「現地の人から教わる姿勢」を忘れない。支援でアフリカに来ている人たちへ伝えたいこと。

こんにちは!NPO法人コンフロントワールド副代表の溝口です。

 

現在タンザニアに在住しながら、遠隔でコンフロントの仕事をしています。

 

前回の記事では、ウガンダで支援活動をしていて感じたモヤモヤについてお話ししました。

前回の記事はこちら↓

 

第二弾の今回は、

  現地の人が主役であるということ

そして

  主役に対して敬意を払うこと

について話をします。

現地の頼りになる人たち

現地NGOのスタッフと、受益者の方

 

当たり前の話ですが、現地のことは現地の人が一番知っているのです。

コンフロントが協働している、ウガンダ人のみで構成された現地NGOの話をご紹介します。

 

現在私たちは彼らの協力のもと、HIV陽性者が暮らす世帯に向けてトイレを建設しています。

 

今年6月にその視察をしに行ったのですが、そのひとつひとつが現地NGOの事務所からとても離れていたんです。中には事務所からバイクで30分かかる場所もあるとのこと。

 

現地のNGOだからこそ、広い地域の中から支援が必要な世帯を選ぶことができます。

 

視察中に見たトイレのドアが鉄製であることについて疑問を持ち、現地NGOのスタッフとお話しました。

周りの多くの世帯にあるドアは木製のものが多かったためです。

もしかしたら、支援対象者が鉄製のドアを得てしまうと、周りの世帯から妬まれるかもしれませんし、盗難被害に遭うかもしれません。

 

この地域なら盗難は起きないし、木製だと雨風で早く壊れてしまう。
価格は高くなるし周りからの妬みはあるかもしれないが、総合的に考えて鉄製ドアを作ることにした。

 

彼はこう私に説明してくれました。
こういったことは、現地に溶け込んでいるからこそ分かることだと、私は思います。

 

彼ら現地NGOのスタッフは、受益者の方たちととても良い関係を築いています。
スタッフが受益者の方とふざけあっているのを見て、コンフロントがそのような関係を築き上げるのには長い時間が必要だろうと感じました。

現地の人が主役

現地の人が現地のことをよく知っていて、その上で行動している。
私たちコンフロントにはない地域との良い関係を、彼らは築き上げている。

 

だから、誤解を恐れずに書くと、私たちは十分なコミュニケーションを取った上で、現地NGOにほとんどの決定を“任せて”います。

 

彼らが主役なのです。

 

“支援する”という言葉を使うと、主語の私たちが主役であるかのような錯覚に陥ることがあります。
なんでも知っている私たちが、よく分かっていない現地の人を助ける、というようなイメージをする方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、そんな場面ばかりではありません。

 

まず間違いなく、現地のことを理解しているのは現地の人なのです。

 

だから私は、彼らに教えてもらうという姿勢で、彼らに接しようと努めています。

 

支援でアフリカに来ている人たちへ

現地NGOのスタッフ

 

外国人の中には、私たちアフリカ人は知識不足で、あまり頭がよくないと思っている人たちが結構いるんでしょ?

 

現地NGOのスタッフと他愛のない話をしていたとき、急にこんな質問をされました。

 

少し言葉に詰まった後、「そんなことはないよ」と返答しました。

 

しかし、彼にはそう感じる経験が少なからずあったようです。
過去のドナーとのやりとりの話を例えに出され、私は何と彼に返事をすればよいか分からなくなりました。

 

外国人はたまに、彼らが分かっていて私たちが分かっていないかのように接してくる。
しかし、私が知っていて彼らが知らないことも多い。

 

私には支援でアフリカに来ている知り合いが多くいるのですが、残念なことに、その中にはアフリカ人に対してネガティブな印象を持っている方もいます。

 

○○人は全然わかっていない
だから○○人はダメなんだ

 

こんなセリフを頻繁に口にしている方たちが、少ないながらもいます。

 

私自身、タンザニアに一年半以上住んでいることから、彼らの性格や考え方、ルールの違いに何度も戸惑ってきました。だから正直に言うと、私も上記のようなことを思ってしまったことがあります。

 

ですが、彼らとたくさんお話をするたびに、私が彼らとその周りの環境について何も知らないこと、ネガティブな思い込みをしていることを痛感してきました。

 

え、そうだったの!? ということばかり。

 

何も知らないでいて、彼らのことを間違っていると思っていたなんて、恥ずかしいなぁ…と。

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現地NGOのスタッフとコンフロントのメンバー

別の国から来た何も知らない外国人の私たちには、現地のことをよく知っている彼らから教わるべきことがたくさんあるのだと、実感しています。

 

彼らから教わるということは、私たちが普段口にしている言葉や話し方を反省し、「私たちはあなたたちから教わりたいんだ」という態度で彼らに接するように努めることです。

 

 

それは、支援という言葉からは想像しづらいことかもしれません。ですが、それこそが支援を行う上で一番重要なことだと思うのです。

 

そして、それを忘れずに彼らと向き合うことが、彼らに敬意を払うということなのだと思います。

 

からも私は脇役として、主役に教わる姿勢を持ち続けていきたいです。

 

おわりに

以上、現地の人が主役で、その主役に対して敬意を払うという話でした!

 

次回は、私の思うアフリカの魅力について語りたいと思います。

 

NPOの人が語るアフリカ情報は、ネガティブなものが多いです。私たちコンフロントも、「トイレ普及率が25%」「子供が2~3時間かけて水を汲みに行く」といった情報をたびたび紹介してきました。

 

ですが、ALL ABOUT AFRICA管理人のマサヤさんがおっしゃっているとおりアフリカにはポジティブなものがたくさん詰まっています!!

 

私は現在タンザニアに住んでいることもあって、今までアフリカの魅力を多く感じてきました。それをご紹介したいなと思います。

 

ぜひ、次回も読んでみてください!