皆さんこんにちは。昨年6月から執筆を始めた本記事も最終回を迎えました。
第1弾の記事はこちら↓
前回の記事はこちら↓
当初、本記事は第4弾で終了の予定でしたが、ルワンダ渡航がどのようにその後の人生(1年間)に影響を与えたかについて述べさせて頂き、特に「人の持つ力」についてお話致します。
そして、僕の今後のアフリカとの関わり方についてお話し、締めとさせて頂きます。
今回は、1人インタビュー形式でお伝えしていこうと思います。
悔しい思いと、もう一度何かにチャレンジしたいなという思いです。
僕は2週間のプログラムの中で、ルワンダに何も残してくることが出来ませんでした。だから悔しい思いが一番にあります。無力感とともに、今の自分のままではだめだという思いも同時に沸いていましたね。
次同じ2週間を与えられたら、何か残せる人になろうと誓いました。具体的なものは思いついていないのですが。
余談ですが、先月、第2期のプログラム生(僕は1期生)が帰国しました。その中のメンバーの方が、クラウドファンディングという形で日本とルワンダを繋ぐ継続的な活動をしている姿を見て、本当にかっこいいなと思いました。
大きく分けると二つです。3月に帰国し、5月までは就職活動それ以降の9か月は研究室活動です。
一大学生としての生活はどこか物足りなさを感じましたね。もっとアフリカに、世界中の国に行ってみたかったのですが、日本でもやるべきことが沢山あったので。次回のアフリカ渡航を楽しみにしています。
いえ。
「日本にいながらアフリカに関わりたい」、「アフリカ熱を冷ましたくない」という思いは強く持っていました。運のいいことに、日本にいながらもアフリカを通じて沢山の出会いがありました。きっかけは帰国後に「アフリカ交流会」というイベントにふらっと行ってみたことです。そこには、アフリカと様々な形で関わる方が集まっていました。
活動を行う学生、社会人、アフリカにルーツを持つ方がいました。日本にいながらもアフリカと繋がりを持つ方々は、とても輝いて見えたのを覚えています。
その後、アフリカシェアハウスで時間を過ごしたり、TICADでブースに立たせていただいたり、アフリカ布で作った洋服を購入したり、アフリカファッションショーに関わらせて頂いたり、スーダン映画を上映するお手伝いをさせて頂いたりと様々な経験をさせて頂きました。アフリカを通じて今まで出会ったことのない方々に出会えました。
おかげさまでアフリカ熱は冷めなかったですね。
この答えはNOです。様々なアフリカの情報が入ってくるようになりましたが、やはり「百聞は一見に如かず」です。
自分の目で見たこと、体験したことでないとうまく語れない気がします。そもそも、詳しくなるためにアフリカに関わりたいわけではないです。アフリカを共通点としているこの場で言うのもなんですが、アフリカだけと関わりたいという思いもありません。
人から聞くアフリカお土産話で毎回ワクワクすることは間違いないのですが。この1年で詳しくなったことといえば、アフリカではなく水素エネルギーについてやその他エネルギー関連技術についてですかね。
一言で言えば、色んな人に出会えるからです。
その人から新しい発見と学びがあります。考え方、文化、言語など。例えば、帰国して一年が経ちましたが、用もないのに「how are you?」と月に一回程度心配してくれるルワンダの方が何人もいます(用もないのにというのは、僕の感覚の話です)
How are you? 起点に、気付いたら長々と近況報告してるんです笑。こんなにも身近な人を大事にする文化はいいなと思いました。自分の生活にも取り入れようと。
これはルワンダに行き、ルワンダの人と出会わなければ考えなかったことです。23年生きてきて尚、新しいことに出会えるこのワクワク感がたまらないです。だから、日本にいながらも新しいことに触れるのは大好きです。この先も楽しみです。
そうですね。今のままだとただイベントに来る人ですね。
具体的には、エネルギーをアフリカに、世界各国に届けたいという思いがあります。(同じ思いを持つ方がいましたらお声かけ頂けると有難いです)
アフリカ関連の活動には、強い思いを持って運営されている方が沢山いました。
一例をあげると、
ファッションショー→アフリカのファッションを日本・世界に。売り上げを現地の仕立て屋さんに。
