【アフリカ若手対談】 ×デニムクリエーターぎおん④-言葉に出来てはダメ。二人が見据える未来-

クラウドファンディングで350万円調達!デニム業界にデビューから一気に切り込みをかけた祇園涼介(ぎおん りょうすけ)、そしてAll About Africa管理人にして、法人化したTokyo Africa Collectionで取締役も務める稲川雅也(いながわまさや)

 

彼らは共に1995年生まれの24歳、そしてアフリカに魅せられ人生を突き動かされてきた者同士でもある。

 

そんなアフリカ若手の筆頭とも言える2人の対談ついに最終回第4弾!

 

「前回は、2人を突き動かす原点にあるもの、精神面や強い想いの部分を聞きました。どこまでもアフリカへの愛が溢れる2人の言葉に思わず私も胸が熱くなってしました。」

 

前回の記事はこちら☟

 

「最終回となる今回は、まだまだ24歳という2人のこれからの夢を自由に語ってもらいます!話をしていて、内容や行動力で忘れがちなんですが、この人たちまだ24歳ですよ。年齢って本当にあくまでも数字なんだなって思い知らされてます…31歳。それでは、どうぞ!」

 

稲川雅也(いながわ まさや)
1995年 神奈川県出身|株式会社東京アフリカコレクション取締役副社長|アフリカウェブメディアALL ABOUT AFRICA代表|フリーとしてアフリカ旅発信やイベント登壇も精力的に取り組む|学生時代にタンザニア教育支援の学生団体ASANTE PROJECTを創設、代表を務めた|2019年アフリカ10ヵ国縦断達成。

祇園涼介(ぎおん りょうすけ)
1995年 岡山県岡山市出身。小学校〜高校まで野球一筋で育つ。
関西圏の大学に進学するも、鬱と不眠症に。そんな中、ふと見た野生のカバの動画に心を撃たれアフリカへの渡航を決意。ケニアでの2か月間の野生動物保護プロジェクトでキリンの出産を成功させる。
その後世界30か国以上を周遊。1年間のイギリス留学を経て、豊田通商(株)に入社、10か月で退職。GHION DENIM立ち上げ。https://www.ghiondenim.com/

経歴が濃すぎる2人の対談のファシリテーターを務めるは、Korinです。

 

Korin (コリン)
1987年 京都出身。6年間雑貨バイヤーとして会社務め、退職後イギリスに2年在住、旅した国は世界41ヶ国。ふと "アフリカに呼ばれている" と会社を衝動的に退職すること2度目。マサヤと旅の途中でたまたま出会い、共にアフリカを周遊後、AAAに参入。ライター、編集、営業なんでもこなしている。自身の旅先から買い付けてくるオンライン雑貨屋「KIZUNGUZUNGU」のオーナーでもある。

言葉に出来てはダメ。

 

「今までの話も踏まえてさ、やっぱり2人の関わってる世界ってさアフリカであったりデニムであったり、閉じられがちな世界じゃん。それこそデニムの世界って一旦は熱狂的なブームは終わってるじゃない?あれほど毎年話題になってた芸能人ベストジーニスト賞すら聞かなくなった。そこにあえて自分らしさを持ちながら、光をあてて、扉を開こうっていうのって、良いよね。あ、これ質問じゃなくて、感想。笑」

 

「動画のクリエーターといつも話しているのが、言葉に出来ちゃ駄目だなって。」

 

「お、またぎおん節な予感w」

 

「映像作って『あそこのこの部分がいいよね』って感想が出るのって動画としてはそんなに成功じゃないって思ってて。 見たあとに、『うーーーーん』ってしばらく考え込んで何が良いかわからんけど、とにかくいいね!』っていうのがビジュアルで感覚的に伝えることの本質だと思ってる。だってせっかくあえてビジュアルで伝えようとしていることを言葉に落とし込まれるとビジュアルの意味がない。ダサいか、カッコいいかっていう無意識的な感覚に響かせるには、ビジュアルだと今は思ってる。

 

「あと打ち出し方がやっぱり今風だよね。動画を作り込んで一発でちゃんと響かせて。あれだけのイメージを文字にしたら何万時っていう文字数になるわけじゃん。それを数分でよくわからない感情だけど伝えきるってすごい。私はそれこそアフリカ界隈にこういうスペシャルなスキルを持った人に来て欲しいと思っていて。

 

「うわー、わかるなーそれ。」

 

「デザイナーとか、アーティストなどクリエイティブな人たちに来て欲しい。もしそういう人たちが来たらアフリカは必ずバズる。アフリカは日々が面白くてコンテンツに溢れているから。」

 

「ほんと、伸びしろしかないですね。」

 

「だから今回みたいにクリエィティブなぎおんさんとその想いを形にできてしまうパートナーがいてくれると、すごいいいよね。ちょっと前で言うとそれこそヨシダナギさんが与えた影響ってすごいじゃない。

 

「確実にアフリカに関心の無かった層にも届いてる。」

 

「それこそ写真っていう伝わりやすいビジュアルの持つ力が出てる。」

文字だから、AAAだから出来ること

 

「そいういう意味ではさ、AAAって逆じゃん、文字勝負。そこってぎおん君から見たらどんな感じに映るの?」

 

「なんか僕らが出来るか出来ないかは別にして、絶対に必要なことだと思うんですよ。深さを与えるには、やっぱり文字書きだって僕は思ってて。僕らもホームページのリリースに合わせてライターに入ってもらうんですけど、彼とはビジュアルは入口としてあって、それでも絶対に文字じゃないと伝えられない深さがあるよねって言ってる。だから、これからも文字は大切な媒体であり続ける気がしてます。

 

 

「文字が必要かどうかっていうことよりも、私は、AAAは読者ベースではなくて発信者ベースで考えていて。いかに発信者が発信しやすく、そしてその場で自信をつけていってもらえるかを大切にしている。だから、読者ベースで考えるならそれこそ上がってきた記事にガッツリ編集いれて、内容ほとんど変えちゃうくらい、とにかく読みやすい記事にまとめなおして、みたいにした方が良いんだろうけど、私は高校生とか、初めて文章を書くっていう人が、AAAで記事書いたらこんな風に感想を貰えるんだ、じゃぁ今度は自分で発信してみようとかそういう新しい自分事に繋げていって欲しいから、あえてそこまで編集はいれない。発信者がいかに気持ちよく発信するかが重要だから、"ブログが集まる場所"っていう表現にしている。」

 

「なるほど、面白い。」

 

「動画を作るのって難しいけど、とりあえず何か書くっていうのは誰でも出来るから。」

 

「マサヤ君はさ、そうやって自分でも記事書いたり、編集したりしつつ、アフリカ縦断からYouTubeでの動画発信もやるようになったじゃん。自分でやってみてやっぱり発信の仕方とか、反応とか違うなって思ったりする?」

 

「文字と動画で?YouTubeは編集がマジで大変。でもさ、アフリカはやっぱり動画でしょ!って思うんだよね。読むって少し身構えちゃうけど、流れているのを見るだけって障壁が低いからね。動画はいいと思うよ。特にアフリカとの親和性はすごい高い。」

 

 ※記事は次のページへ続きます。

 

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