「ザポタ小学校と荒川中学校の生徒が起業家教育の手法を通しSDGs「1.貧困」の解決を目指す国境を超えた共同プロジェクト」
約1年前からスタートしたこのプロジェクトがついに完結しました。
この取り組みはベナンの小学生たちは「日本人への販売」を意識した商品製作を、そして日本の中学生たちはベナンで作られた商品をバザーで販売するというものです。
日本の中学生がベナンの貧困に対して「社会参加」を通して、その解決を目指していく国境を超えたプロジェクトになっています。
そしてベナンの子ども達にとっては、「貧困」の現実から抜け出す一つの方法として、「お金を稼ぐ」という経験を通して、自立のヒントになればと思っています。
プロジェクトの詳細はこちらの記事をチェックfa-calendar-check-o
2時間で全商品完売!大成功のバザー
7月の出前授業の後、新潟の中学生たちはグローカルマーケティング会社によるマーケティングセミナーを通して「どのような製品がより売れるのか?」について学びました。
- 店の場所をどこにすればお客様の目に止まるか?
- 顧客のターゲットを誰に設定するか?
- 製品のニーズはどう考えるか?
市場調査を繰り返し、チラシやポップも作成しました。
そして、2019年10月20日に荒川商工産業祭の中で「国際協力バザー」と題し、ベナン🇧🇯のザポタの小学生が作ったサンダルを販売しました。
その結果、なんと約2時間で完売‼︎
製品売上は、33,200円
募金は8,425円
合計で41,625円の利益を出すことに成功しました!!
ベナンでこの知らせを聞いた私も小さくガッツポーズ!
その後、彼らは話し合いを積み重ね、売上金と募金で購入した文房具、算数セット等をベナンに送ってくれました!
その文房具等がベナンに無事到着🙆♂️
日本の中学生からのお届け物
ベナンの子ども達は「大興奮」
ホントに嬉しかったようです。
それもそのはず、「与えられたもの」ではなく、自分達で「勝ちとったもの」ですから。
嬉しくて前日にバク転しちゃう子までいました。笑
貧困を抜け出す1つの手段として「お金の稼ぎ方」を教えたいという思いで始まったこのプロジェクトですが、少しはその目的が子ども達にも伝わったと思います。
もちろん、課題もたくさんありますが、日本の中学生とベナンの小学生の共同授業「パーニュが繋ぐ国際協力」は概ね大成功だったと思います。
子どもは大人次第で大きく変われる
そして、この取り組みの中で、改めて教師の「魅力」と児童生徒の「可能性」を感じることができました。
同時に、子どもは大人次第で大きく変われる、もっともっと勉強しなくてはと、身が引き締まりました。
「当事者意識」「社会参加」「社会に開かれた学び」も少しは実践できたかと思います。
最後に、このプロジェクトに関わってくれた荒川中学校、あらかわまちづくり様、グローカルマーケティング会社様には、心から御礼を申し上げます。増田先生と出会えたことは私の人生にとって幸運でしかありません。JICA東京の教師海外研修に参加して本当に良かった〜〜〜〜!!
1年間、長い間でしたが、読んでくれた皆様、応援してくれた方々ありがとうございました。
今日は控えているお酒🥃を浴びるように飲みたいと思います。笑
それでは!
PS 荒中生が今月、国際協力プレゼントコンテストに出場します。そちらも期待してます!
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