるので、その中で私がいることで1100に出来たかもしれない。でも、私は、個人のエゴですけど、どうしてもゼロからイチを作りたかったんです。

私が存在したことによって救われる人を、自分が生きているうちに1人だけでいいから見たかったんですよね。

私は自分のその欲求が抑えきれず、出てきてしまったので、今でも人生をかけた壮大なマスターベーションをやっていると思っています。だから、「お前の事業じゃ多くの人を助けることはできない!」と言われても何も言い返せないです。その通りなので。

 

だから、強いのかもしれないですね。特定の誰かのために頑張っちゃうと、その人自身がいなくなった時に気持ちが路頭に迷うかもしれない。でも、自分のエゴだと思ってやってる分には覚悟って自分の中だけのものだから。

 

もうね、ひとりでやっている限り全部自分のせいですからね。どんなに運命に翻弄されたとしても。業務用冷蔵庫が売り飛ばされようが、機材が不良品だろうが、スタッフがお金を持ち逃げしようが、お金をもっと出せなかった自分が悪いので。そういう人脈しか持ち得なかった自分が悪いのであって、ほんと全部自分のせいなんで。

 

そのあたりの事件簿はゆっくり掘り返していきます!とにかく、たくさんの問題が日々発生するような環境の中、それはあえて自分をそうやって追い込んで考えるんですか?それとも、「これはもう起こってしまったことだ」とありのままの事象だけを受け止める?

 

最近は、なるべく自分の中にまで取り込んで考えないようにはしてます。最近は。メンタルめっちゃ弱いんで。

 

メンタル弱いの!?

 

超弱い。ガラスハート。ピュアハートです。

 

そこはあえてノーコメントで。(笑)じゃぁ、ボーダーレス・ジャパンで3年働いて、やめて、すぐにクラファン開始したんですか?

 

いや、辞めたときはまだ何も考えてなくて。とりあえずタンザニアに戻ってみようとおもって片道だけ航空券を取りました。観光ビザで滞在出来るマックスの3ヶ月滞在して、将来とかこれからの身の振り方はそこで考えようかなって。

 

パン屋ビジネスきっかけは「恩返し」

その滞在中にパン屋のビジネスを思いついたんですか?

 

そうです。といっても、パン屋さんするって決めたのは滞在期間が1ヶ月を切っている時でした。そこからクロワッサンを猛烈に作りはじめて、ダルエスサラーム市内のホテル全部に営業をかけて、契約とって、日本に帰ってきて、でも完全に素人だったのでこのままじゃまずいと思って、クラファンと同時にパン屋さんに修行にいって、3月にまたタンザニアに戻りました。

 

その修行先はどうやって見つけたんですか?

 

ボーダーレス・ジャパンの後輩に紹介して貰いました。ただその後輩も顔見知りくらいの関係で。

 

じゃあ、直談判するところから始めたの?

 

そうですね。「修行させて下さい!」っていったら「断る!」って数回お断りされました。3回目でようやく受け入れてくれました。

 

おぉ、気合いと根性が伝わったんですかね!

 

というよりも、とりあえず作ったクロワッサン持っていって「こんだけダメなので、なんとかしてください!」って言いました。

 

 

職人魂に火をつける作戦だね

 

もうこれは本当にやばいって思ったんだと思います。

 

(笑)作戦勝ちですね!ちょっとここで時系列一旦整理しましょう。

2018年10月
退職後、3ヶ月の滞在予定でタンザニアへ。
2019年1月
現地ホテルとの契約を結び、日本に帰国

2019年2月

パン屋事業のクラファンを開始

2019年3月

パン屋事業開始のため再びタンザニアへ

2019年12月

9ヶ月ぶりの一時帰国

かなり人生急展開だね・・・?

 

でもなんか、決めちゃった方が楽なんですよね。選択肢を消すという意味でもとりあえず動く。ダメだったらその時にまた考えればいいかなって。

 

じゃぁ、タンザニアにいた3ヶ月間の間にいろいろと考えて、その結果パン屋をやろうって決めたってことですね。

 

最初からアイディアがあったわけではなくて、タンザニアに着いてからすぐ事業計画は色々と書き出してました。そもそもその滞在期間中は、知り合いのタンザニア人のお家に居候させてもらっていたんです。そのお家が結構裕福なお家で、家にオーブンがあったので、ずっとお世話になってるから、お返しにパンでも焼こうと思って。元々めっちゃパンが好きなんですよ。

 

パン好きってことは、ご自分でもパン作りの経験はあった・・・?

