2018年12月13日
本日、東京都目黒区にあるセネガル共和国大使館を訪問し、経済担当の一等書記官であるアリ・ウンディアエ(Aly NDIAYE)氏に、日本企業がセネガルへ進出する際に得られるメリットなど、最新情報をお聞きしました。
いま、日本企業にセネガルをおすすめする理由は、下記の10項目。
1、政治、宗教、内戦などの問題が少なく、生活全般が安定している
2、”Amazing SENEGAL!” 長期プログラム推進中
3、海外企業向け税制優遇措置が多い
4、ワンストップ対応デスクあり。48時間以内に事務処理対応。
6、優秀な人材が豊富
7、昨年、新空港がオープン。ダカール市内までのアクセスは高速列車で
8、西アフリカで最大の経済特区(ZES)が整備中
9、GDP 成長率(2017年)6.8%!
10、2021年から天然ガスの産出国!
この記事の目次
1、政治、宗教、内戦などの問題が少なく、生活全般が安定している
人口の90%がイスラム教徒のセネガルですが、他宗教とは争いも少なく、うまく融合している歴史があります。
初代大統領がキリスト教徒、奥様がイスラム教徒。2代目、3代目大統領は、イスラム教で、奥様がキリスト教徒など。また、近隣諸国と比較して、部族間や、政党同士の争いが少ない。生活全般が安定しているので、経済活動も安心して推進できます。
2、”Amazing SENEGAL!” 長期プログラム推進中
2014年から2035年までの期間、”Amazing SENEGAL!”プログラムとして、27のアクションプランを計画。
5年ごとのフェーズで、来年2019年から第2フェーズとして進行中。アクションプランの個別情報は、別の機会に紹介しますが、様々な産業に展開されているため、日本企業にもメリットが多い施策です。
3、海外企業向け税制優遇措置が多い
投資金額により、段階的に優遇措置が設定されています。
例えば、セネガルで生産工場を建設する際、生産機器、設備などは、関税の軽減措置の対象となり大変有利です。ちなみに、原材料に関しては、対象外となるそうです。
4、ワンストップ対応デスクあり。48時間以内に事務処理対応。
いままで海外企業がセネガルへ進出する際、様々な書類申請や、手続きが必要でしたが、ワンストップで対応する窓口デスクができました。
また、48時間以内に書類処理することも約束され、事業スタート時の煩雑な申請手続き作業や、事務処理待ちの時間が、大幅に短縮されます。
5、優秀な人材が豊富
セネガルでも、ABEイニシアティブ政策が浸透し、現在まで60名近くのセネガル人が、日本で学び、日本企業に就職するようになりました。
日本の文化、商習慣を身につけたセネガル人は、日本企業がセネガル進出する際に、大いに役立つことは明らかで、今後の活躍が期待できます。
現地にも、優秀なエンジニアなど多くの人材が日本企業に興味を持っていますので、優秀な人材を現地雇用することも可能です。
6、2017年、新空港がオープン。ダカール市内までのアクセスも高速列車で便利に。
昨年、新空港がオープンし、空の便が便利になりました。
また、ダカール市内まで、高速列車が利用でき、移動もラクに。今後、セネガル空港が、西アフリカのハブ空港になる日も近いかも。
7、西アフリカで最大の経済特区(ZES)が整備中
ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)加盟国15ヶ国の中で、最大の産業特区が開発中。
国内外の企業を、この経済特区に誘致することで、空路、海路のハブとして、今後の成長が期待されます。
8、GDP 成長率(2017年)6.8%! (※世界銀行)
2017年の経済成長率は、6.8%と急成長中。
今後の人口と経済の増加を考えると、2桁成長も近いのではと期待されています。
10、2021年から天然資源産出国に!
南セネガル沖で原油が、北セネガル沖で天然ガスの油田が発見されました。
既に欧米の石油メジャーが開発に参加し、日本企業も精製施設の建設などに関わる予定です。
予定通りに進めば、セネガルは、2021年から天然資源の産出国です!
今後の資源産出と、経済の発展に世界中が注目しています。
いかかでしたか?
これから人口も経済も急激な変化が期待できるセネガル。
海外販路の拡大策として、セネガルに注目してみてはいかかでしょうか?
セネガル大使館の経済部署とは、今後も定期的にビジネスミーティングを開催します。
セネガルに興味ある、企業として進出してみようという方、定期ミーティングに、参加希望受付中です。
ご連絡お待ちしています!
有吉徹
アフリカビジネスサポート