ORコードでカルテにアクセス!25歳ベナン人女医がアフリカ医療を変える!【TECH!AFRIQUE】

こんにちは、アベマサキです。

アフリカでのテクノロジーの可能性を信じてアフリカ留学を決めたぼくですが、ぶっちゃけアフリカンテクノロジー、そんな知らないんす。

Mペサとモバイルマネー?あと英語圏アフリカではUBERが流行ってますね。ってぐらいの薄い薄い知識量でござます。なので自分の知識増強のため、ニュースよむ必要があると。そして、調べるついでに記事にしてしまえと。

さらにさらに、最近はフランス語も全然勉強していないというわけで、今回からはアフリカンテクノロジーに関するフランス語の記事を読んで、ここにまとめていこうと思いました!その名も

【TECH!AFRIQUE】

(テック!アフリック)!

※フランス語A2(ギリギリ日常会話)レベルの僕がわからない単語だらけの記事をggりまくって訳したのでところどころ間違ってるかもしれません。かつ、かなり意訳してたりします。どうかあたたかい目でご覧ください。

記念すべき第1回の記事はこちら!

ベナンの医師兼起業家、ベナ・アリエル・アワンスーさん(25)!

「なぜドアの前で撮った?」というキメ顔写真。

スタートアップウィーク:KEAメディカル、ユニバーサルメディカルIDをローンチ。-ベナン

<Jeaune Africqueより>Start-up de la semaine : KEA Medical lance la « carte d’identité médicale universelle » au Bénin

※記事は2018年2月28日のものです(古っ!)

サービスに至るまでのきっかけ

患者の医療受診経歴を明確にするため、25歳ベナン人女性が開発した「ユニバーサルメディカルID」。3月1日にモロッコで開催されるFutur.e.s in Africaのスタートアップセレクション30を受賞する。

~中略~

きっかけは、当直の夜のことだった。ベッド不足の郊外にある病院から、双子を出産したばかりで出血し、意識不明の妊婦が緊急搬送されてきた。27歳のこの母親は生死をさまよう中、緊急輸血が必要だった。だがしかし、血液型を知る手がかりがなかった。(~中略~)妊娠した時に、血液型を一度調べているにも関わらず、搬送された時にカルテが送られてこなかったのだ。加えて、彼女の手元にもうお金はなく、血液型を調べた上で、輸血に必要な4ドルを探し集めるために10分間も失ってしまった。この時間は致命的で、結果的に命を落としてしまったのだ。

※プチ豆知識

①ベナンは双子生まれる率世界一
2012年に放送された日本テレビ「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」によると、ベナン共和国は出産1000回中に双子が生まれる割合が世界77カ国中、1位だそう。出産1000回中27.9回が双子なんだとか!日本は10.7回!なんとその確率3倍弱!

②ベナンの病院は先払い制
ベナンの病院は先払い制。はじめに診察代を持ってきているか確認され、診察を受けるよ。その後は、症状や必要な薬に応じて課金していくシステムで、薬はなんと薬局まで買いに行かされます。つまり付き添いがいないと。。。(以下略)

さて、話を元にもどして、、、

この出来事から、アワンスーさんは病院同士の情報共有不足が問題の根本にあることを実感し、異なる病院でもカルテに簡単に素早くアクセスできる解決策を模索します。

加えて、

「世界中の何百万人の人々に役立つシステムを提供するために、草の根レベルで活動したいです。」

と彼女は振り返ります。カッコいいね!

そして、

アワンスーさんはひとりで起業することを決意し、ポケットマネーの500万フランCFA(=約100万円,だけどベナンの平均月給で考えたら50ヶ月分くらい)と家族からの100万フランCFAでKEA Medicals Pharmaceutics & Technologies社を設立。2017年1月には大学の論文執筆の傍ら、最初のプロトタイプを完成させる。

ポケットマネーで500万ってwwwめっちゃ金あるやん!

ブレスレットのQRコードでカルテにアクセス

KEA Medicalのプラットフォームは、インターネットと専用アプリがあれば利用可能で、患者の情報をオンラインで中央のデータベース上に集めることができ、病院も医者もどこにいてもアクセスできる。ユーザーはアカウントを作成し、血液型、これまでの病歴、アレルギー、緊急連絡先といったいくつかの質問に答える。

「これらの情報から、どこにでも持ち運び可能なブレスレッドもしくはスマートフォンに貼り付けできるQRコード型メディカルIDを発行します。医者はスキャンするだけで、受診する患者さんの医療記録をみることができます。加えてアプリを通して、患者さんは遠隔受診相談や近くの医療機関への受診予約も行うことができます。」

7,000人の患者さんが利用

「農村部への治療となるとより複雑になります。最寄りのお医者さんが村から数キロメートル離れている場合もあるのです。」とアワンスーさんは続ける。価格面でも、「最貧層」がアクセスできることを目指すという。無償メンバーの場合、受けるサポートに応じて4ドルから8ドルほどの料金で、5ドル支払うと遠隔医療相談が、月額4ドルで無制限の医療相談サービスを受けることができる。売上の70%が医者に、残りの30%がKEA Medicalに入る仕組みだ。

すごい!!

最後のほうの料金のところ、ぶっちゃけよくわからなかったけど、25歳の若さで起業ってのもすごいし、ソーシャルビジネスであることもすごいし、ポケットマネー突っ込んだのもすごい。そもそもこんな大金持ってるのが一番すごい!💰

こんなすごいサービス、早速使ってみよう!!!!

というわけで、「KEA Medicals」で検索して、アカウントを作ってみることに。

がしかし、、、事件は起こった。

早速アカウントを発行すると、こんな画面が!
どうやらコミュニケーションアプリの、WhatsAppからQRコードが発行できるみたい!すごいね!日本でありがちな面倒な本人確認とかいらないのね!

興奮しながら、さっそくポチってみると...

「あ?」なんかエラーでできない...

もう一回クリックしてみる。でもまたエラー。もう一回、もう一回、、、

何度やってもダメ...トラブルを問い合わせる前に、SNSなどを見てみよう!ってことでアクセスしてみると

▼Twitter

「あ?ページがない?」

▼Facebook

Facebookさん、ぜんぜん👍じゃないよ!

もしかして、サービス停止してる???

というわけで、真相を確かめるためにメールを送って見たのですが、まだ返信はきてません...いまどうなっているのでしょうか、気になって仕方がありません。もしかしたら僕のデバイスでたまたま使えないのかもしれないので、よかったらみなさんもトライしてみてくださいね。

これ、ベナンに限らずアフリカあるあるなんですけど、会社や人がいきなり消えたりします。そんなビジネスカルチャーのある国のサービスだからこそ、「もしかしたら...??」なんて思ってしまっています。そうでないことを願うばかりです。

第1回の【TECH!AFRIQUE】(テック!アフリック)、実にベナンらしい形で終わりを迎えそうですね。。。てか僕が最初っから使えるかどうか調べてから書けって話ですね。ええ。反省。

ビジネスアイデアとしては素晴らしいものだと思うのですが、やっぱり難しいところがあるのかな〜〜??ベナン国内でも、地方へ行くとスマホやそもそも携帯電話すら普及していない地域も多いし、なにぶんネットが遅い。記事を読む限りでは、遠隔医療がどのような形で行われるのかわからないけど、仮にテレビ電話だとしたらなかなかうまくは行かないかもしれません。Youtubeがギリギリ見れるかどうかの電波ですから...

次回はちゃんと使えるTechを紹介します。(笑)

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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