
新型コロナ・ウイルス感染症の影響により、アフリカへ容易に渡航できない時代がやってきてしまいました。アフリカでの企業活動や国際協力も、大きな変化を経験しています。
このような状況でも、わたしたちがアフリカとつながり続けるために、タンザニアを拠点にするJATAツアーズと、タンザニアで長くフィールドワークを経験したアフリック・アフリカのメンバーが手を組み、タンザニアの風を皆さんに届ける連続ウェビナー(全5回)をおこないます。
今回の連続ウェビナーでは、タンザニアに関わり続けてきたメンバーが話題提供者となり、タンザニアやアフリカに関心をもつ多くの皆さんと知見を共有し、交流する場をつくっていきます。
また、毎回ウェビナーの最初にはJATAツアーズのスタッフがタンザニアから参加し、わたしたちが行けない「今のタンザニア」の状況を伝えます。
第2回は『タンザニアにおける新型コロナ・ウイルス感染症という経験と今後』です。
おかげさまで大盛況にて、第1回から100名を超えるお申し込みをいただきましたので、定員をもう100人増やしました!
アフリカ未経験・初心者からベテラン・アフリカニストまで、みなさんのご参加を待っています!
この記事の目次
第2回ウェビナー内容
①「新型コロナ・ウイルス感染症と向き合う(現地報道から)」
「コロナは悪魔」、「パパイヤ、陽性」、感染者数公表の停止、そして「コロナ・フリー」宣言。
20年以上、研究者・国際協力の実務者としてタンザニアに関わってきた溝内が、現地メディアの情報をもとにタンザニアのコロナという経験の政治的、経済的、社会的側面について話題を提供します。
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程(5年一貫制)指導認定退学(地域研究修士)。元在タンザニア日本国大使館 草の根・人間の安全保障無償資金協力外部委嘱員、元JICA 企画調査員(ボランティア事業(タンザニア・ウガンダ)。元タンザニア(本土)/ウガンダ柔道代表監督。
②「コロナ禍における野生動物調査の現状」
タンザニア西部に位置するマハレ山塊国立公園では、チンパンジー 、ベルベットモンキー、ブッシュバックなど、様々な動物を間近で 観察できます。
マハレの観光地としての魅力に加えて、人獣共通感染症であるコロナウイルスとどう向き合っていくのか、研究者と現 地の人々の現在の試みを紹介します。
2012年に初めてタンザニアを訪れる。以降5年間のうち約2年 をタンザニアで過ごし、アフリカヒョウの生態調査をおこなう。時 にはタンザニアのさまざまな観光地に大型ネコ科動物を探しに行く 、ネコ好き。京都大学大学院理学研究科人類進化論研究室研究指導認定退学(理学博士)
第2回ウェビナー詳細
【日時】
2020年7月25日(土)
20:00~21:30(19:50開場)
20:00~20:15:趣旨説明/「今のタンザニア」(ダルエスサラームより相澤:JATAツアーズ)
20:15~20:40:溝内「新型コロナ・ウイルス感染症と向き合う(現地報道から)」
20:40~21:05:仲澤「コロナ禍における野生動物調査の現状」
21:05~21:30:質疑応答(イベント後、交流会も行います)
【参加定員】
180名+アフリック会員20名
(5回券を購入済の方の人数を含めます)
【実施方法】
オンライン(ZOOMでの実施)
- イベント当日15時までにZOOMのURLのリンクとパスワードを送ります。ZOOMの接続テストサイト( https://zoom.us/test )にて、事前にご確認いただけると安心です。
- 同リンクやパスワードは参加申し込みをした方以外に漏らさないようにお願いします。
【参加費】
- 1回 500円
- アフリック・アフリカ会員 無料
*本企画の収益は、JATAツアーズが日本とタンザニアを結ぶ事業を継続していくための資金として活用します。
*なお、別イベントページにて見逃し配信の販売を行う予定です。参加券をお持ちの方へはURL(Youtubeにて限定利用予定)を無料でお送ります。
*アフリック・アフリカ会員になると参加費は無料です(年会費4000円、学生3000円、会員登録はアフリックのサイトから)
【注意事項】
- 参加申し込み完了後、ご登録のメールアドレス宛に申し込み完了の案内メールが届きます。当日のログイン情報を問題なく受け取っていただくために、申し込み完了のメールを受け取ることができたか、ご確認ください。
- 政治団体、宗教、ネットワークビジネス等の勧誘は禁止です。会場にて見受けられた場合は、退出をお願いします。
- インターネットの通信上の問題により、ウェビナーの途中で講演者の接続が切れた場合は、代読の可能性もあることをご了承ください。
全5回のスケジュール
*話題提供者の都合により2回以降は日時が変更する可能性があります。
*第5回の日程が8/29に変更になりました。
❖JATAツアーズ❖
JATAツアーズは、タンザニアのダルエスサラームに事務所を構える旅行会社です。
これまで多くの人びとのタンザニアへの旅行や赴任、タンザニア内での研究や仕事を支援してきました。
くわえて、日本とアフリカの架け橋となることを企業理念としてきたJATAは、現地で調査研究を行う研究者を話題提供者として「タンザニア・フィールド・ステーション・セミナー(FSセミナー)」をダルエスサラームで開催してきました。
FSセミナーは、研究者のみならず、タンザニアに関わるさまざまな人々が議論・交流する場となってきました。
fa-calendar-check-ohttps://www.jatatours.com/
❖アフリック・アフリカ❖
アフリック・アフリカは、アフリカをフィールドに調査研究する研究者によって設立されたNPO法人です。
2004年の設立以来、日本とアフリカの人々が相互に学び合える関係をつくりだすことを目指して、出前授業「アフリカ先生プロジェクト」を実施してきました。
すでに100回を超える実績をもつ「アフリカ先生」では、日本各地の教育現場や国際交流関連の施設等で、アフリカで培ってきた経験やフィールド調査の結果を共有してきました。
fa-calendar-check-ohttps://afric-africa.org/