 

焼いたことない(即答)タンザニアで初めて焼いたんですよ。その日までは、食べる専門でずっとやってきました。タンザニアってパンがあまりなくて。食パンは向こうの人も食べるんですけどめちゃくちゃパサパサしてて。なので、日本人の肥えた舌からしてみれば全然美味しくない。

でもパンスゴイ好きだし、食べたくなってきて、お返しもかねて、メロンパンとか惣菜パンを作り始めたんですよ。

 

タンザニアのスーパーマーケットで販売されている一般的なパン。

 

それまで焼いたことがないのに!

 

そうなんです。でも意外とイケたんですよ、気候的にもちゃんとパンは発酵するし。少量だったら手ごねで全然対応できますしね。それで、現地の人に渡したら「めっちゃ美味しい」って言ってもらえて。それが近所でも評判になりまして。何回作ってたら、これをビジネスにした方がいいって言われるようになって、私すぐ調子乗るんでその気になってきて。

 

じゃあ、もしその居候していたお家にオーブンがなかったらパン屋さんにはなってなかったかも・・・?

 

絶対にやってないですね。

 

そのお家は留学していた時の繋がりで?

 

いえ、そのお家は実は留学終わって、帰国してから日本で知り合った方のお家です。帰国後、中古車を輸出している会社でアルバイトしていたんですが、そこの社長さんのタンザニアのお家なんです。部屋があまってるから使っていいよって言って貰えて。

 

色々と繋がってるんですね。

 

繋がってるんですよ。で、パン屋をやろうと考えはじめた時と同じようなタイミングで、ストリートボーイのケルビンという子と偶然に再会しまして。まぁ、結果的にお金を持ち逃げした「あのケルビン」なんですが。

 

noteあらすじ
先に結論から言ってしまうと、今回、従業員2人に逃げられました。4人いる従業員のうちの2人です。おそらく2人は、別々に動いていたら偶然時期が被っただけだと思われますが、結果的に私たちは同時期に2人のメンバーを失いました。
そのうちの一人は、私がタンザニアで事業を始めるきっかけをくれたKelvinちゃんでした。noteリンク

ケルビン君との運命の再会

ケルビン君とはいつ知り合ったんですか?

 

ダル大留学時に、日系の旅行会社でインターンさせてもらってて、スワヒリ語が少し出来たので日本から学生さんが来たときとかに、ツアーの通訳兼案内みたいなお仕事をしてました。そこでいくつかNGOとかの団体に学生さんを連れて行った、そのひとつに青空教室っていう形で、ストリートチルドレンの子達に読み書きを教えている団体があって、そこに通っていた子の1人がケルビンでした。

 

じゃぁ、6年前くらいにはすでに会ってたんですね!

 

そうなんですよ。ただ交流が続いていたわけではまったくなくて、3ヶ月の滞在でタンザニアに戻った時に、路上でたまたま「あの時のYUKAじゃないか」って覚えててくれて。

 

本当にたまたま再会したんですね!?

 

そうなんです。私はケルビンのこと覚えてなかったんですけど、向こうが覚えててくれて声かけてくれて。もう彼も25歳になってたんですけど、元々もしタンザニアでビジネスをするなら、ストリートの子たちに雇用を生みたいって想いもあったので、滞在中に仲良しになって、何回かお金貸したりも必ず返してくれたし、この子を雇うための事業を考えたらいいかなって思ってたその同時期に、パンを作り始めて。

試しに、作ったパンをケルビンに渡して、これ売ってきてみてって頼んだら、きっちり売ってくるし、「あぁ、この子だったら信頼出来るなって」思って。

 

いよいよクラファン開始!

すごい微妙な運命の糸が絡み合ってたんですね!帰ってすぐにクラファンの準備に取りかかったんですか?というか、時系列的には、タンザニア滞在中からもしかして動き始めて?

 

実は、学生時代からのお付き合いで、現在はチェコに留学中の彼氏がいるんですが、タンザニアから近いので半年ぶりくらいに会いにいって2週間くらい滞在してたんですよ。その間に全部準備を終わらせました。

 

おぉ!Twitterにたまに登場する、例の彼氏さんですね!

