「現地の人達の本当の願い」を支援する側は聞けていますか?

みなさんこんにちは!4月から高校3年生になる平林るりです。

 

私は去年の3月、1週間学校主催のエチオピアスタディーツアーに参加しました

 

今回の記事は3つ目の記事になります。他の記事ではアフリカがくれた「宝物」、それから私が感じた二つの「出会い」について書いたので興味のある方は是非そちらも読んでみてください!

 

 

3つ目の記事では「現地の方の願い」について書いていきたいと思います。

 

アフリカの人にとっての「アフリカ」とは?

1週間の滞在で毎日一緒に活動してくれたエチオピア人の通訳の方がいらっしゃいました。

 

その方は日本の大学に留学し日本語が流暢に話せるうえ、陸上をやられていたため駅伝にも出場していました。

そんな彼は私たちがエチオピア人と会話したい時、正確に訳してくれて私たちが投げるたくさんの質問にも対応してくださいました。

 

スタディーツアーの最後に私たちは、メンバー全員が「何を学びどういうことを感じたのか」シェアする会がありました。

 

現地でお世話になった日本人のNGOの方が経営するレストランでそれぞれが1週間のラップアップをしました。

 

そんな中、私は現地の人にどうしても聞いておきたい質問がありました。

それは「アフリカに住む方はアフリカについてどう思っているの、何を世界の人に伝えたい?」という質問です。

 

これはネットで検索しても日本にいるアフリカに関連する仕事に勤めてる人に聞いても、見つかる答えではありません。

 

現地に住むからこそ見れる、見える、アフリカの姿だと思い質問しました。

 

彼の答えはこうでした。

 

「確かにメディアはアフリカの悪い姿をたくさん写します。だから偏見がついてしまうのも仕方がありません。

実際にアフリカでもアフリカ内の紛争について報道されます。しかしアフリカの大きな特徴は豊かな自然です。

人は自然で学べることが多くあるのに、それを資源としてちゃんと利用できていません。私は偏見を持っている方に伝えたいです。

世界のどこに行っても言葉が通じればみんな一緒です。」

 

最後の文章は通訳をしているからこそ言葉の重みや大切さを理解できるんだなと思いました。

 

またエチオピアのJICAで働いているエチオピア人の方もこう言ってくれました。

 

メディアで報道されている紛争は一部です。それをアフリカ全体が紛争していると思って欲しくないです。

私は実際アメリカに行ってメディアが映すアフリカを知り、国外では別のことが繰り返し人々に発信されていると分かりました。

アフリカの中と外でアフリカの印象が違くて意識が変わりました。」

 

 

本当の願いを支援する側は聞けていますか?

私たちは普段、支援をする立場として例えば「教育や清潔な水を届けてあげたい」と思います。

 

人間としてこのように思うのは自然なことでしょう。

 

誰でも生活がより楽に、より生活のしやすい環境を求めます。

支援される側はサポートを受けて助かります。

 

ただ、私たちはこれとは別に彼らの声を聞けていますか?

生活面での需要ではなく、アフリカ人だからこそ望んでいることに私たちは気づくことがありますか?

 

環境がよくなることを求めるのは、全世界どこに行っても誰もが思うことです。

 

生活を保つための支援は目に見えるから私たちはこれが支援の方法だ、と認識することができます。

 

しかし現地の方の希望や望みというのは彼らの口からでしか聞けないため、私たちは予想することができません。

 

仮にできたとしても、それは日本人としての基準の上での予想になるのではないでしょうか。

 

無意識のうちに私たちは自分の中にある基準をベースに物事を考えがちです。

なのでアフリカ人が望んでいることを理解できるかと言われたら地域や環境、習慣が違うため「アフリカ人」が望むことを当てるのは難しいことだと思います。

 

人が生活していける支援ももちろん必要です。

しかしその中で現地の方の本当の願いを聞き、「想い」を支援する側にも知ってもらうことが彼らの望みを叶えられる、いわゆる幸せの一つに繋がるのではないでしょうか。

 

お互いが理解し、初めて支援ができたと言えるのではないかと私は思います。

 

今ではネットで調べればすぐに色んなことが調べられます。しかし現地の声まで聞けるかと言われたらそれは難しいです。

 

まだまだ未知のアフリカ大陸は私たちの知らない素晴らしいものがたくさん詰まっています。

私たちがそれを引っ張り出し伸していくことが、私たちのできる支援の一つの在り方だと思います

 

アフリカの大地に足を踏み入れた高校生が感じることは数えきれないほどですが、特に現地の方の声に少しでも耳を貸して、たくさんある声を拾いたいと私は強く思いました。