こんにちは管理人マサヤ(@masaya)です!
今日はアフリカでは必須の移動手段「バイタク」についての注意記事になります!
とっても便利で利用者が多いだけに、事故やトラブルも多発しているので、この際にきちんと把握しておきましょう。
アフリカ生活には欠かせないバイタク
アフリカ、特に私の滞在していたタンザニアではバイクタクシーをよく利用していました。「ピキピキ」(国や地域によって呼び方が変わる)と呼ばれるそのバイクタクシーはそこら中にお客を構えているし、電話で一声かければ10分やそこらで迎えに来てくれます。
歩いて30分くらいの目的地まで、行きは歩いて帰りは少し贅沢しよう、なんて使い方をよくしていました。贅沢なんていっても、1000~3000シリングくらい。日本円で100~200円前後。ただし値段は決まっていないので交渉次第となります。距離の相場を把握しておくといいかも知れませんね!
マフラー剥き出しふくらはぎを二度焼き
ここからは、本当にあったバイタクふくらはぎ2度焼き事件について説明します。そのあまりの悲惨さに翌日アフリカ全土が恐怖に震えたとか、ないとか。
写真中央に写るイタイ侍が私です。馬でなくバイクに、しかも後ろ向きに跨るとは侍の風上にも置けませんね。その罰が当たってか、この後文字通り「イタイ」ことになるのですが。
この日私はいつも通り仲間たちとバイタクに跨り、家路につく途中でした。夕暮れ時、涼しい風を受け、いつもより暗い道なき道を仲間たちと駆け抜ける自分は完全に末期の厨二病を発症させていました。
年長の私はダサいと思ったので言えませんでしたが、心の中では仲間たちとレースをしておりました。
そして帰路につく。あたりはもうすっかり真っ暗。運転手に「thanx.」と小慣れてる風に耳元でささやき、バイタクから降りようとした瞬間。
ジュッ
これは感覚ではなく、音です、音がしました。バイタクの剥き出しのマフラー部分におもっきりふくらはぎを付けてしまいました。長距離を走らせたバイクのマフラーにふくらはぎをつけるなんて、もはや料理です。ふくらはぎのローストかなんかですね。
毛がキモイのはさておき、こちらがお待たせ致しましたふくらはぎのローストになります。直後の傷跡はグロ過ぎてカメラが壊れそうだったので、こちらは調理数日後の写真になります。
この時すでに私のふくらはぎは調理済みです。ただ後輩たちの前なので堪えていかにも「最高だったな」みたいな顔でポーズを決めています。激痛に耐え、仲間に悟られまいとする気持ちだけは、一流の侍でした。
バイタクの火傷はアフリカ人の証
帰宅後アフリカ人のママに「アフリカ人の証ね」なんて言われつつはちみつを患部に塗られました。とうとう料理だな、と思いましたが本当に効用のある対処方とのことです。
その数日後、全く同じ場所を再度ローストしたことは絶対に内緒です。今も残るその傷跡は、当時の気持ちを呼び起こしてくれる「思い出の証」としてたまーに眺めたりします。
バイタクはマジで危険な乗り物です。
ここからは真面目な注意喚起です。バイタクを使う時は本当に注意が必要です。
マフラーでふくらはぎを火傷、くらいで済めばいいほうで、アフリカではバイタクによる死亡事故が社会問題になっている国もあります。
道路は整備されていないし、街頭もない、その上運転手にライセンスがないことなんてザラ。危ない理由を挙げればキリがありません。
友人のタンザニア人がある日うなだれていました。「昨晩友人がバイク事故で死んだ。頼むからバイタクには乗らないでくれ」
アフリカの文化を体感したい。ローカルに溶け込みたい。
でもそんなローカルが恐れるものの一つがバイタクでもあったのです。
アフリカ渡航を控えている方や興味のある方は、少し注意をして楽しんでもらえればと思います。
くれぐれも夜道を侍姿でサンダルで、なんて馬鹿げたことはしないでくださいね!
管理人マサヤ(@masaya)でした!