こんにちは。
コンゴのお洋服屋さんのむらかみあやです。
Ayについてはこちら↓
とうとうお知らせができる日が来ました!
Ay NEW COLLECTION
リリースします。
現在アフリカ・コンゴ民主共和国に来ておりまして、新しい商品開発に取り組んでおります。
リプタというコンゴ民の布を仕入れを完了し、製作中です。
Concept of next collection is...!!
今回のコレクションのコンセプトは
SIMPLE,
but
PLAYFUL
ということでデザインはシンプルだけど遊び心があるお洋服たちを製作しています。
PLAYFUL(遊び心)とは、重ね着で何通りも楽しめるお洋服ということです。
もちろん、質が高い生地をローカルマーケットで調達しております!可愛い柄のリプタを使用していますので生地の使い方にも注目してくださいね☺️
両国から見る社会変容
グローバルスタンダードとしてお洋服を製作する際には「パターンを引く」ことが基本です。
同じサイズ、デザインで量産できるようにです。
一昔前、量産ができなかった頃は「オートクチュール」という各々の身体によってサイズが変わるものを主流としていました。コンゴでは基本的にオートクチュールが主流で、パターンを引く人はまずいません。
面白いのは、「パターンを準備してきたからこれを使ってね」と伝えたところ、「パターンを引くなんて時代遅れだよ」ってB wingsの洋裁担当の子に言われたこと。(笑)
世界が「オートクチュール」⇨「量産型」という歴史をたどった一方コンゴではパターンなしでどれだけ同じものをつくれるのか=スキルの高さという思考になっているということ。
そういう意見もあるんだと受け入れつつ、サイズもデザインもより良くしたいのでパターンを使ってもらうよう説得しました。
これって「めちゃくちゃ田舎で井戸もないのに、人々がスマホは持っている」ことに似ていてめちゃくちゃ面白いと思うので私の考察を共有させていただきます。
「敗戦国」と言われていた国が発展を目指していた過程が長く(米国の支援はあると言っても)自分たちで何か生み出さないといけなかった。
一方、現在は「先進国」というすでにそれなりになんでも揃っている国が周りにいる。
だから取り入れられるものは物理的にも精神論的にも取り入れて(スマホや車のように)、必要ないものは今のままでやっていく、というスタンスが生まれているのではないか。と私は考えています。
常に「常識」が常識ではないことは面白いですし、いつも考えさせられます。
こちらのnoteに個人的な考察を書いてますので読んでみてください。
https://note.mu/okoseyomovement
Who make Ay's clothes?
Ayのお洋服を創ってくれているのは
①APROFEDというシングルマザーやストリートチルドレンに職業訓練をしていたり、経済的な理由で小学校へ通えない子どもたちが通う小学校を建設・運営している現地のNGOで働くマザーたち。
前回に引き続き一緒にAyを創ってくれています。半年ぶりに帰ってきたら暖かく迎えてくれました。お洋服の話になるとかなり熱が入ってディスカッションが盛り上がります!
私の最終ゴールである「教育」分野にも力を入れている点で共感が生まれました。
②B WINGSという団体で、構成メンバーはファッション好きな若者たち。
彼ら彼女らは自分たちが経験した大学を出てもいい職につけないことがきっかけで、コンゴの社会課題である職の少なさを変えたいという想いを持っています。
アントレプレナーシップを学び、自分たちでビジネスを生み出しています。
「若者が輝ける社会」を目指そうと今回から一緒にお洋服を創っています。
私と同世代(20〜25歳)のメンバーで流行やスタイルに敏感で期待大◉
進行状況やどんな布を使っているの、コンゴの生活等はインスタグラムやツイッターで発信しておりますのでぜひチェックしてくださいね!
http://@ay_madeincongo
fa-twitterhttp://@ay___jy
次回はCONGO FASHION WEEK2019についてです!お楽しみに!