こんにちは!!キヨシです!!
ALL ABOUT AFRICAでこれまで2回記事を書き、いよいよ今回が最終回となりました。
いつも、とても上手に記事を編集してくださる編集部の方には感謝しかありません。
なぜシエラレオネに行ったのかがわかる、第1回記事はこちら👇
今回は、シエラレオネでの生活のその後を綴りたいと思います!最後までお付き合い頂けると幸いです!!
環境活動、始めました。
9月、シエラレオネでの生活を終え、ドイツ、オランダ、デンマークに渡航した後、日本に帰国しました。
帰国した当初の僕の頭の中は、シエラレオネでいっぱいでした。
そんな質問をたくさんの人にしてもらい、あの日々を振り返るとともに、
と思っていました。
今回の渡航をきっかけにずっとお世話になっている、シエラレオネへの支援を行う「NPO法人アラジ」の代表、下里さんとも帰国後にやっとお会い出来て、シエラレオネへの気持ちはますます強くなっていきました。
下里さんの活動についての記事はこちら👇
しかし帰国後、とあるニュースが僕の衝動を駆り立てました。
それは、「気候変動問題」です。
みなさん、気候変動の問題をご存知ですか?
簡単に言ってしまうと、産業革命以降地球の平均気温は1.1度上昇し、気温の上昇がきっかけで、氷河が溶ける・干ばつ・ハリケーンなどの問題が相互関係で多発し気候が変わってきている、それが気候変動です。
このまま気温が上昇し続け、平均気温が1.5度以上上昇すると、たくさんの問題が加速度的に起こり続け、もう後戻りはできなくなると言われています。そして、その変化を食い止めれるかどうかは、「残り18か月にかかっている」と、2019年の7月にBBCで報道されました。
↓こちらがその記事です!
https://www.bbc.com/news/science-environment-48964736
それを知ったとき、僕はとても大きな危機感を覚えました。
本当に地球がまずいかもしれない。
とっさにスケッチブックを持ち、駅前に行って僕は1人で街頭演説をし、そこから僕は環境活動を始めました。
今考えると、9月に帰国した時と全く予想外のことをしているなと自分でも思います。
僕は、本当はシエラレオネ支援のNPOを立ち上げるために、勉強をしていたのではないかと思いますが、自分でも驚くほどに環境問題に衝撃を受けたのです。
一体なぜそこまでの衝撃を受けたのか、後々考えるとその答えもシエラレオネにありました。
シエラレオネ、農村生活。
僕はシエラレオネで、3週間ほどバンダジュマという小さな農村で生活していました。
彼らは、機械も農薬も使わない、完全にマニュアルの農業をしています。
日本を始め先進国は、このまま温暖化や気候変動が進んでも、優れた技術があるため随時対応していけるかもしれません。
でもそれが彼らの場合、このまま気候変動が進み、例えば酷い乾燥に見舞われたり、はたまた酷い大雨のような異常気象が多発したりすれば、壊滅的なダメージを受け、到底太刀打ちなど出来ないと思います。
僕は、実際に現場に行き、彼らと友達になれたのです。
そんな彼らが困るかもしれない。
彼らのことを知らなければ、この気候変動問題に動き出すこともなかったでしょう。
感情論ではありますが、今、僕の中には「彼ら」が確実にいるのです!
これは、僕が実際にシエラレオネに行ってよかったと一番思えることです。
世界の問題が、他人事ではなくなったのです!
シエラレオネにキヨシ誕生!?!?
多分、彼らが頭に浮かんで、1人で叫び始めたということは、僕、彼らのことめちゃ好きなんですよ。
「なんでそんなに?」ってことを知ってもらうために、1つ僕がめちゃ幸せになった話を紹介します。
帰国後、僕の世話人だったホストマザーから連絡が来ました。
名前は、約束通り“Kiyoshi”よ!!
事の成り行きをお話します。
まず、マミーとはこの子です!僕と同い年です!
先ほど出てきた、僕が3週間暮らしていた、バンダジュマで住む女の子なのですが、僕が村にいたときにはいつも僕にかまってくれて、いっつも世話してくれたり遊んだりしていました。
僕がその村を離れる前夜、彼女は僕にこんなことを聞いてきたんです。
と返すと、
そして、産まれたのは男の子。彼の名前は、僕と同じ「Kiyoshi(キヨシ)」です。
彼女は、僕との約束を守り、男の子に僕と同じ名前を付けてくれたのです。
めっちゃくちゃ嬉しくないですか??
僕はもう、喜びが止まりませんでした。
シエラレオネで初どころか、アフリカ大陸でも「Kiyoshi」という名前は初ではないでしょうか??
ここまで人との繋がりや出会いを大切にする。
そんな温かい彼女たちが僕は大好きなんです。
環境活動を始めてから、「この素晴らしい世界を守りたい」と思いながら行動をできる原動力は、彼女たちとの出会い抜きでは語れません。
シエラレオネに行きたい!!!!
と聞かれたら、僕はシエラレオネに行きたいと答えます。
ぶっちゃけると、現地にいた頃はずっと帰りたいと思っていましたが、もう今は行きたくて行きたくてたまりません。
あの独特の時間の流れ方や雰囲気は、日本とは全く違います。
辺りを見渡せば時計はあまり目に入らず、日が昇ったら起きて、日が沈んだら帰る。
時間にルーズな僕にとって、あそこは楽園のようでした。
生活は苦しくも、息苦しさは全くない。
生活の中で疲れたことがあると、ふとシエラレオネに行きたくなります。
僕はここで宣言しますが、シエラレオネには必ずまた行くと思います。
しつこいくらいの最高なテンションで最高な笑顔の彼らが、そして“Kiyoshi”が僕を待っているから。
シエラレオネに行って、僕は本当に良かったです!!
3回に渡る僕の記事を読んでくださり、本当にありがとうございました!!