女子大生がケニアで畑仕事?波乱万丈、ケニア寮生活大公開!

こんにちは!

 

はじめまして、みるきーです!

 

2018年617日に開催されたAAA交流会「アフリカンパーティーin大阪」で、私のケニア経験談をお話しさせてもらいました。

 

 

そこでの話が好評だったため(自画自賛?笑)、今回ここで書かせてもらうことになりました!よろしくお願いします!

 

私は、20174月から8月まで、約3か月半ケニアに滞在していました。

 

ケニアのNGO団体KVDAKenya Voluntary Development Association)にお世話になり、ボランティア活動をしていました。

 

ケニアで何をしていたかというと…

 

伝統的な有機農業

 

です!

 

ナイロビ中心部から一時間ほど離れた郊外にある、KIOFKenya Institute of Organic Farming)という有機農業の専門学校で、毎日畑を耕していました。

 

じゃあまずは早速この質問から!

 

◎なんでケニアに行こうと思ったの?

 

そうそうこれ、ケニア行きの飛行機の中でよく聞かれた質問(笑)

 

「なんで君はわざわざケニアに農業しにいくんだ?!!!」って。

 

ケニアに行くと決めた理由。

 

3つ挙げてみます。

 

①アフリカの土を踏んでみたい=“憧れ”

 

はい、これはよくあるやつです。

 

昔から漠然と抱いていたアフリカへのイメージ。

 

大草原、黒い人たち、サファリの動物たち。

 

現地の人たちはどんな風に生きているのかな?何を食べているのかな?どんな言葉を話すのかな?

 

ぜんぶぜんぶ自分の目で見たくなっちゃった!超単純!!!

 

②マイノリティになってみたい=“ドM精神”

 

例えば、日本の街中で黒い人を見かけたら、きっとじっと見ちゃうと思うんです。

 

それは、きっと珍しいから、そして自分たちとは“違う”から。

 

その人は、タンザニア人かもしれないし、ウガンダ人かもしれない。そしてみんな名前をもっている。でも私たちは“黒人”ってひとまとめにしちゃう。

 

私は、そのじっと見られる側、ひとくくりにされる側になってみたかったんです。

 

マイノリティになると、どんな景色が見られるのかな?どんな気持ちなのかな?って。(ドMです笑)

 

逆の立場になるには…そうだ、アフリカに行くしかない!

 

③有機農業を学んでみたい

 

実は、ケニアに行く前に、タイで4か月間、農業ボランティアをしていました。そこで学んだ、地域に根付く伝統的な有機農業。自給自足の生活。

 

なに、これおもしろい。もっと勉強してみたい。

 

そこで見つけたのが、ケニアのKIOFという有機農業プロジェクト。ここならきっとアフリカの伝統的な農業に携われるはず!ケニアに行くことに決めました。

 

 

◎じゃあ実際に何をしていたの?

 

そう、畑を耕していました

 

毎日、朝から夕方まで、学校の敷地内にある農園で働いていました。

(若干、鍬に体持っていかれているのは目つぶってください笑)

 

その時のメンバーがこちら↓

 

すっかり馴染んじゃってる私…!(ちなみに真ん中です。)

 

陽気なおばちゃんたちに囲まれて、毎日歌いながら、おしゃべりしながら農作業。

 

楽しかったーーーーーー!

 

「うちの娘がパソコン欲しがるんだけど、日本の大学生はみんな持っているの?」

 

「ケニアの幼稚園では、先生が子供たちを叩いて指導するのが当たり前だけど、日本ではどう?」

 

おばちゃんたちから毎日質問攻め。

 

日本に興味持ってくれて嬉しかったな~。

 

私も、おばちゃんたちから部族語のキクユ語を毎日教わっていました。

 

そして仕事が終わると、寮に帰って友達と過ごしていました。

 

そう!ここは私と同世代の子たちが通う農業専門学校。彼らのほとんどは寮生活です。

 

人生初めての寮生活をケニアで経験しちゃいました!

