【脱ぎなさい!踊りなさい!女性限定の裸のお祭り?!】空前絶後の学生ママによる妊婦日記 vol.5




 

 

自己紹介

こんにちは!

アフリカ人パートナーとの間に男の子を授かり、現在、女子大学生×シングルマザーとして子育て中のベビやまのママです。

シークレットライターとして妊娠中のころの妊婦日記を経て今は子育て日記を連載中です。

学校、子育て、シングルオペレーション、アルバイトに追われながら日々奮闘中の私の破天荒な日記、よかったらのぞいてみてください↓

▼最初の記事はこちらから▼

http://all-about-africa.com/bebiyama-1/

 

 

今日は、アフリカ滞在中に出会った現地のお姉さんの出産ストーリーと出産後に行われるウディンクーシという女性限定の裸のお祭りのお話をご紹介します。

  

病院に行く途中の道端で出産⁈


私が約半年お世話になっていた秘境の村で、仲良しになった家族のお姉さんが妊娠していて、私の滞在中に出産しました。

夜中に生まれ、明け方には村の子供達が

「お姉ちゃん!(私) Saraの赤ちゃんが生まれたよ!一緒に見に行こうよ!」

と私の部屋の窓の外から叫んできて、いつも5:00ごろにニワトリに叫ばれて起きるのにその日はニワトリよりも早く子供達に起こされました。

子供達と駆けつけると、ちっちゃくて可愛い男の子が!「いつ生まれたの?」と聞くと、その壮絶な出産ストーリーを教えてくれました。

夜に陣痛が始まり、結構我慢した末に近くにある村の病院まで近所のお母さんたち3.4人に付き添ってもらいながら歩いて向かったところ、途中の道端で出産が始まってしまいそのお母さんたちが赤ちゃんを取り上げたとのこと。

そしてなぜかその足で病院に行かず、家に戻ってきて赤ちゃんを綺麗にして今にいたるとのこと。

「えええええぇ~?! まってまって! なんで病院行かなかったの?」

という私の問いに

ちゃんと生まれたし

お母さんも赤ちゃんも元気だったから!

と、いうな回答。

その1週間後に赤ちゃんは街のちゃんとした病院に健診に行きお母さんは2週間後に病院に行きました。

2人とも無事で本当に良かった!という少しハラハラする出産ストーリーを聞かされたベビやまのママでした。

 

 ※記事は次のページへ続きます。

 

  

女性限定の裸のお祭り⁈

彼女の出産から4.5日ほど経ったある日、村の子供達がしながら、
「お姉ちゃんはあのお祭り行かないの?」

と聞いてきたので、好奇心旺盛な私は、
「なになに?行きたい〜!連れてって!」

とお願いすると、村のお母さんたちのところへ連れて行ってくれて話を聞くとお母さんたちまでもニヤニヤしながら

「おいでおいで!みんなで踊るんだよ〜
夜の7:00にここのお家にきてね!」

と言うので、初めての夜のお祭りにワクワクしていました。

その日の夜、子供達が私の家まで迎えにきてくれて一緒に真夜中の森を歩いて集合場所のお家に向かいました。

するとやっぱりアフリカンタイムでまだまだ始まっておらず、ご飯をご馳走してくれたのでみんなで食べてその時を待ちました。

ちなみに私のいた地域ではお祝いの時はピラウというスパイシーなピラフやチャーハンのようなものにトマトと一緒に煮詰めたゴロゴロのお肉を乗せたプレートが定番でした。

ご飯を食べ終わりまだ始まらない様子なので、「まだー?」と聞くと、会場のお家の中で踊って待ってなよ!と言われ、あれ?お祭りなのに外でやらないんだ?と不思議に思いながらもお家の中に入ることに。

 

(この時私はまだ裸のお祭りとは知りません。笑)

 

お家の中では、出産を終えたお姉さんとその赤ちゃんがベットで寝ていてその周りに村のお姉さん、お母さんたちが集まって楽しそうにお話をしたり、バケツを叩く音に合わせてお尻を振り回しながら踊っていました。笑

しばらくすると、村のおばあちゃん4.5人が自分の背よりも大きな木の杖を持ちながら歌いながら列をなしてそのお部屋に

入ってきました。そこから部屋の中のムードは一気に上昇。みんな喜んでいるときに叫ぶ、

アーラララララララッ!

という甲高い声を出しおばあちゃん軍団をウェルカムし、そこからどんどんとみんな洋服を脱いで1人ずつ踊り始めました。

パンツ一丁になっちゃう人もいれば、上の服だけ脱ぐ人、ストッキングになっちゃう人もいて、とにかく激しくお尻を回したり、四つん這いになって踊ったり見てられないようなセクシーすぎる踊りが炸裂し、おばあちゃんまで脱ごうとして娘に止められるみたいな光景が目の前で繰り広げられました。笑

 このお祭りのルールは、

1. 男性厳禁女性限定
2. 20歳以上
3. 子供立ち入り禁止
4. 外から見えないように家の中で窓に布をかける
5. 恥を捨てて踊りまくる

といったところでしょうか。みんなはヒートアップして私にも

脱いで脱いで!ここで踊りなさい!

と言ってきましたが、ホームステイ先の常識あるお母さんに、「冗談だから脱がなくていいからね!脱いじゃダメよ!」と言ってもらえて裸お披露目の危機から間一髪抜け出せました。笑

それでもみんなが踊ってる時は一緒に踊るのが常識で見ているだけでは失礼になるそうでよくわからないけど見様見真似で一生懸命頑張りました。

  

ウディンクーシのお祭りの意味

お祭りは夜通し続くみたいで私の作り笑顔も限界を迎えたので外で待っていた子供達を連れて夜中に撤収しました。

あとあと村の人からお祭りの意味を聞く機会がありました。

 日本では出産をすると普通30分以内に2030cmくらいの血の塊である胎盤を引っ張り出すのですが、そこでは自然に出てくるのを待つみたいで、その胎盤が出た日にこのお祭りが開催されるようです。

そして、出産をした女性にセクシーな踊りを通じて

あなたは出産をして子供を持ったけれど、

再度女性としての自覚を持ちなさい、

まだ子供が作れる身体なのだ

ということを伝える、教えるという意味があるそうで、だから恐ろしくセクシーな踊りをしていたのかと納得しました。笑

こんなディープなお祭りに参加できた日本人は他にいるでしょうか?笑

とっても貴重で面白く楽しく学べた経験になりました。

 

最近のベビやま

よく寄り目になっちゃっていたのですがだんだんと視点が合うようになってきて、もしかして、目が合ってる??という瞬間が増えてきました。

お散歩の許可が出たので少しずつ外出に慣れさせていきたいです。

 

生後41日

次回の記事もお楽しみに〜!

 

 

 

 




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