 

そうです(笑)。最初はクラファンもやるつもりもなかったのですが、彼に「お金ないんだから、人に頼るしかないでしょ」ってクラファンやることを説得されて。

 

じゃぁ、クラファンも当初の予定ではやるつもりもなかったんですか?

 

クラファンやるような性格じゃないんですよ、本当は。出来るだけ身を潜めて生きていきたいって思ってるので、彼も私の性格はよくわかってるから、「難しいとは思うけど、ここはもうケルビンのためだから」って。私、ケルビンちゃんのためだって言われたらめちゃくちゃ弱いんで。

 

姉心が出ちゃって、気合いをいれて。

 

そうそう(笑)クラファンもこんなに反響あるとは思っていなかったし、もう失うものもないからとにかくやってみよう!くらいにしか思っていませんでした。

 

達成率200%超えましたもんね、結果としては。

 

そうなんですよ。最終的に222人の方から約240万円のご支援をいただきました。本当にありがたいです!

 

クラファンの現地からのお礼が可愛すぎる!本当に可愛いので要チェック!

 

機材の仕入れに中国まで乗り込んだ

でもクラファンで集まったお金で全部カバー出来るわけじゃないんですよね?

 

ですね。結局400万くらいつぎ込んでます。ほんとお金ないよ。笑

 

それもうガッツリ豪華な結婚式出来るくらいのお金じゃん!

 

姐さんの基準よ(笑)

 

知ってるから(笑)いや、私の話はどうでもいいんだよ。で、3月にタンザニアに戻ってからはどんな感じで進めてきたんですか?

 

3月には戻ったとはいえ、結局機材がパンを作れるくらい揃ったのは7月とかだったので、5ヶ月ブランクがあるんですよ。

 

機材も中国にわざわざ買付にいったんだよね?

 

行きました。1週間くらい中国に行きましたね。

 

ツテがあったんですか?

 

全くない。全部が初めてだったけど、もうわかんないけど。やるしかないんだもん!

 

すげぇ・・・。

 

その時パン作りの修行にいっていた、神戸のパン屋さんに機材のことも色々と相談に乗っていただいていたんです。お金がとにかくないので、日本で中古の機材を買ってタンザニアに輸出するか、中国で新品をそろえて出荷するか、という選択肢だったんですが、それでさえ10倍くらい日本の中古の方が予算が高くなるんです。中国の新品が圧倒的に安いんです。

 

そんなに違うんですか!

 

そうなんです、そもそも選択する余地すらなかったので、このお話しをした1週間後には中国にいくチケット買ってました。で、中国いったけど、行く意味はナカッタヨ。行ったけど結局ワカラナインダヨ。笑

 

カタログですんだ?

 

済んだ!(即答)アリババ(中国最大の通販サイト)で機材を片っ端から見まくって、その中から3つのメーカーに絞りました。で、実際に訪問したんですが、3社共に大接待の嵐でした。朝から晩までご飯出してくれるし、観光スポットまで連れていってくれて。その中でも特に、ここは信頼出来る!と思ったところと契約して帰ってきたんですが、まぁ実際に届いてみたら・・・問題連発ヨ!

 

契約した物件が問題だらけ

その問題は後からゆっくりと伺うことにして、3月にタンザニアに戻ってからはどのような動き方を?

 

自分の家と工房探しをずっとしました。結局それも数ヶ月以上かかりました。予算があればもっと簡単に決まったんですけど、デポジットで半年分払うとかの条件のところが多くて、もうほんとスッカラカンで払えないので。

しかも現地の人達ではなく、各国からの駐在員とか富裕層の外国人を顧客ターゲットとしていたので、立地的にも予算が高く、余計に苦戦しましたね。かつ、水も電気も商売上絶対に切れたらいけない、かつ行動開始が午前4時とかなので治安的にも良いところ、となるとどんどん候補が絞られそれはもう、大変でした・・・。

 

今の工房を見つけるまでにそんな苦労があったんですね・・・。

 

実は一旦は他の物件で決まりかけてたんですよ。契約もしてデポジットも払ったんですが、大家さんと揉めて、契約の取消しを申し出たら、最終的には向こうの弁護士まで出てきて、契約破棄するのもめっちゃ消耗した・・・。

 

それは何があったのか聞いてもいい良いですか?

