【最終回】「点」から「線」へ。進路に悩むあなたに-吉川ますず⑦‐

大学在学中アフリカについて専攻し、タンザニア・モロッコ・ルワンダへの渡航履歴を持つ吉川ますずさん。

 

インターンや旅行を通して気付き学んだこと、そしてそれらを自分の人生にどう昇華させていくのかを綴る、新連載です!進路に悩む高校生・大学生必見です!

 

ターニングポイント!

私は人生で2回、命の危険を感じた瞬間があります。

 

1回目は年末年始にドイツに旅行した時のこと。

 

滞在していたベルリンでは、花火を打ち上げたり豪華な年越しイベントがあると聞き、友達三人とベルリン駅を降りました。

 

しかし、それは想像を絶する祭りでした。花火が四方八方から休む暇もなく打ち上げられ、これに当たったら私は死ぬんだ…と本気で恐怖を感じました。

 

そして、2回目はタンザニアでのこと。

 

ある日バスに乗って友達の家に向かっていたところ、途中から雨が強くなり、最終的にはバスの1/3くらいの高さまで水かさが増し、跳ね上がった水しぶきで窓の外が見えなくなってしまうほどの大雨になりました。

 

現地の人たちは「ハクナマターター(問題ない!)」という感じで乗っていましたが、タンザニアのガタガタな舗装も相まって、私にとっては恐怖の時間でした。横転したらどうやって脱出しようか、どうすれば助かるか…というようなことをずっと考えていました。

 

このような経験をすると「日本の安心感ってすごいな…。」とつくづく思います。

 

日本ではあまり気づきませんが、タンザニアでは大雨で橋が崩れてしまう現実を目の当たりにして、「インフラ」が生きるために重要な役割を果たしていることに初めて気付かされました。

 

そして、私は「死」を間近に感じて、「生(どのようのに生きたいか)」について再び考えさせられたわけです。

 

どんな方法でも貢献できる!

「生き方」の一つとして、「人の役に立ちたい!」ということを漠然と考え、高校時代から「国際協力」に携わってきました。

 

昔の私は、「国際協力」というと、なんとなくポスターで見るような「学校」や「教育」支援を思い浮かべていたと思います。

 

でも、アフリカまたは日本で、様々な形で活躍している方々と出会い、いわゆる「国際協力」だけが「国際協力」ではない、ということに気づきました。

 

少し複雑な言い方になってしまいましたが…笑

 

「貢献」の仕方は一つではないということです。

 

地域の中で生活を共にし、ローカルな視点から人々を支える人もいれば、国際機関などでグローバルな視点から課題解決に取り組む人もいます。

 

また、

  • 食品会社や栄養関係の仕事を通して、「食」や「健康」の分野から貢献する人
  • 医者や看護師として「医療」の分野から貢献する人
  • エネルギーや建設会社、航空会社など「インフラ」や「物流」の分野から貢献する人
  • 教授や研究者、大学院生としてさらに学びを深めるという人

などなど…(ほんの一例ですが)

 

どの働き方も、どのアプローチも「国際協力」に繋がっていると思います!!

 

繋がりを大切に!

今まで、私は「繋がり」という言葉をとても大切にしてきました。

 

「経験の繋がり」「人と人の繋がり」

 

特にアフリカという地では、文化の違い、言葉の壁、大量の虫など、日本とは異なる環境で苦しんだ時間もとても長かったです。その中で、インターンの仕事を任され、「自分ができること」「達成すべき水準」を見比べて、途方にくれる瞬間も幾度となく訪れました。

 

(ちなみに私はタンザニアでは帰国までの日数をカウントダウンしたり、ルワンダでも帰りたくなって航空券を調べたりしていました笑)

 

でも、タンザニア(1回目の渡航)での学びをルワンダ(3回目の渡航)で活かせたり、ひょんなことが意外とターニングポイントになったり(この記事も最近ハマっているお笑い芸人又吉さんに触発されたのがきっかけで書きました笑)、最初は想像もしていなかったことが起こったり…

 

沢山悩んで考えた時間はいつの間にか「点から線」になり、今思い返すと、辛い思い出も苦しい思い出も全て自分にとって大切な思い出だったなと思います。

そして、それを支えてくれたのが、
やはり「人との繋がり」でした。

 

どんな辛い時も、Masuzu~って名前を呼んでくれたり、落ち込んでいる時にジュースを作ってくれたり、モヤモヤしている時に一緒に悩んでくれる人がいて、「もうちょっとだけ頑張ろうかな!」という気に何度もさせてくれました。本当に感謝です!!!

 

そこに行ったから出会えた人が沢山いて、誰かと一緒に見る景色は更にきれいで、誰かと話すことで新しい気づきにワクワクして、人と深く関わることでその土地がもっと好きになり、「人との出会い」は私の原動力でもあり成長の源でした。

 

きっと必要な時に必要な繋がりが生まれるのだな!とこれからの出会いもますます楽しみになります!

 

そんな中で、「相手を理解したい!」という気持ちが、自然と「異文化理解」という枠を超え、「人と人の関わり」に変化していくのだと感じました。

 

点から線へ!

これまでの6回の記事でみなさんに問いかけてきたように、自問自答を繰り返した結果、私は運輸系の企業に就職することを選びました。

 

  • タンザニアで死にそうになって感じた「インフラの重要性」
  • 自分の成長や気づきに必要不可欠だった「人との繋がり」
  • 4年間で一番の学びだった「相手の目線で考える」

 

この3つが繋がったわけです。
つまり点と点が線になった瞬間でした。

 

バラバラだった経験も、改めて一つであったような気がしています。

 

そして今後、私は社会人として仕事を精一杯頑張ることももちろんですが、これまでのアフリカでの経験や、それに行き着くまでの経緯から、新しい目標を見つけました。

 

それは「与えられる人から与える人」になることです!

 

今まで「自分がどう生きていくか」というようなことばかり考えてきましたが、自分が沢山の経験と愛を与えてもらった分、今度は自分が人の役に立てたら!人々を応援できたら!と思い、「進路を考えている学生に向けて」この連載を書きました。

 

少しでも共感する部分を見つけて頂けたなら嬉しいです!!!

 

最後に…

このような経験を与えてくださった全ての皆様との「繋がり」に感謝いたします。(本当は一人ひとり感謝お伝えしたいところですが、この場では割愛させていただきます。)

 

今後は私自身が繋がりに貢献できる人になれますように頑張ります!

 

特に国際協力をしたい!と考えている学生の皆さん!皆さんの夢を心から応援しています。

 

さて、最後の質問です。

みなさんのキーワードは何ですか?ターニングポイントになる瞬間はありましたか?

改めて最初の一行を考えてみてください!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!!