映画→アフリカの、スーダンのイメージを変えたい。もっと多くの人にアフリカに興味を持って欲しい。
という強い思いです。
そんな姿を目にすると、僕の強い思いって何だろう?と自然に考えさせられました。今まで興味持って勉強してきて、これからも勉強し続けて、何か外に対してできることって何だろう、という問いの答えがエネルギーだったんです。なんとなくで関わっていたエネルギー関連が、一気に僕の人生をかけて取り組みたいことになりました。
はい。エネルギーは医療にも教育にも繋がるということを本で、現場のお話で知りました。
明かりがないから夜で歩けない。病院は夜まで運営できない。日が暮れたら勉強できない。木炭燃料による一酸化炭素中毒。火起こしの時間を勉強に充てられれば。
そんな需要があります。原因は様々で、一筋縄ではいかないのですが、少しずつ未電化地域を減らすことが僕の強い思いです。なんとなく面白そうで選択したエネルギー専攻。医学部や教育学部で仕事に直結する学問を専攻する同世代が沢山いる中で、「自分の学びは役に立つのか」はっきりわからないまま大学生活を過ごしていましたが、やっと見つかったような気がしています。
エネルギーは医者にも教師にもなりうるのだと誇りをもって仕事に携わろうと思っています。
余談ですが、「エネルギーは第一次産業」という考えを勝手に打ち出しています。共感頂ける方は農林水産業と一緒にエネルギーも考えて頂けたらと思います。
ビジネスです。日本と世界に拠点を持つエネルギー企業での活動になります。
どちらも経験はないので語れませんが、どちらも泥臭い地道な活動であることは経験者の方を見て感じています。泥臭い活動どんとこい、という構えでQ.7で答えた目的だけ見失わないようにしたいです。
加えて、僕は今すぐ未電化地域で活動するわけでもありません。大学で何か特別なことを学んだわけでもないので、企業の様々なプロジェクトに携わりながら夢の実現に向かっていけたらと思います。一企業で働きながらも、何か世界の電化・ガス化に向けてできることを模索中です。
そういえば第1弾の記事で書きましたね。
はい。上記のようにエネルギーに没頭する新たな自分が見つかりました。
アフリカのそれぞれの国や地域について語れることはないのですが、エネルギーのことについてなら沢山語れます。アフリカの話を期待して、高校生からお声かけ頂いたイベントでも、エネルギーのことばかり語っていたような気がします。
自分の力で見つけた新しい自分というよりも、ルワンダに一緒に行ったメンバーや日本で出会った様々な方との出会い、そして今まで出会っていた方とお話しする中で見つけた新たな自分です。
研究室の机に向かっていても、就職活動に心血注いでいても見つからなかった自分です。「自然電力」という会社様からインターンのお誘いを頂いたり、アフリカシェアハウスに住んでいたケニアの方が太陽光発電コンサルティングの仕事について教えてくれたり。
いつもきっかけは思いがけない出会い(少しだけ勇気が必要)です。ルワンダで右も左もわからず、バナナを追っかけていた人間が一年後にこうなるのですから人生何があるかわからないですね。
そうですね。本筋から外れないように笑。
1 人1人違うことですね。
どういうことか、僕の渡航前後のアフリカに対するイメージの変化に触れながら説明します。
前→アフリカの人は皆同じような文化背景で、みな同じ考えを持っている人達
後→1人1人生まれた家庭も違う、育った環境も文化背景も経済事情も違う、通っている学校によっては興味のある分野も違う、仕事も違う、食の趣味も1人1人違う、好きな音楽も違う。
この気づきは本やテレビで見ていたら絶対に得られなかった気づきだと思っています。日本や他の国に行ってもこのことに全く気付いていなかった。日本で伝えられているアフリカと現実とのギャップが他の地域に比べて大きいのかなと感じています。
だから自分の経験も少しでも発信していけたらと思っています。
1人1人違うって当たり前のことで、アフリカに限ったことではないなと思っています。帰国後は、日本でも「1人1人違う」ことを多く感じるようになりました。
グローバルとはどういうことかを教えてくれたのがアフリカですね。
また次回のアフリカ紀行がありましたらこちらにお声掛けしたいと思います。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
完~ルワンダ編~