 

近くのマーケットに買い物に行ったり、一緒に料理したり、掃除をしたり。

 

一人でご飯食べることなんて一度もなかったなと思うくらいに、毎晩誰かの部屋でみんな一緒にご飯食べていました。

 

誰かが音楽をかけたら、みんなが踊りだす(笑)♪

 

恋バナもしたっけな~!!

 

時に女同士の争いに巻き込まれたり…(いきなり、パンっ!とビンタの音が聞こえてきた時は、「恐るべし、アフリカンレディーたち…」と正直思った笑)

 

私が寮生活を乗り越えられたのは、みんなの助けがあったから。

 

みんなが気にかけてくれて、手伝ってくれて。一人じゃ絶対生活できなかった~!

 

◎みんなで助け合って生きる

 

これは私が、洗濯できなさすぎて、みんなに見守られている写真です(笑)

 

私の家事力は三歳児レベルらしい。

 

みんなから言われてた(笑)

 

つまり、何をするにもいちいちしょぼくて、できなくて、ママたち(友達)の支えが必要でした。

 

ちなみのこの写真のすぐあとに、「もう、ちがーーーう!こうやってやるのよ!」ってみんなからの指導が入ります(笑)

 

日本にいたら、ちょっとうざく感じてしまいそうなほどのおせっかい。

 

でも、毎日一生懸命、必死に生きていた当時の私には、みんなの気持ちが嬉しくて、ありがたくて。

 

このお互いを気にかけあう文化、大好きです。

 

 

◎ケニアは毎日何かが起こる?!!

 

これ、本当です。ケニアは毎日、“何か”が起きます。

 

嬉しいことも、悲しいことも、自分の知っている範囲を超えたことが起こります。

 

毎日、予想外の連続

 

これはきっと写真で紹介したほうが早いかも。

 

いきますよ~!!いきなりの牛さん写真、三連発!

じゃーん!マサイ族の牛さんの大群が、道路占領中。

 

ケニアは牛さん優先の社会なんです。

 

牛さんが通り過ぎるまで、しばし道路は渋滞発生(笑)

 

別に誰も文句言わないし、待つのが当たり前。

 

ポレポレ(スワヒリ語でゆっくりという意味)な光景です。

 

お次はこちら。

 

こちらは、夕方、車がびゅんびゅん通り過ぎる高速道路。

 

ここを堂々と雄大に渡る一頭の牛さん。

 

あれ~~~~~?飼い主はどこ~~~?牛さん一人きりよ~~~~~!!

 

私でも、怖くて一人でなかなか渡れない高速道路をまさかの牛さんが渡っている…

 

私はポカン…。恐るべし、ケニアの牛さん。強い…。

 

そして最後の写真は、こちら。

 

私が来たときは、三頭いた農園の牛さん。

 

ある日、朝起きたらまさかのまさか。

 

写真の手前にいる黒い一頭が、盗まれていた?!!!

 

ガードマンが居眠り中に(おい!笑)、牛一頭が華麗にも盗まれてしまいました。

 

それくらい、ケニアでは家畜たちは大切な貴重品。肌で実感しました。

 

 

これはほーんの一部。

 

毎日何かしら起こっていました。

 

ケニアにきた最初の頃はいちいち一喜一憂。

 

予想外の連続に、疲れちゃって。

 

実は、「早く日本に帰りたい~心落ち着きたい~」と思ってました。正直。

 

でもそのうち、だんだん楽しめるようになってきて!

 

慣れてくるとやみつきになる、このスリリングさ。笑

 

「今日は何が起こるんだろ~!ワクワク!」

 

って思う自分がでてきて(笑)

 

そのころから、だんだんとケニア生活が楽しくなってきました!

 

さあ、しかし、ここは未知の世界、アフリカ…。

 

アフリカはそんなに私を簡単に受け入れてはくれませんでした。

 

たくさん悩んで、たくさん考えて。試行錯誤の日々…。

 

 

 

次回は、ケニアでぶち当たった“異文化理解の難しさ”について書きたいと思います!

 

ここまで読んでくださってありがとうございました!

 

 

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