👑第1位 病気とケガに怯える日々
ブルキナファソで生活していてやはりいちばん怖いのが病気。
ベナンにいた時には当時生後10ヶ月のムスメ1号の手首から生きたハエの幼虫が出てきたこともありましたが、特に小さな子どもはよく熱を出します。
日本にいても子どもが熱を出すことはよくあるかと思いますが、ここで生活していて熱が出たら、いちばんに疑わなければならないのがマラリア。
風邪よりもまず、放っておくと命に危険が及ぶマラリアを疑います。
外務省の医療データ(参照:https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/africa/burukinafaso.html)によると、ブルキナファソでは年間約4000名がマラリアで亡くなっていて、その半数以上は5歳未満の子どもたちだと報告されています。
小さい子はすぐに重症化しやすいので特に気をつけなければいけません。
そのため、熱が出るたびに病院へ連れて行って小さな指や腕に針を刺して採血し、血液検査をします。
ムスメたちが大泣きしながら血液検査をして薬を処方されても、薬局に薬の在庫がないこともあります。
妊娠中にお世話になった産婦人科は壊れていてエコーがなく(今となっては笑い話ですが、妊娠当時は大問題でした。苦笑)、家族全員で2年以上お世話になっていたかかりつけの病院は先月銀行からの差し押さえにより、突然閉鎖されました。
日本より医療設備の整っていない国で「大きな病気になったらどうしよう」、「大ケガをしてしまったらどうしよう(この国の救急車のシステムはどうなっているんだろうか?)」という不安は常について回ります。
最近は自宅で簡単にできる「マラリア簡易検査キット」を常備することにしました。
この簡易検査キットは「熱帯マラリアか、その他のマラリアか」までわかるので、近くに病院がない僻地などへ旅行に行く人にもオススメかと。
ブルキナファソではひとつおよそ400円くらいで売っています。
※もちろんこの簡易検査キットの結果が100%ではないので、マラリア流行地域に渡航して発熱が続いたらきちんと病院を受診してくださいね。(病院の血液検査も100%ではないと言われていますが…)
アフリカで生活をする上でいちばん大切なのは、健康な心とカラダだと思います。
なので、休める時には休んで、
「アフリカだからのんびりと。無理はしない。」
と自分に言い聞かせています。
以上、アフリカ育児の大変なところトップ3でした。
という声が聞こえてきそうですが、次回は
「アフリカ育児のいいところトップ3(乳幼児編)」をお送りしたいと思います。