【ルワンダ留学の本音】日本の外で、マイノリティとして暮らすということ

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今回は、アフリカという日本からは地理的にも、情報などの面でも遠く、なかなか触れる機会の少ない地で、現地の学生や友達と過ごしていて感じることについてお話ししようと思います。

 

また内容は個人的な意見であり、他のアフリカで活動されている方々とは感じ方が違いますので、ここに書く自分の感覚だけで「アフリカ」という広大な地、文化を画一的に捉えられるものではないということをご理解頂ければと思います。 

道で会ったこどもたちが摘んでくれた花を貰って

 

日本から見るものとは違う、世界の捉え方を知る

ジェノサイド経験者のお話を聞く様子

 

まずは授業や政治について話している時など、アカデミックな面で感じていることについてお話ししようと思います。

 

自分の所属している学部の性質上、国際政治が絡んだ問題を扱うケースが多いのですが、その中で、日本の大学や本を通じて学習した世界の見方とは大きく違った捉え方があると言うことに気づきました。

根本的に違っていると感じたのは、

西洋諸国(先進国という意味合いで日本も含まれることが多い)」

VS

発展途上国(アフリカにフォーカスされることが多い)」

という構図の中で議論が進んでいくことが多いな、ということです。

 

日本で勉強していると、特別に自分で関心を持って勉強しない限り、アフリカの問題について触れる機会は少なくなると思います。

 

例えば同じ戦争、紛争であったとしても、今回のウクライナとロシアのように大国、または国際社会全体が揺らがされるような問題は割と耳にする機会はあるように感じますが、コンゴでの紛争のようにアフリカで昔から、そして今でも現在進行形で続いている紛争が日本で取り上げられることは少ないのではないでしょうか。

 

しかし、アフリカの紛争問題を考える際に必ずと言っていいほど背景にある問題というのが植民地時代の支配にあると言えます。

そして、その後の援助なども、お金を出す側の利益に基づいて行われているという感覚が強くあり、「新植民地支配」のように捉えられることが多いことから、このような二項対立が生み出されているのです。

 

このような議論になると大抵と言っていいほど、教授、学生のどちらの意見でも、日本を含む西洋諸国は悪者扱いになります。この点について、大前提として良くないことであったというのはもちろんですし、今も多大な影響を与えているのも事実であると思います。

しかし、歴史は変えられないのも事実であると思うのです。まだ勉強途中の身の人間として偉そうなことは書けませんが、過去の良くない出来事に原因を求め続けるのではなく、似たような境遇から成長を遂げた国を見習うなどして出来ることはたくさんあるのではないかと思います。

 

せっかく大学という場で勉強をする機会を得られている僕たちだからこそ、どのようにしたらよりよい未来になるのかについて、ものすごく悪い言い方をすると被害者面ばかりするのではなく、自分たちもその過程を担う大事な1人であると言うことを認識して、活動していければ良くなるのではないかと考えています。 

 

アフリカ各国からの留学生と

 

実害がなければ 差別ではない? Muzunguと声を掛けられる

ジェノサイドを題材とした劇で「Muzungu(白人)」役を演じた時

 

今度は日常生活からマイノリティとして生きているんだなと感じたエピソードを紹介しようと思います。

 

まず街を歩くとほぼ一回は中国語の真似をされたり、Muzungu」(スワヒリ語で白人の意味)といわれます。

さすがに大学の友達やクラスメイトで本気で言ってくる人はいませんが、冗談で言われることはありますし、逆にそうやって自分に「Muzungu」と言ってくる人を注意する人もいません。もしこれが日本で起きたら、誰かが公共の場で、または友達に「Black」と言ったらどうなるでしょう。

おそらく黒人差別として大きな問題になるでしょうし、少なくとも近しい人が注意するのではないかと思います。

 

しかし、こっちでは「白人差別」というような事を思っている人はあまりいないのではないかと思います。

確かに、実際に物理的な人権侵害のようなことをされたりしたことはないですし、金銭的にも不遇な環境でないことを考えると、先進国での「黒人差別」とは少し毛色の違う問題なのかもしれません。

 

ですが、1人の人間として捉えると、当然嫌な思いをします。なのでよく一緒にいる仲の良い友達には自分がどう感じるかも話して、冗談でも言われることは少なくなってきたのではないかと思います。

 

そうは言ってもこの問題はすぐにどうこうできることでもないので、いつかなくなることを願うとともに、実際に自分がマイノリティである世界で生活することで、肌身で差別の問題を少しでも感じることが出来たのは今後にとっては大きな経験になるのではないかと感じています。 

 

理解してくれる人も数多くいること 

ルワンダ一の親友と

 

ここまで少しネガティブな内容になってしまいましたが、そのような状況でも親身になって話を聞いてくれる友達や教授、周りの方などに支えられながら、「楽ではない」ですが楽しく有意義な留学生活を送ることが出来ていることを結びに今回はおしまいにしようと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。 

 

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