はじめまして!All About Africaでの掲載は、今回が初めてです。
ぼくは早稲田大学院で古代エジプト考古学を研究するエジプト人です。研究の傍ら、日本の小中高校生、たまに大学生に国際理解教育をする留学生講師もしています。
また、ロータリークラブの奨学生であったぼくは、ロータリーの『世界を平和へと導く』活動に感銘を受け、恩返しの活動として、ロータリーよねやま親善大使も兼任しています。
本名は、アブデルアールアハメドマハムードムハンマド・・・エジプト人の名前は、めっちゃ長いので『ハリーム』と呼ばれています!
エジプト人から見たエジプト情報や考古学研究者からみたエジプト観光や古代エジプトの秘密などを発信していきたいと思います!
まず初回は、『エジプト人のぼくが日本に来たわけ』です。
この記事の目次
ある出会いが僕を日本に連れてきた
ぼくは、日本が大好きです!嫌なところも含めて、日本に恋しています。そんなぼくが日本に来たのは、もちろん大好きな日本に行きたかったから!なのですが、それにはあるキッカケがありました。
それは、ぼくの日本人妻・・・ではなく(笑)
エジプトのホテルで出逢った、ある日本人観光客です。
エジプトでの学生時代、ぼくは、いわゆる落ちこぼれでした(笑)
子供時代は、勉強もしないでサッカーに明け暮れていたので、試験傾斜のエジプト教育にはついていけず・・・仕方なく、地域でも有名な最低レベルの専門学校に進学しました。
その専門学校では、観光学を専攻し、研修として、五つ星ホテルでのインターンに参加しました。そこで運命の日本人と出逢います♡
それは、ホテルの朝食会場でのこと。
研修スタッフとして、受付にいたぼくは、朝食ブッフェの前に並んでいるアジア人らしき人々を目撃したのです!しかも、誰も怒ったりしないで、笑顔で挨拶してくるではありませんか!
エジプトには、並ぶ習慣がないし、今まで見てきた欧州のお客さんも並んだりしません。
びっくりして、「あの礼儀正しい人達は、誰ですか?」とマネジャーに聞きました。
「彼らは、日本人だよ。」と答えるマネジャー。
「なんて、ステキな人たちだろう♡」
一瞬にして、ぼくは日本と日本人に恋をしてしまいました。これがぼくと日本の運命の出逢いです。
ちなみに、ぼくの日本人妻と結婚式をしたのも、このホテル。いろんな意味でぼくと日本を繋いでくれました。
エジプトに無関心だった日本人妻と一緒に
ただし、ぼくの日本人妻は、もともとエジプトに何の興味も関心もなかったのだけど・・・。
完全に、ぼく×日本チームの片思いです。
妻×エジプトチーム、もうちょっと頑張れよ。
そんな妻も、今ではエジプト嫌いを克服し(笑)、エジプト大好きに!
(ねえ、大好きだよね?)
妻×エジプトチームの逆転勝利です。
そんなこんなで、ぼくたちは、エジプトで教育活動をスタートさせました!
その名も『やっらやっらJAPAN&EGYPT』
エジプトから【世界で1番クリエイティブな子どもたちの未来】を応援しています!
エジプトから【あたらしい世代を生み出す】ために、世界を変える次世代リーダーたちをはぐくんでいきます!
やっらやっら砂漠緑化プロジェクト
また、わたしたちは砂漠緑化のお手伝いもしています。
北エジプトに比べて砂漠地帯の多い、南エジプト・ルクソール地域。もとは砂漠だった土地にナイル川から水を引き、生命力の強いデーツ(なつめやし)の木を植え育てています。
4年目の今年、ようやく実ったデーツたち。
今年から、まずはエジプト国内で販売できそうです!将来的には、海外輸出を目指しています!地元農家さんたちの収入アップに貢献できるよう活動を続けていきます。
究極目標は世界平和
そして、ぼく個人の願いも一つあります。
それは、ぼくがホテルで運命的に日本に出逢ったように、ぼくもエジプトに出逢いたい人のキッカケとなる場をつくること!
そのために、観光ツアーではなくエジプトに来たい人、アラビア語の勉強に来たい人、ぼくに会いに来たい人(笑)など、エジプトに出逢いたい人のためのキッカケの場として、ぼくらの教育施設を提供したいと思っています。
ご興味ある方いましたら、手を挙げてください!
✔エジプトに来たい方
✔アラビア語をエジプトで学習したい方
✔教育のボランティアをしたい方
✔インターン生
大歓迎です!
また、絵本の寄付も大喜びで受け付けています!
エジプトで待っています。
ぼくのツイッター(はじめたばかり):https://twitter.com/AbdelaalHalim
妻のツイッター:https://twitter.com/AbdelaalKeiko
『やっらやっらJAPAN&EGYPY』HP(はじめたばかり):http://egyptlabo.wordpress.com