日本人初、22歳のザンジバルリーガー!アフリカ島国サッカー留学。

はじめまして。

 

現在大学でスワヒリ語を学ぶコジマです。

 

私は昨年1年間、東アフリカのザンジバルに留学していました!

 

そこで私は現地のサッカーリーグに登録し、ゴールキーパーとしてサッカーをプレーしていました。

 

(おそらく)日本人初のザンジバルリーガーとなった私の経験を基に、現地のサッカー情報やサッカーと結びついた現地の生活をこれから連載で紹介していきます。

 

美しい海や観光スポットだけでない「ザンジバルのリアル」をみなさんにお届けします!

1.そもそもザンジバルって!?

ザンジバルはタンザニアの沿岸約50kmのインド洋上にある諸島です。

 

欧米からの観光客に大人気のリゾート地であり、豊かな自然、世界遺産のストーンタウンが有名な地域です。

 

ザンジバルはタンザニアの一部であるという認識をする人が多いと思いますが、正確にはザンジバルは自治政府に統治されていて、タンザニア本土と別に大統領もいるんです!

 

つまり、タンガニーカ(本土)+ ザンジバル = タンザニア なのです!

 

そのため、ザンジバルに住む多くのタンザニア人は自らのことをタンザニア人ではなく、ザンジバル人と呼びます。

 

このようなザンジバル人としての意識が、ザンジバルのサッカーにおいても重要になっています!

2.サッカーと密着した生活

 

アフリカの多くの国で人々が熱狂するサッカー。もれなくザンジバルでも大人気で、まさに生活の一部となっています。ここではその一端をご紹介します。

草サッカー文化

ザンジバルでは、草サッカーが異常なほどに根付いています!!

 

リーグに正式に所属しているチームとは別に、職場の同僚や学校の友達、同じ通りに住んでいる人達などコミュニティごとに草サッカーチームがあります。

 

草サッカーチームでは基本的に練習はなく、試合のみを行います。

 

ダラダラ(乗合バス)をチームで貸し切って相手チームの試合会場まで行きます!

 

ぎゅうぎゅう詰めのダラダラ車内

 

このように年齢や立場に関係なくサッカーができることがザンジバルの地域のつながりを強固にしていると考えられます!

 

ちなみに私は正式なリーグのチームに所属していながら、4つの草サッカーチームを掛け持ちし、まさに助っ人外国人として活躍していました。(笑)

 

グラウンドに家畜がいることも(笑)

 

友人にメッシ?香川真司?

ザンジバルの町ではよく

メッシを見たか?
香川はどこにいる?

といったことをよく耳にします。

 

これは、ザンジバルに本当にメッシや香川がいる訳ではなく。。。

 

ザンジバル人男性が自分のことをサッカー選手の名前で名乗っているためです。

 

日本でいう「あだ名」のような感覚ですが、それよりも広範囲に使用されており、時には友人の本名がわからないといったこともあるほどです。

みんな仲良くサッカー観戦

サッカーを観戦することも、ザンジバル人にとって大きな娯楽です。

 

タンザニア本土では本土の国内リーグが人気ですが、ザンジバル人は本土のリーグにまるで興味を持たず、もっぱらイングランドプレミアリーグをテレビ観戦しています。

 

街の各所にテレビが設置されており、試合時間になるとどこからともなく人々が集まってきます。(ちなみにこのテレビは住民たちの寄付で運営されています。)

 

 

試合を見ながらあーでもない、こーでもないとみんなで議論を交わしながら観戦するのが、ザンジバル流の楽しみ方です。

 

ザンジバルの国内リーグの観戦もザンジバル人の一つの楽しみです。

1部リーグのほとんどの試合がAmani Stadiumで開催され、入場料は約50円(1000Tsh)です。

 

まとめ

今回はザンジバルの生活にサッカーがいかに深く関わっているかをお伝えしました。

 

観光で足を運んだだけではわからないことがたくさんあったのではないでしょうか。

 

現地の文化に触れ、生活を知ることは、その国や人々を理解するのに非常に良い手段です!

 

次回はザンジバルでは欠かせないイスラム教とサッカーの独特な関わりを紹介します!

 

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