【足に卵が!】アフリカでは要注意、スナノミに寄生された話。

 

アフリカあるある!?

気が付けば足に卵が…

 

 

 

こんにちは!

一度訪れてアフリカの虜になりました、ゆいです!

 

特に4か月過ごした東アフリカのウガンダが思い入れ深い国。

 

さて、地理的にも離れていて、訪れたことない多くの日本人にとっては未知の世界アフリカ。

 

そこへ行ってきたぞということで、帰国後いろんな方々に「アフリカどうだった?」と聞かれたのですが、必ず話題にし、大いに驚かれるエピソードのひとつがこれでした。

「足から卵が出てきた話」

 

 

 

え、たまご・・・?

足から・・・?

想像できますか?

 

1mmもない白くて丸い卵が、足の皮の下から何十何百と溢れ出てくる恐怖。。。

 

ぞわぞわぞわっ!!!

 

そう、寄生されたのです。

 

この正体は、皮膚の下に寄生して卵を産むスナノミ

 

現地ではJigger(ジガー、ジーガス)と呼ばれていました。

 

“成虫は体長1mmとノミの中では最小で、アフリカ、南アメリカ、西インド諸島を含む熱帯から亜熱帯にかけて広く分布し乾燥した砂地などに生息する。”(Wikipedia より)のだそうです。

《私の「足から卵」体験談》

 

 

場所はウガンダ首都カンパラにほど近いナンサナという町でした。

 

ボランティア活動を終えて昼下がり、その時、私は、爪切りをしていました。

(あ、アフリカに渡航予定の方、爪切りは必須ですよ!)

 

そして足の小指の先に、直径5mmぐらいのぷくっとした白い小さな水ぶくれのようなものを見つけたのです。

 

マメ・・・?こんな所に??

 

マメができるようなことをした覚えはないし、痛みもありません。

 

すこーし悩んだ末「ま、つぶしてしまえ~えいっ!」

 

軽い気持ちで穴を開け、「ん?なんかある?」

 

両手の指先で水ぶくれを挟んで押してみると、中から白い小さな丸いものがいっぱい出てきたのです!

 

「!?!?」

 

最初は卵と分かりませんでしたが、とりあえず気持ち悪くて声にもならない。

 

そういえば皮膚の下に卵を産み付ける虫がいるという話を聞いたことがある。。。

 

はっっ!!

もしかしてこれはっ!!!

 

おそるおそる、けど大真面目に深刻に、ウガンダの友達に「ねぇ、足から卵がでてきた…」というと、

 

「おぉぉぅ!ゆいどこから連れてきたんだい!?」

 

と大爆笑されました。

 

自分の足が腐るんじゃないか、何かの病気に感染したんじゃないか、治るの?病院に行くべきなの?

 

足から卵が出てきた衝撃で動転する私を笑いをこらえてなだめながら友達が持ってきたのは裁縫用の針。

 

卵とそれらを包んでいたパック(うすい皮のようなもの)を除けて消毒、卵が残っていないのを確認して、絆創膏をまいてくれて、一件落着。

 

それから何事もなかったかのように治りました。




《スナノミ症の恐怖、調べてみると》

 

 

何事もなかったから良かったのですが、帰国後スナノミのことを改めて調べてみると、出るわ出るわ、悲惨な皮膚疾患スナノミ症の情報。

 

卵が孵化し増殖し始めると、激しい痒みや痛みを伴い、歩けなくなる場合も出てくるようです。

 

悪化すると爪が変形したり、壊死して足や指を切断しなければならないこともあるのだとか。

 

治療しないまま放置すると、破傷風や敗血症など二次感染を起こし、死亡につながる場合も。。。

 

なんとも怖ろしいですね。

 

日本語で調べたサイトに載る写真はまだ見られるのですが、海外サイトや治療の様子を紹介している動画なんて、もうホラーそのもので、最後まで見られませんでした。

 

気になる方は心してクリックしてくださいね↓

「Best Jigger Removals on YouTube / Rise Up Society Fan Page」

 

《あなたの足に卵を宿さないために》

 

 

アフリカに限らず幅広い地域で発症例のあるスナノミ症ですが、発症率の地域差は大きいようで、靴が買えず、裸足で生活している人が多かったり、床が土という家が多い農村部、あるいは家がない路上生活者が多いスラムなど貧困や公衆衛生上の問題も重なると発症率が高くなるようです。

 

スナノミ症にかからないようにするには、方法は簡単、靴下や靴を履けばいいのです!

 

「こんな暑いのに靴下はいてられるか~」
「サンダルはきたい!」

 

この気持ちもよく分かります。(私がそうでした。)

 

それで、全く問題ない人もいますし、問題ない地域もあるのです。

 

地域差があるのだから、現地の方に発症の可能性がどのぐらいあるのか聞いてみるのも良し。

 

私のように、早い段階で見つかれば問題ないのでちょっと気にして足の様子を見るようにしたり、発症率が上がると言われている乾季には重点的に、あるいは舗装されていない土の上を長時間歩く時は靴をはくというのもいいかもしれませんね。

 

これからアフリカ渡航予定の方や、滞在中の方がスナノミの宿主になりませんように!!

 

心からお祈りしていますっ!




 

 

 

フォローで応援しよう!