 

一旦決まりかけた物件は、オーナーさんが南アフリカ内にあるレソトっていう国に住んでいるタンザニア人で、普段はそちらにいるんですね。私が、下見にいったときにはタンザニアにいたけど、もう戻るから連絡は取りにくくなるからって言われてたんですよ。

いざその物件で進めようと立ち入ったら、もう問題だらけで。対面で話していた時は「修理は全部うちが持つから」という話だったのに、レソトに戻ってからは修理はしてくれない、なんなら連絡も全然取れないっていうので、パン屋さんとしての開業が出来ないから、「契約破棄する」っていったら、慰謝料要求されて。

 

うわぁぁぁぁ・・・。

 

全問題を解決したくれた「中国人のおじさん」

先ほどの機材の話題に戻りますが、そもそも買った機材が届かないって問題もあったんですよね?

 

そうなんですよ。支払いの件でめっちゃ揉めまして、そこで実は現在の中国人の同居人のおじさんが登場するんですが。タンザニアに3月に戻ったとはいえ、レジデンスのビザとれたのついこの間なんです。10ヶ月グレー滞在でして(笑)

 

グレー滞在2回目やん(笑)

 

ほんとにね(笑)まあ、グレーとはいえ、労働許可証がもらえるまで滞在許可される「スペシャルパス」っていう正式なパーミットはお金出してとって滞在してたんですが。

それくらい役所手続が本当に進まなくて、とにかくたらい回しにされる。滞在許可書を貰えないから銀行口座開けない。銀行口座が開けないから、現地での生活費の送金先も、法人口座もない状態で・・・。

 

そこに中国人のおじさんはどうからんで来るんですか?

 

それがですね、私当時はカフェでずっと仕事をしていて、その時も中国のメーカーとずっと膠着状態で。というのも、私が現地で法人口座がないから、日本から送金しようとしても、契約しているのはタンザニアで私が作った会社だから、日本からの送金は受け付けられないって言われて。

そのやりとりを、たまたまその時に相席で向いに座っていたおじさんが聞いてたんですよ。

もしかして、その電話の相手って中国人じゃない?だったら、僕がいま代理で中国語で話してあげるよ

って電話かわってくれたんです。で、その場ですごい色々とやってくれて、その時が初対面なのに(笑)

 

すごい運命的な出会いしてる!結局それはどう決着がつくんですか?

 

結局、その時はおじさんが間に入ってくれてもどうにもならなかったので、最終的には、私が日本からその中国人のおじさんの口座にお金をいれて、おじさんがタンザニアでやってる会社経由で支払いをしてもらいました。

肝心の機材の輸入も、結局、そのおじさんが毎月中国から荷物を輸入してたんで、一緒に積み込んでいいよって言ってくださって。

 

 

おじさんすごすぎる・・・。

 

おんぶにだっこです。全部やってくれました。しかも、その当時、私の居候先が全然水が出なくて、料理もろくに出来ないのでチョコしか食べてなくて、精神的にも身体的にもボロボロの状態で・・・。そんな話もしてたら、「だったらうちに一緒に住んで、工房もそこに作っちゃいなよ話までしてくれて。

結局パン工房も含めて、全部そのおじさんのお家でお世話になることになりました。

 

 

おじさん一体何者なの?福の神かなにかなの?

 

おじさんはですね、道路つくるときの基礎となる石を採掘する会社をやっている方で、タンザニアにいくつも岩山を持ってるんですよ。なので、私が今いる街中は商談の時にくるだけなので、普段は田舎の方にいらっしゃるんですね。だから、「空き家同然だからどうぞ」っていって貰えて。

 

もう本当にそのおじさんと出会ってなかったら、ジャクソンさんのタンザニアプロジェクトどうなってたのか全然わからないんですね!

 

そうなんですよ。実は今回の一時帰国にもおじさんの神エピソードがあって・・・。聞きます?

 

聞きたいです(笑)

 

今回の一時帰国のそもそもの目的が「クラファンで支援いただいた方へのリターン発送」だったんです。

エチオピア航空使って帰ってきたんですけど、預け入れできる手荷物が23kg×2個で46kgまでいけるんですよ。だから、クラファンのリターン分を含めても余裕でいけるって思ってたんですよ。

 

リターンって何だったんですか?

