ガーナ行くなら身につけておけ!現地の人との距離を詰めるチュイ語習得方法

はじめまして!2022年3月からJICA海外協力隊としてガーナに来ている尾崎隼人といいます。 

 

職種はコミュニティ開発で、グレーターアクラ州にある化粧品メーカーで生産性向上やマーケティングの支援に携わっています。

 

食品メーカーから現職参加しており、協力隊に参加する前は製造部門で生産ラインの生産性向上や新設備の導入などに携わっていました。 

 

 

ガーナを訪れるなら知っておきたい!チュイ語とは

みなさんはガーナで話されているチュイ語という言語はご存知ですか? 

ガーナの公用語は80以上の現地語があるのですが、チュイ語はその中でも最も話者数が多く、ガーナ人の8割は話すことができます。こちらのサイト(https://www.researchgate.net/figure/The-language-map-of-Ghana-Ethnologue-2013_fig3_283641288)でガーナ国内の地域ごとに何の言語が話されているかまとめられているので良ければチェックしてみてください。(チュイ語は言語学上アカン語と呼ばれるのでこのサイトではAkanと記載されています) 

 

ガーナに来る前チュイ語について調べてみたのですが、あまり日本語でまとめられた記事が豊富でないように感じたので、私が来る前に知っておきたかったなぁと思った勉強方法やツールなどをこの記事でまとめてみました。 

 

なお、日本でチュイ語を学びたいと思っている方のほとんどがJICA海外協力隊を目指されている方だと思うので、派遣前に軽く調べておきたい隊員の方向けに書いています。ガーナ隊員は訓練所で英語を学ぶので、余裕がある人はチュイ語についてもあらかじめ触れておけるとよいですね! 

 

もちろん派遣後も15日間の現地語学訓練でも現地語を学ぶことができますが、派遣直後は新しい環境に慣れるので精一杯で集中して学習できる時間がとれない場合もあるので、日本にいて余裕のあるときに少しでも触れておけるとよいと思います。 

 

語学授業の様子

 

便利なツール 

まず先にチュイ語を学ぶ上でのおすすめの教材を2つ紹介します。 

 

以下に私のおすすめの使い方を紹介します。 

 

1.LEARNAKANで以下の動画を見て文法の体系的な知識を身につける。 

次の動画を見ればチュイ語で使われるアルファベットと基本的な発音を学ぶことができます。

一部チュイ語特有のアルファベットがありますが、基本的には日本語とローマ字の関係と同じなので、発音も比較的スムーズに理解できると思います。 

 

2.Twi Phrasebookで基本的な挨拶などの表現を聞いてみる 

「こんにちは」=「Merekyea wo(メチヤオ)」や、「ありがとう」=「Meda waseメダーセ」など、日常で必ず必要になる表現をチェックしてみましょう。文字と発音の対応関係などを何となく理解することができると思います。

なおアプリは課金プランもありますが無料でも十分に使えます。 

 

Twi Phrasebookの画面。はじめはGreetingsの中の表現をチェックして、少しずつ自分に必要な表現を調べて身につけていきましょう。 

 

3.動画を参考に、自分の自己紹介を作ってみましょう。 

自分の名前や年齢をチュイ語でどう表現するのか、次の動画で解説されています。  

 

ちなみに私の自己紹介は以下のようになります。 

Me din de Hayato Ozaki
(メディンディ ハヤトオザキ)
:私の名前はオザキハヤトです 
Madimfe Aduwonunson
(マディンフェ アデュオヌンソン)
:27歳です 
Mefiri Japan(メフィイ ジャパン)
:日本から来ました 
Adwuma a me ye ne mfididwuma
(アジュマア メイェネ ンフィディジュマ)
:仕事はエンジニアです 
Me daase(メダーセ)
:ありがとうございます 

 

ここまでできれば初対面のガーナ人でも最低限のコミュニケーションはとれると思います! 

 

※ちなみに、先日Google翻訳でチュイ語(サービス上の表記はトゥイ語)が新たにリリースされましたが、音声出力に対応していないのである程度チュイ語の発音を身に着けてから利用するのがよいと思います。(https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1408460.html 

 

チュイ語の先生とAburi Botanical Gardenへ行った時の様子

 

英語が通じる環境でも現地語を話すことに意味がある

ガーナは公用語が英語なので現地語を話せなくても日常生活は何とかなることが多いのですが、外国人である私たちが現地の人と同じ言葉を話すことでグッと距離を近づけることができます。 

ぜひ積極的にチュイ語を話してみて現地の人と仲良くなりましょう! 

 

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