
新型コロナ・ウイルス感染症の影響により、アフリカへ容易に渡航できない時代がやってきてしまいました。アフリカでの企業活動や国際協力も、大きな変化を経験しています。
このような状況でも、わたしたちがアフリカとつながり続けるために、タンザニアを拠点にするJATAツアーズと、タンザニアで長くフィールドワークを経験したアフリック・アフリカのメンバーが手を組み、タンザニアの風を皆さんに届ける連続ウェビナー(全5回)をおこないます。
今回の連続ウェビナーでは、タンザニアに関わり続けてきたメンバーが話題提供者となり、タンザニアやアフリカに関心をもつ多くの皆さんと知見を共有し、交流する場をつくっていきます。
また、毎回ウェビナーの最初にはJATAツアーズのスタッフがタンザニアから参加し、わたしたちが行けない「今のタンザニア」の状況を伝えます。
最終回でもある、第5回は『タンザニア農村にみる環境とのつきあい方』です。
おかげさまで大盛況にて、第1回から100名を超えるお申し込みをいただきましたので、定員をもう100人増やしました!
アフリカ未経験・初心者からベテラン・アフリカニストまで、みなさんのご参加を待っています!
この記事の目次
第5回ウェビナー内容
①「木を植える人びと」
タンザニア南部に位置するンジョンベ州では、この20年のあいだに、丘陵を覆っていた草原が濃緑色の林へと変貌し、茅葺きの小さな家々はトタン屋根の屋敷に建て替えられていきました。
自ら木を植え、人工林を葉っぱや樹皮まで使いつくすことで生活向上と環境保全を両立させてきた、ベナの人びとの営みを紹介します。
②「自然エネルギーを生み出す人びと」
タンザニア南部の山奥、電気がきているはずがない地域で電灯がともっている。
それは村びとが手がけた水力発電によるものだった。
谷川をつかって巧みに電気を生み出すのは、どのような人たちなのか?そこにみられる斬新な工夫の数々をたどりながら、新たに広がりつつある環境利用の姿を紹介します。
青年海外協力隊員(食用作物)としてタンザニアで活動。以後、大学院、大学教員とタンザニア南部を中心に農村開発や資源利用に関する調査と実践を継続している。最近では、とくに小さな水力の利用と資源の保全の関係に関心をもっており、日本の地域社会の自然エネルギー利用に関する調査も手がけながら、タンザニア農村にいかせる情報を得ることに力を入れている。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了(博士)。
第5回ウェビナー詳細
【日時】
2020年8月29日(土)
20:00~21:30(19:50開場)
20:00~20:15:趣旨説明/「今のタンザニア」(ダルエスサラームより相澤:JATAツアーズ)
20:15~20:40:近藤「木を植える人びと」
20:40~21:05:黒崎「自然エネルギーを生み出す人びと」
21:05~21:30:質疑応答(イベント後、交流会も行います)
【参加定員】
180名+アフリック会員20名
(5回券を購入済の方の人数を含めます)
【実施方法】
オンライン(ZOOMでの実施)
- イベント当日15時までにZOOMのURLのリンクとパスワードを送ります。ZOOMの接続テストサイト( https://zoom.us/test )にて、事前にご確認いただけると安心です。
- 同リンクやパスワードは参加申し込みをした方以外に漏らさないようにお願いします。
【参加費】
- 1回 500円
- アフリック・アフリカ会員 無料
*本企画の収益は、JATAツアーズが日本とタンザニアを結ぶ事業を継続していくための資金として活用します。
*なお、別イベントページにて見逃し配信の販売を行う予定です。参加券をお持ちの方へはURL(Youtubeにて限定利用予定)を無料でお送ります。
*アフリック・アフリカ会員になると参加費は無料です(年会費4000円、学生3000円、会員登録はアフリックのサイトから)
【注意事項】
- 参加申し込み完了後、ご登録のメールアドレス宛に申し込み完了の案内メールが届きます。当日のログイン情報を問題なく受け取っていただくために、申し込み完了のメールを受け取ることができたか、ご確認ください。
- 政治団体、宗教、ネットワークビジネス等の勧誘は禁止です。会場にて見受けられた場合は、退出をお願いします。
- インターネットの通信上の問題により、ウェビナーの途中で講演者の接続が切れた場合は、代読の可能性もあることをご了承ください。
全5回のスケジュール
*話題提供者の都合により2回以降は日時が変更する可能性があります。
*第5回の日程が8/29に変更になりました。
過去の回の見逃し配信の販売もしています。fa-check-square-ohttps://jataafricminogashi01.peatix.com/
❖JATAツアーズ❖
JATAツアーズは、タンザニアのダルエスサラームに事務所を構える旅行会社です。
これまで多くの人びとのタンザニアへの旅行や赴任、タンザニア内での研究や仕事を支援してきました。
くわえて、日本とアフリカの架け橋となることを企業理念としてきたJATAは、現地で調査研究を行う研究者を話題提供者として「タンザニア・フィールド・ステーション・セミナー(FSセミナー)」をダルエスサラームで開催してきました。
FSセミナーは、研究者のみならず、タンザニアに関わるさまざまな人々が議論・交流する場となってきました。
fa-calendar-check-ohttps://www.jatatours.com/
❖アフリック・アフリカ❖
アフリック・アフリカは、アフリカをフィールドに調査研究する研究者によって設立されたNPO法人です。
2004年の設立以来、日本とアフリカの人々が相互に学び合える関係をつくりだすことを目指して、出前授業「アフリカ先生プロジェクト」を実施してきました。
すでに100回を超える実績をもつ「アフリカ先生」では、日本各地の教育現場や国際交流関連の施設等で、アフリカで培ってきた経験やフィールド調査の結果を共有してきました。
fa-calendar-check-ohttps://afric-africa.org/