こんにちは!モザンビークでボランティア活動をしているGoです。
アフリカを旅行する際に一番気を付けなければいけないことは何かご存知ですか?
それは「健康」と「安全」です。
病気にかかってしまった、強盗に遭ってしまった、ではせっかくのアフリカ旅行が台無しです。
今日はその「健康」の中でもアフリカに蔓延している病気で一番怖い「マラリア」について、予防法からかかってしまった時の対処法まで細かく解説していきたいと思います。
この記事の目次
そもそもマラリアってどんな病気?
マラリア原虫に感染したハマダラ蚊という種類の蚊に刺されることで、マラリアは発病します。
高熱や嘔吐を繰り返し、熱帯熱マラリアは発病後すぐに適切な治療を受けないと死に至ることもあります。
自然に治癒できる病気ではありません。
マラリアは国によっては存在しない病気ですが、僕の住んでいるモザンビークでは1年中、全域で発生します。
マラリアが存在する国は下記の通りです。
アフリカだけでなく、中南米、アジアにも幅広く存在します。
黄熱病や狂犬病のような予防接種がなく、多くの人が亡くなっているとても怖い病気です。
そのため、世界で人間を最も多く殺している動物は「蚊」だと言われています。
予防法
予防接種は存在しませんが、できる限り予防することは可能です。
僕が実践していることも含めて紹介していきます。
マラリア予防薬を忘れずに服用する
メフロキンとマラロンと呼ばれる予防薬が存在します。
これらを服用することで、高確率でマラリアを予防することができます。
僕はメフロキンを服用しています。
医者の処方が必要ですが、日本で購入することが可能です。
メフロキンには副作用としてめまいや睡眠症状、抑うつ症状などの副作用がありますが、今のところ僕はそのような症状は出ていません。
できるだけ夜は出歩かない
ハマダラ蚊は夜行性のため、夜はできるだけ外に出ないことをオススメします。
また、汗をかいていたり、お酒を飲んでいるとハマダラ蚊はさらに寄ってきます。
外を出歩く場合は長袖長ズボンを着用するようにしましょう。
虫よけスプレーを使用するのも効果的です。
寝るときは蚊帳を張る
寝ているときに蚊に刺されるケースが多いです。
防虫剤が練りこまれている蚊帳を僕は使用しています。
他の虫が侵入してくる心配もないので安心して眠れます。
ベッドに蚊帳が設置されているホテルがほとんどなので必ず使用してください。
面倒くさがらずに蚊帳の端をベッドのマットにしっかり折り込みましょう。
免疫力低下の回避
バランスの取れた食事、適度な運動、規則正しい生活が大切です。
たとえマラリアにかかったとしても免疫力が下がっていなければ重症化しにくくなります。
旅行中は移動も多く疲れが溜まってくるので、夜更かしせずにできるだけ免疫力を高めておくこと必要です。
万が一体調を崩したら…
37.5℃程度の微熱でもまずはマラリアを疑う必要があります。
2日間熱が持続したら病院に行きましょう。
長期滞在する人はマラリア迅速診断検査キットを持参することをオススメします。
マラリア迅速診断検査キットがあれば、病院に行かなくても、自分で指に針を刺し、血を採取してマラリアかどうかの検査をすることができます。
1回目の検査結果が陰性でも、6~8時間後に再検査した結果陽性がでることがあるので注意が必要です。
線が1本だと陰性、2本でたら陽性です。
線が1本でただけで陽性と勘違いしてしまう人が多いので気を付けてください!
もし陽性がでてしまったら…
必ず大きな病院に行く必要があります。
高熱、嘔吐、下痢、腹痛、関節痛 etc.の状態での移動は大変ですが、一刻も早く病院に行ってください。
重症化した場合、小さな病院しかない国だと近くの医療制度が整っている国まで緊急搬送することもあります。
莫大な医療費がかかってしまう可能性もあるため、短期の旅行だったとしても、医療保険には忘れずに加入しましょう。
現地の人はどうしているの?
現地の人は日本人と違い、抗体を持っており、マラリアに強いです。
日本人がマラリアにかかった時に比べると軽度の症状で済む場合が多々あります。
僕はモザンビーク人に「マラリアくらい大丈夫だよ」、「今まで5回はかかったことあるよ」と言われたことがあります。
彼らと僕たちの身体の構造は同じではないので油断は禁物です。
実際にホストファミリーの家族がマラリアにかかったとのことでお見舞いに行ったことがありますが、ちょっとした風邪くらいの調子でした。
それでもマラリアが原因で亡くなってしまう人がたくさんいることを忘れてはいけません。
アフリカはマラリアに限らず怖い病気がたくさんあります。
いくら体力に自信があっても、自分を過信せず、細心の注意を払うことが必要です。
面倒くさがらずに、できる予防は必ず行いましょう。
みなさんのアフリカでの冒険が素晴らしいものになることを祈っています!
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