新卒隊員としてベナンでの経験を書かせていただき、今回で第3弾になりました!
fa-check-square-o過去の記事についてはこちらをご覧ください。
今回は自分の進路決定までの経緯や進学するにあたり任期中にやっておいてよかったことについて書きたいと思います。
今回の記事が今後、国内の大学院への進学を考えている方へ少しでも意味のある記事になればと思います。
この記事の目次
進路決定までの経緯
進路が決定するまでの経緯を時系列を振り返りながら、お話していきますね。
帰国12ヶ月前:進路を考え始める
帰国1年前となると、同期隊員がだんだんと進路考え始め、そわそわした雰囲気になります。
同時に任国での生活に慣れて余裕がでてくるとも言えるかもしれません。
帰国8ヶ月前:進路に悩む、決める
この時期にはもう自分の中では決まっていました。
第1弾の記事でも書いたように、私は任期満了後の進路は大学院進学と決めていました。
決めていたというより、2年間過ごしてその気持ちに変化がなかったという方が正しいでしょうか。
帰国6~4ヶ月前:具体的に動き始める
志望大学院を絞り、教授にコンタクトを取り始めました。入学時期や入試制度など色んなことを考慮し大学院を絞ります。
私はAとBの2つの院で迷いました。
○ 9月入学(ギャップイヤーがない)、自宅から通学できる
△ 本当に研究したいことができるのか
◯ 専門がドンピシャな教授がいる
△ 4月入学(半年のギャップイヤー)、自宅外通学
迷った結果、Aの教授にコンタクトを取ることにしました。
その時にA教授から言われた言葉が「受験していただくことは歓迎ですが、Bも検討してみては」でした。
会ったこともない若造にそれは丁寧にアドバイスをくださいました。そこでもう一度いろんなことを考えなおし、結局Bを受験することにしました。今ではその選択に後悔はなく、お会いしたことのないA教授には非常に感謝しています。
任期中にしておくべき2つのこと
1. 大学院で研究したいことを明確にする。
これは”国際協力”や”公衆衛生”といった分野レベルの話ではなくもっと具体的に細かくということです。
多くの大学院では願書提出時や院試の際に、「研究計画書」というのもをかなり具体的に書かなくてはなりません。その段階である程度、先行研究や関連書籍の読込みは必要になってきます。
こうすることで、自分の場合は自分が何を研究したいかが明確になっていきました。
3. 教授へのコンタクト、出願、受験
教授へのコンタクトはネット環境さえあればどこにいてもできます。中には任期中に受験することができたり、協力隊経験を評価してくれる大学院もあります。
インターネットやSNS、現地のJICA職員などを利用してとにかく情報を集める!に尽きますね。
任期後半は活動も大詰めであんまり余裕がない場合が多いですが、少しでも、仲間と飲みながらでも、進路のことについて考える時間があればいいと思います。
さいごに
大学院ではアフリカの教育開発について学ぶ予定です。
具体的には、アフリカ教育開発分野における運動会をはじめとする学校行事導入が子どもの非認知的な能力の向上に寄与することについての可能性を研究します。
その研究で得られる成果がこれからのアフリカ教育開発の分野での学校行事導入の際のモデルケースとしての機能を果たすことが期待されます。
協力隊での2年間の活動をもっと学問的に数値化して学校行事の可能性を示していきます。
ここまで連載させて頂き、書くことへ面白さと難しさ、たくさんの貴重な経験をさせて頂きました。
読んでいただいた皆様、そしてこの素敵な機会を与えてくださったAAA運営のお二方に感謝を申し上げます。
今までの記事はあくまで個人的な経緯や見解ですが、少しでも誰かの役に立てばと思っております。