こんにちは!上智大学アフリカ文化の会(通称SACC: Sophia African Culture Club)です!
前回の記事では私たちの創設経緯や活動内容について紹介させていただきました。
今回は本サークル副代表 大学3年生の内山杏美が南アフリカに渡航した際のことを、主に私たち上智大学アフリカ文化の会の活動の1つである「アフリカの食べ物」の観点から書かせていただきます!
1、 渡航まで
まずは南アフリカへ渡航するまでのことを少し説明させていただきます。
私がアフリカ大陸に渡航したのは今回が初めてでした。きっかけは大学の授業でアフリカについて学んだことです。
アフリカの様々な国や地域の歴史、政治などを学んでいくうちにアフリカへの関心が高まり、今のアフリカを知りたい!座学だけでなく実際に行ってみたい!と考えていました。
また、アフリカの音楽やダンスについても関心があり、それらを学ぶために偶然見ていた動画サイトで南アフリカの国歌に関するものを見つけ、視聴してみると南アフリカの様々な地域の自然や街、人々の写真と共に5言語で構成された南アフリカの国歌が流れ、その歌詞やメロディを聴いた瞬間に南アフリカに惹かれはじめました。
そして大学のプログラムで南アフリカに渡航できるプログラムを見つけ、これは行くしかない!と応募することを決めました。
東京から南アフリカまでは乗り継ぎを含めて
約20~23時間掛かります。
ここで私は思い出しました、自身が飛行機恐怖症であることを…(涙)
しかし南アフリカに行きたい!という思いは強く、機内でどれほど上下に揺れても怖くても「南アフリカに行くんだ!南アフリカ!!」と心で唱えていると、ついに…!!
到着した際、本気で嬉しかったですね!(笑)
実際に行ってみて、「思っていたより南アフリカは近い!」と感じました。
2、街と気候
南アフリカのケープタウンに到着してまず思ったことは、街と自然がとても近くにあるということです。
美しい海を目の前にして、後ろを振り返ってみるとそこには大きな山や丘があり、それらの自然のすぐ近くに街があります。
↑海のすぐ向かい側には山が…!
日本では雪が降りとても寒かった2月に渡航したのですが、南半球にある南アフリカは夏の季節であり、気候も朝晩は少し肌寒く感じるものの、日中は暖かく、暑いと感じることも多々ありました。
しかし、日本の夏のように湿度が高くジメジメとしているわけではありません。
南アフリカの夏にはサラッと湿度の低い風が吹き、とても過ごしやすいです。
3、美味しい南アフリカの食べ物
南アフリカの料理はとにかく美味しいです!
魚や肉、野菜、米、パスタ、パン等、すべて挙げようとするときりがないので、ここでは特に印象的だった飲み物と料理をご紹介します。
まずはルイボスティーです。
ルイボスティーは、その名の通り、ルイボスという植物の葉を乾燥させて作られるお茶で、
豊富なミネラルや抗酸化作用があることから、近年健康や美肌効果が期待できるとされ、日本でも人気が高まっています。
もしかすると皆さんも飲んだことがあるかもしれませんね。
味には紅茶から苦みを除いたようなすっきり感があります。
長時間煮だしても他のお茶のように渋みが出ないのが特徴で、ノンカフェインでもあるため年齢を問わずいつでも飲むことができます。
ルイボスは南アフリカのセダルバーグ山脈で栽培されており、それ以外の地域での栽培が試みられたものの、他の地域での栽培は上手くいかないそうです。
つまり、ルイボスを栽培できるのは南アフリカだけなのです!!!すごいです!
(ルイボスティーが大好きなため、つい熱く語りすぎてしまいました…笑)
南アフリカでは不老長寿の飲み物として長年人々に愛されており、スーパーやレストランなど、あらゆる場所に必ずと言っていいほどルイボスティーがあります!(日本で例えると緑茶のような身近な存在となっています)。
種類も様々で、定番のストレートタイプだけでなく、レモンやピーチフレーバーなどもありました。
↑複数あるルイボスティー商品の中で、南アフリカの人々に一番人気である「Freshpak」はスーパーの下から上まで何段にも渡って積み上げられていました。さすが一番人気。
南アフリカのルイボスティ―の飲み方には特徴があります。
それは、ミルクと砂糖を入れることです。
↑レストランでのルイボスティ―。
(ミルクと砂糖入れた後です)。
ミルクと砂糖を入れると紅茶のミルクティーに似た味わいになりますが、ルイボス特有の爽やかな香りを感じ、とても美味しいです!
南アフリカでの滞在中は、ルイボスティーの美味しさに魅了され、毎日飲んでいました…(笑)。
次に、ご紹介したいのはバニーチャウです。
バニーチャウとは、くりぬいたパンの中にカレーを詰めた料理で、南アフリカではB級グルメとして人気があります。
カレーの種類は野菜やチキンなど複数あり、好きなものをオーダーします。
ボリュームがとても多く、すべて食べきることは困難です。
横から見るとわかりやすいのですが、バニーチャウは食パン一斤ほどの量があり、その中に具沢山のカレー、さらにサイドにはくりぬいた部分のパンが添えられており、とてもボリューミーなのです!
カレーは辛口で、パンを切ってカレーにつけながら食べていきます。
サクサクのパンとカレーが合わさりとても美味しいです。
とにかく量が多い!!
あまりの量にお腹がいっぱいになりながらも、残さず食べようと食べ進めていたところ、一緒に食べていた南アフリカの方から、「よくこんなに大量の料理を食べれるね」と驚かれたのを覚えています。
やはり、南アフリカの方にとってもバニーチャウの量は多いのだと思いました…(笑)。
そして最後にアップルタイザーです。
アップルタイザーは南アフリカ生まれのりんご果汁100%のスパークリングジュースで、アフリカ全土での販売だけでなく、ヨーロッパ、そして日本でも販売されています。
砂糖・甘味料・保存料不使用で作られ、青リンゴの豊かな香りと炭酸が合わさり、素材そのものの甘さや風味が楽しめます。
また、アップルタイザーとは味が異なる種類として、ぶどう果汁100%のグレープタイザーもあります。
こちらもぶどうの濃厚な味と炭酸が楽しめますよ。
以上、南アフリカへの渡航と、その中で特に印象的だった飲み物や食べ物を紹介させていただきました!
日本にもルイボスティーやアップルタイザーを取り扱うお店があるかもしれないので、よろしければお近くのお店を是非チェックしてみてください!
南アフリカよりに関心を持ってくださるきっかけになれば嬉しいです!
最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回もお楽しみに!