この記事の目次
○はじめに
大好きな国『タンザニア』。僕の心をわしづかみにして離さない!
251日。世界一周31か国を周った。それぞれに素晴らしさがあった。
それでも、タンザニアが僕にとって特別な国!タンザニアでのボランティア活動に参加。
2ヶ所でのホームステイを経験し、僕は大切なことを教えてもらった。
○幸せに生きるために、最も大切なことを教えてくれた
幸せに生きるために最も大切なもの。それは、『感謝の心』
なぜなら、『感謝する程、幸福度は増す』
ペンシルバニア大学のポジティブ心理学研究者、マーティン・セリグマンをはじめ、感謝の心が幸せに大きく関連しているという研究は多い。
あたり前かもしれないし、使い古されているかもしれない。それでもやっぱり本当に大切なことを教えてもらった。僕の心が1番求めていたものかもしれない。
『あたり前は、あたり前じゃなかった。』
☆あれっ!?ない!!タンザニア初日!
流しに蛇口がない衝撃は忘れられない(^^ゞ♪
もちろんシャワーもない😊小さい容器ですくって使う!慣れると快適♪
井戸水を汲む場合
井戸水を汲むのも一苦労。1つの重さは30キロ前後。両手に持って運ぶ。朝昼晩と何度も往復しました💪
生きるために『水ってこんなにいるんだ』今更ながら気づく。
夕暮れの頃、運んでると地面から飛び出している石で足の指を切りなかなかの出血💦それでも、毎日毎日苦労して水を運んだおかげで、謙虚さを忘れかけている自分に気づきました。
『蛇口をひねれば水は出る』
「ああ、あたり前じゃないんだ。」という思いが、照れくさそうに顔を出してきました。
水道があること。しかも、そのまま飲める。こんなありがたいことはないんだなぁ。だから、大切に使いたい。
助け合いも生きてる感じも味あわせてもらった!
この巨大ポリバケツは大人4人で運んだ‼めっちゃめちゃ重かった💦
○タンクから運ぶ場合
やや裕福な家には巨大なタンクがあり、そこに水をためている場合もあります。その時には赤い蛇口をひねれば水が出てきます。
しかし、大きな容器に水を入れキッチン、シャワールームにそれぞれ運びます。これも30〜40kg程あり、 両手に持って何往復もします。水を使うには必ず重労働が伴いました。
キッチンの料理用と洗う用のポリタンク。黒の巨大タンクからここにも運ぶ。
シャワーの時とトイレを流すために使う。
○手を洗うとき
使うのは必要な分だけ。ガラスの瓶にポリバケツから水を汲む。
水の入ったガラス瓶を手に持ち、水を垂らし交代で手を洗う。一筋の垂らされた水。もちろん、下にタライを置いて水を受ける。家族みんなが手を洗い終わった水は植物にあげる。無駄がなかった。
さらっとやってたけど、見ててハッとさせられた。
たかが手を洗う。なのにその都度、不思議と清々しい、豊かな気持ちになりました。
この銀のタライで受けて手を洗う。
以前、日本の CMで見た、郡上八幡の水の使い方を思い出しました。タンザニアと日本が僕の中でつながりました。
【TVCM】共創共生「郡上八幡」篇
○食器を洗う時
食器を洗う様子
最初の大きめのタライで、石けんをつけて全員分の食器を一つずつ洗う。終わる頃には水は汚れで真っ黒になる。あまりの汚れに最初は正直 ひきました(汗)写真のはかなりきれいな方。10段階で2~3です。
今度は2、3個目の水の入ったタライで、食器をすすぎます。すすぐ用ですが、後半はだいぶ汚れてきます。もちろんそのまま水は替えずに最後まで使います。洗った食器をタオルで拭いて、空っぽのタライに入れて行きます。
家庭にもよりますが、すすぎ用のタライが1つだけの事もあります。1つ多いだけでキレイさはアップするので個人的には嬉しかった!
○シャワーの時
2箇所のホームステイでは、両方ともポリタンクから水をすくって、浴びるスタイル。
まず、体を濡らしシャンプーで頭を、ボディソープで体を洗う。あとは、流しておしまい。慣れてくると最初の頃の半分程の水でシャワー終了なんてことも!
意外と水は少なくてすむことに本当に驚きました!
フランス料理に携わる方からこんな話を聞いたのを思い出した。
ある超一流の料理人は、
料理が上手くなるために
『食器を洗う時の水の量にこだわりなさい』
何かつながっているように思えてなりませんでした。
話を戻します(^^)
シャワーの水は、もちろん常温!8月のタンザニア。まさか肌寒い日があるとは予想外!さすがに水は寒かった笑
気温が下がる前の夕方にシャワーを浴びたり、直前に筋トレして体をあっためてからシャワーを浴びたりしてました!最初は戸惑ったタンザニアのシャワー。ところが、慣れてくると1日の終わりのシャワーが気持ちよくて楽しみになっていました!
今となっては本当にいい思い出です(^^)
ザンジバルのホテルのシャワールーム。久しぶりの普通?のシャワーに大・大・大感動!
すごく説得力があった(Africa save water)。
○洗濯する時
洗う→すすぐ→干す(以上)
ただ、日本と違うのは、服は絞らずそのまま干していました。あと、洗濯物が多いと地面にも干していました💦
最初は驚きましたが、こういうどこかゆるい感じも個人的には大好きです(^^)
洗濯物を干した状態
ニワトリもいます♪
ちゃんと全部干すスタイルももちろんあります。洗濯物が多すぎて干せない時のやり方です!
おわりに
僕の初めてのタンザニア。最高の思い出が数えきれないくらいある。
その中の大事な大事な1つ。『感謝の心』を学んだ。
帰国した今でも、タンザニアに教えてもらった『感謝の心』が生きている。水を飲む時、食器を洗う時、洗濯する時、歯を磨く時、トイレやお風呂、手を洗う時も『ありがたいなぁ』『大切に使おう』
素直にそう思える。もちろん、イヤイヤなんかじゃない。喜んでできる自分が嬉しい。この気づきは一生忘れない。
死ぬまで僕を、軌道修正してくれるかけがえのない宝物。
与えに行くつもりが、僕ははるかに大きなものを、計り知れないほど与えてもらいました。タンザニアを思い浮かべ、書きながら優しく微笑んでしまう自分がいます。
幸せに生きるために必要なこと。
『感謝する心』
ありがとうタンザニア。やっぱり僕は、この国が大好きです!
でも僕は、タンザニアのさらに大好きなトコがあります!またの機会に(^^)🎵
浜辺で仲良くなったマサイ族の方と📷