スワヒリ語で場所を
尋ねてみよう!

こんにちは。ALL ABOUT AFRICAスワヒリ語学習室です。

目的地を目指して、道ゆく人に「○○はどこですか?」なんて、旅行中に絶対使うフレーズですよね。スワヒリ語で尋ねたら、知る人ぞ知る素敵な楽しみ方も知れちゃったりして...!

 

私は○○に行きたいです

1)   Ninataka kwenda ○○.
→「○○に行きたいです

発音: ニナタカ クウェンダ ◯◯

 

〇〇に入る名詞
◎発音は、ローマ字読みです
例)kituo cha basi/taksi
発音 : キトゥオ チャ バスィ/タクスィ
「バス停/タクシー乗り場」
・uwanja wa ndege「空港」
・hoteli*「食堂/ホテル」
・duka la dawa「薬局」
・shule*「学校」
・hospitali*「病院」
・soko*「市場」
・choo*「便所」
・msalini「お手洗い」
・kujisaidia「トイレに行くこと」
・kiosk「コンビニ」

・posta「郵便局」

「*」マークがついているものには名詞の最後に、~ni「意味:~へ、に」を付けます。
例)hospitalini 発音: ホスピタリーニ、
sokoni 発音: ソコニ

 

▼第1回目のコラムはこちらから▼

 

 

〇〇はどこですか?

2)  〇〇 iko wapi?
→「○○はどこですか?
発音: 〇〇 イコ ワピ?
返答例: Iko karibu na hapa. イコ カリブ ナ ハパ
「それはここの近くです」

スワヒリ語の名詞は、名詞のはじめにくる接頭辞が何かによってクラス分けがされています。
例えば、日本人を表す名詞「Mjapani」なら最初のアルファベットが「M」なので、名詞クラスは1クラス、石を表す名詞「jiwe」は接頭辞が「ji」なので名詞クラスは5クラス。などと振り分けられていて、1クラスから18クラスまで存在します。

また、名詞はそのクラス分けによって動詞につく主語接辞も変わってきます。
なんとなくものすごくややこしいような感じをにおわせてしまいましたが、この名詞クラス、コンコードについては詳しくはまたコラムを書いてご説明しますね!

何が言いたいかというと、先ほどご紹介した場所の名詞にも実はこの名詞クラスとコンコードの仕組みが適用されるので
「トイレはどこですか?」と聞くときは

Choo kiko wapi?

となり、
「薬局はどこですか?」と聞くときは

Duka la dawa liko wapi?

といったように主語の名詞クラスによりkoの前にある主語接辞がkiliなどに変化、つまり場所の名詞と主語接辞がコンコードするというわけです。

しかし!


そんなの全部覚えるなんて無理に決まってるじゃん!という方のために、どんな場所の名詞にも対応する主語接辞をご紹介します。

 

それが…「i」なんです。

英語で言う「It」のような役割をしてくれます。
正しい文法で話したい方は、名詞クラスとコンコードをばっちり覚える必要がありますが、
とりあえず、なんとか伝えて場所を教えてほしい!という方は

〇〇 iko wapo?
例) Choo iko wapi?

を使って尋ねてみましょう!
しっかり通じますよ!!

 

 

場所を尋ねたときの返答

 

場所を尋ねることができて返答してもらえてはいいけれど、相手が何を言っているのかわからない!!
なんてことにならないように、こちらに単語集を載せておくので参考にしてみてくださいね。

使える頻出単語集
・Karibu na~「~の近くに」
・mbele ya~ 「~の前に」
・nyuma ya~「~の後ろに」
・pinda   「曲がる」
・pale     「あそこ」
・hapa    「ここ」
・hapo    「そこ」
・kushoto      「左」
・kulia           「右」
・barabara     「大通り」
・njiapanda   「分岐点」
・taa ya trafiki 「信号」
・mpaka~      「~まで」
・Nenda njia hii moja kwa moja  

 「この道をまっすぐ行きなさい」
・Itachukua muda gani?
「どのくらいの時間かかりますか?」
・kwa miguu  「徒歩で」
・kwa basi       「バスで」
・kwa taksi      「タクシーで」

・Soko la ’Masai’ iko wapi?   (マサイマーケットはどこですか?)
・Ninataka kwenda kujisaidia  (お手洗いに行きたいです)
・Nenda njia hii moja kwa moja mpaka pale. (あそこまでこの道をまっすぐ行きなさい)

では、会話例を見てみましょう!

会話例

A:Hujambo!   「こんにちは」

B:Sijambo!     「こんにちは」

A:Naomba nioneshe njia「道を教えてください

B:Sawa. Unataka kwenda wapi?   「いいよ、どこにいきたいの?」

A:Ninataka kwenda kituo cha basi kupata basi la kwenda Morogoro.
「モロゴロ行きのバスに乗るために、バス停に行きたいんです」

B:Nenda pale. 「あそこに行きな」

A:Wapi…?   「どこですか…?」

B:Haya twende pamoja.   「じゃあ、一緒に行こう!」

第9回はこれで終わりです。みなさん、ここまで見てくれて、Asanteni sana! どうもありがとうございました!

皆さんの旅・移動がスムーズで楽しいものになりますように!それでは Kwa herini! さようなら!

Maneno muhimu = 重要単語
kituo=駅、停留所 / basi=バス / taksi=タクシー / hateli=食堂、ホテル / duka=店 / dawa=薬 / shule=学校 / hospitali=病院 / soko=市場 / choo=便所 / msalini=お手洗い / kujisaidia=トイレに行くこと / kiosk=キオスク、コンビニ / posta=郵便局 / karibu=近い、ようこそ / mbele=前 / nyuma=後ろ / pinda=曲がる / pale=あそこ / hapa=ここ / hapo=そこ / kushoto=左 / kulia=右 / barabara=大通り / njia=道 / njiapanda=分岐点 / taa ya trafiki=信号 / mpaka~=~まで / moja kwa moja=まっすぐ / muda=期間 / miguu=足(複数) / chukua=(時間が)かかる、とる
小森先生のアドバイスコラム
小森淳子 : 大阪大学外国語学部スワヒリ語専攻・准教授
今回出てきた「名詞クラス」ですが、これは、スワヒリ語文法の中で、重要な特徴の一つです。

スワヒリ語の名詞は、語頭の「接頭辞」の形によって、いくつかのクラスに分かれています。たとえば、kijiko「スプーン」や kikombe「コップ」は、
ki- で始まっているから「ki クラス」の名詞、というわけです。(スワヒリ語学では、名詞クラスに番号をつけて呼ぶので、ki クラスは、7クラスとも呼ばれます。)
ki クラスの名詞の複数形は vi クラス(8クラス)になります。vijiko「スプーンpl.」や vikombe「コップpl.」のように。

「子ども」とか、「日本人」とか、「人」を表す名詞は、だいたい m- で始まっていて、その複数形は wa- になります。だから、mtoto 「子ども」(1クラス)、watoto「子どもたち」(2クラス)となるし、Mjapani「日本人」、Wajapani 「日本人たち」ということになります。

 スワヒリ語の名詞クラスの仕組みは強大で、借用語にも適用しちゃう! 日本に来たタンザニア人、日本の「着物」を見て、「おー、トラディッショナルな日本の服、ね!」と感激して、kimono という単語を覚える。すると、たくさんの着物を見ると、絶対に vimono と言っちゃう。名詞の接頭辞の「威力」を感じるよね?