 

チョコレート、コーヒー、ドライマンゴー、カシューナッツです。各パッケージに内容量書いてあって、全部足して40kgくらいだったので、余裕だなーって思ってたんですね。スーツケースの重量いれてとんとんくらいだとおもって、いざ空港で計ってみたら、合計で60㎏超えてたんですよ。

 

えぇ!?パッケージの重さで15㎏も誤差でませんよね・・・?

 

それはないと思いたいんですが(笑)とにかくめっちゃオーバーしてて、エチオピア航空は1つの荷物につき重量オーバーしたら90ドル払うんですよ。で、2つともが重量オーバーだから、180ドル払わないといけなくなって。

 

うわー2万円近い出費になりますね・・・。痛い。

 

荷造りの時点で中国人のおじさんは「絶対に60kg以上あるって、おかしいって」って言ってくれてたんですが、「いやいや、まさかまさか(笑い)」って聞き流してたんですね。結局おじさんが心配して車で送ってくれただけでなく、一緒にカウンターまで来てくれてたんです。

でいざカウンターで荷物計ったらそれでしょ。笑

結局おじさんのタンザニア生活5年で培われた特殊なコミュニケーションスキルが発動して、180ドルの追加料金が結果的に100ドルになったんですね。

 

なんで!?

 

すごいでしょ?やるんですよー。でもおじさんスワヒリ語話せないし、英語も特に上手いわけでもないんですよね。

私その時、なんとか機内持ち込みぶんに移せないかと、姑息な考えを発揮して足下でずっと荷物ごそごそやってたんですが、スタッフのお姉さんがずっと「NO Thank you. NO Thank you.」って言ってるのは聞こえてたんですよ(笑)

で、パッと顔あげた時にはすでに交渉が終わってて。で、おじさんも「ほら、終わったからいくよー」って言われて。

 

すごい人が同居人ですね!

 

特殊スキル持ってるんですよ。

 

そのスキルもしや「アンダーザテーボー」ってやつですかね(笑)

 

ザ・テーボーでしょうね、きっと。まぁ、そういう若干の曰くつきでリターン品は無事に日本に持ち帰られました(笑)

 

福の神すぎるおじさんに助けられながら、いよいよパン屋さんとして稼働が始まるわけですね!

 

いや実はまだまだ事件があるんです・・・。

 

次回予告
ついにパン屋も開業!毎日が「想定外」パン屋の日常、そんな中パン屋を立ち上げた「理由」でもあったケルビン君の突然の失踪
本当にこれは全部1年以内に起こったことなんですか!?映画よりも、本よりも、刺激的なジャクソンさんのタンザニアライフは終わらないけれど、対談はこれが最終回!
ー明日、5月12日公開予定!ー

 

ジャクソンからのお知らせ🙌

最後まで読んでいただきありがとうございます!

 

取材をうけて早5ヶ月・・・現在もタンザニアでパン屋を経営していますが、コロナの影響でお店を無期限一時休業することになってしまいました

 

私自身無収入(!)になってしまうのですが、社員のお給料はなんとか捻出し続けなければならない。。ということで、どうか皆さま、お力を貸してください。

 

「NETFLIXとビールさえあればお家時間は毎日優勝」

「子どもはいい子ちゃんだし困ってない」

「好きな子にLINEするなんて朝飯前。電話かければ声聴けるしモーマンタイ俺イケメン。」

 

とかっていう本音は置いておいて、一度でいいからオンラインでジャクソンと、ボーイズとお話しましょう?!してください、お願いいたします!🙇‍♀️

 

【こんな人にオススメ!】
  • 久しぶりに友達とワイワイしたい
  • パン生地捏ねてストレス解消したい
  • 普通にパン作り習いたい
  • 気になるあの子と一緒に何かしらする口実を作りたい
  • 元ストリートボーイズの話を聞きたい
  • タンザニア起業のあれこれを聞きたい
  • とにかくジャクソンと絡みたい


ボーイズ(うちの社員)と話したい!という方、ジャクソンが随時通訳いたします。

 

また、作業中でも私やボーイズに質問等ありましたらどしどししてもらって大丈夫です。

「ボーイズはいい。とにかくジャクソンを独占したい。」というご要望もお待ちしております(そんな奴おるか)。

あ、こう見えてパン作りは真面目にやっている者ですので、普通にパンづくりを習いたい!という方も、もちろんいらしてくださいね!(笑)

 

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