ザンビアのプロクラブで活動、そして起業を志す若き日本人 森下仁道

まずこの場をお借りして僕に「ALL ABOUT AFRICA」で情報発信する場を提供してくださったマサヤさん、編集を担当してくださった野垣さんに心より御礼申し上げます。

 

 自己紹介

皆さまこんにちは。自己紹介を簡単にさせていただきます。

 

森下仁道(モリシタジンドウ)と申します。岡山県倉敷市出身4人姉弟の長男、23歳です。

 

5歳の頃オランダでサッカーを始め、以来サッカー中心の生活を送っています。

 

帰国後は中学まで岡山県の強豪クラブチームでサッカーに明け暮れ、高校在学中1年休学し、インドネシアでサッカー留学をしました。

 

筑波大学では体育会蹴球部(サッカー部)に所属しており、現在は休学し、官民協働の国家プロジェクト「トビタテ留学日本代表」の9期生として1年間アフリカ(ザンビア、タンザニア、ガーナ)でサッカーを通した活動をしています。

 

※なお本記事は現在滞在しているザンビアについてメインに執筆させていただきます。

 

自己紹介を読んでもわかるように、そうです。僕は23年間サッカーしかしていません(笑)

 

ただ僕は「ただのサッカー馬鹿」ではありません。

 

有り難いことに幼少期から海外で時間を過ごし、英語はネイティブレベル、インドネシア語、スペイン語と岡山弁を少々操ることが出来ます。世界のいたるところに友達が存在し、グローバルな感覚を持つ僕にしかできないことがあると勝手に自負しています。

 

その内容をこの記事を通して発信し、一人でも「森下仁道オモロいじゃん!」と応援してくださる方が増えてくだされば泣いて喜びます。

 

5歳からオランダでサッカーを始めました

 

ザンビアで何してるの?

 

僕がザンビアで行っている活動は主に3つです。

僕の主な活動
  1. プロクラブでサッカー選手活動
  2. インターン
  3. 起業

 

1. プロクラブでサッカー選手活動

 

いろんな出会いに恵まれザンビア、タンザニア、ガーナのプロクラブの練習に参加する許可をいただきました。現在5つのザンビアトップリーグのチームのトレーニングにトライアウトも兼ねて参加しています。(今まさにプレシーズンキャンプで執筆中です笑)

 

来週からシーズンスタートでまだ契約を貰えていない状況ですが泥臭く、愚直に挑戦し続けます!

 

キャンプ中は3部練で心身ともに追い込まれています

 

2. インターン

ザンビアでは“Victorious Life”というNGOでインターンしています。

 

活動内容を端的にいうと、サッカーを通して育成年代の子どもたちの人格形成や教育を行っています。

 

ザンビアでは(「アフリカでは」と書きたいところですが僕が活動している場所以外は実際に見たことがないので控えます)両親から過度な暴力を受け家に帰りたがらない子ども、若くしてアルコールやドラッグに手を染めてしまった子ども、家族を交通事故で亡くし帰るところがないストリートチルドレンなどといった課題を抱えて生活している人が数多く存在します。

 

そのような地元の子どもたちに平日“Jindo’s Clinic”を開設し、オンザピッチだけでなく、人生設計やアスリートとして基本的な姿勢や知識(食生活、睡眠等)について議論を交えながら指導しています。(JFA公認C級ライセンス取得済)

 

サッカーは世界共通言語!

 

3. 起業について

 

インターン先のNGOは安定した財源がありません。

 

さらに言えばこのNGOを運営する僕のホストファミリーは牧師の家庭なので寄付を頼りに生活しています。つまり安定した収入がないため先を見越した計画をたてることが困難なのです。

 

インターン先の子どもたちがより良い環境でサッカーができるようにと筋トレが大好きなホストブラザー(NGOメンバー)と共にパーソナルトレーナーとして起業することを決意しました。(僕も筋トレ大好きです笑)

 

詳しい経緯は割愛させていただきますが、すでに20名を超えるクライアントを指導し、売り上げの大部分をNGOと家族に還元しています。現在は初期投資を揃え、自らのジム開設に向けて準備しています。

 

信頼できるビジネスパートナーでもあるブラザーたち

 

なんでザンビア?

 

「サッカーが盛んだから」「治安が良いから」など細々した理由はありますが一言でいうと、「縁」ですね。

 

僕の大学での研究テーマが「スポーツを通じた国際開発」なんですが(興味がある方は記事下の注釈をお読みください)、20183月、副学長に無理にお願いしてザンビアで開催された“Africa Sports Conference”という国際学会に帯同させていただきました。

 

その際たまたま懇親会の席で一緒になった方が現在のホストファミリーだったのです。

 

タンザニアとガーナの受け入れ先も自分が行動し、出会い、想いに共感し、協力してくださる方たちです。本当に有り難いことです。

 

 最後に

 

僕が人と関わるうえで心がけていることは「対等に接すること」です。

 

ザンビア人だから、日本人だからなどという理由で相手を見下したり、逆に尊重しすぎては対等な関係は築けません。(もちろんそこに「尊敬」の要素は欠かせません)

 

僕は結局は何事も「人と人」の関係に帰着すると考えています。

 

目の前で話している人と対等に接すること出来ずして国レベルで物事を語れるでしょうか。

 

ただ僕の素直な気持ちをここに綴ると、「国際協力がしたい!」とか「国際開発したい!」なんてことは毛頭思っていません。

 

僕は「自分とは違う国、文化、価値観、宗教、人種、スト―リーを持った人とサッカーを通して繋がりながら、彼らと一緒にやりたいことを達成する」ことに喜びを感じています。さらに言えばその過程の中で己の成長を実感できたら最高です。

 

 

プロサッカー選手にこだわる理由もここにあります。

 

「プロ」すなわちその国でサッカーを極めた「最高レベル」の人たちと出会い、何かを成し遂げることは誰しもができることではないと考えています。(もちろんガキの頃からの夢だったのもありますが)

 

より多くの拠点を設け、より多くの層の人とより深くこれからもサッカーを通して対話を実現していきます。

 

そんな森下仁道ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

2019年1月21日 森下仁道

 

2018年12月、自ら企画したChristmas Tournamentにて

 

 

 

注釈)
スポーツには人に感動や情熱を与える力があるだけでなく、ツールとして利用することによって、保健、教育、貧困やジェンダー平等などに関する糸口がなかなか見つからない社会問題の解決策になる可能性があると僕は考えています。
この分野は「IDS(International Development through Sports)」または「SDP(Sports for Development and Peace)」と呼ばれ、僕の現在の研究テーマです。
日本ではまだ学問分野としては浸透していませんが、国際連合をはじめ、近年世界的に非常に注目を集めており、圧倒的な数でアフリカを開発対象地域としている現状があります。