キーンコーンカーンコーン
本日より、コジマ先生のアフリカ大陸制覇のための「特別授業」がはじまります!
2015年から約2年間、青年海外協力隊としてナミビアへ。
2019年3月、先生として成長するために先生を辞める。
2019年4月からアフリカ54ヶ国訪問の旅をスタート。
2019年4月から、アフリカ54ヶ国訪問の旅をスタートさせたコジマ先生。2019年4月15日~6月15日までの約2ヶ月をかけて、まずは西アフリカから旅をスタート!
ビザが取りにくかったり、情報が少ない「西アフリカ」について、これから数回にわけてガッツリと授業をしていただくことになりました。
それではコジマ先生、どうぞよろしくお願いします!
名前を聞いたこともないという人が多いのではないかと思います。が、実はこの国は知る人ぞ知るアフリカの中の隠れた観光大国なんです。
今日の授業では、隠れた観光大国であるカーボベルデを、基本情報、行き方、ビザの取り方から各島の巡り方まで、徹底的に伝えていきます!
この記事の目次
1時間目、カーボベルデってそもそもどこ?
「カーボベルデ」見つけられますか?地図をみてようやく知った、という人も多いと思いまずが、カーボベルデはアフリカにある国の名前です。
ヒントは西の方です。大陸の左の方に見つけられましたか?
モーリタニアやセネガルの先にある海に浮かぶ...
はい、実はこの国、アフリカ大陸54ヶ国中5つ存在する島国の中の1つなんです。
アフリカ大陸の中で最も西に位置する国であるセネガル。その中でも最西端に位置する岬「カーボベルデ(和名:ヴェルデ岬)」
島に一番近い岬の名前を国名にしたという面白い国です。
カーボベルデを拡大した地図がこちらです。
カーボベルデの国土は10の主要な島から構成されています。
その様子はまるでゲームの世界の冒険の地図。「10の島でできた国」というのがカーボベルデの特徴です。
国旗の中にも星が10個描かれています。
そして10の島それぞれに独自の魅力があるのがカーボベルデです。
国も観光業にかなり力を入れていて
- 街中にわかりやすい案内表示を配置
- 無料のガイドブックや地図を配布
したりしています。
そのどれもに見られるのが、10の島を宝石に見立てたオシャレなデザインです。
10個全部集めたい(行ってみたい)!思わずそんな気持ちにさせられます。
2時間目、カーボベルデの基本情報
正式名:カーボベルデ共和国 (Republic of Cabo Verde)※この「カーボベルデ 」という表記になったのは2019年4月から。以前は「カーボヴェルデ」でした。
発音:ケェイプヴァードゥ※「カーボベルデ 」では伝わりません!
面積:4,033㎢※長崎県の面積(4,093 km²)と同じくらい!意外な島繋がり
人口:54.6万人(2017年,世銀) ※東京都杉並区の住民数と同じくらい。
首都:プライア(Praia)
民族:ポルトガル人とアフリカ人の混血が約70%
言語:ポルトガル語(公用語),クレオール語
宗教:キリスト教(カトリック)
独立記念日:1975年7月5日(ポルトガルより独立)
在留邦人数:0人(2017年10月現在) ※カーボベルデには日本国大使館がありません。セネガルの日本国大使館が兼轄しています。
通貨:カーボベルデ・エスクード(CVE) ※1エクスードが約1円なのでわかりやすいです。
参照:外務省 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/capeverde/data.html
英語の発音インフォ https://en.hatsuon.info/word/Cape+Verde/
ウィキペディア https://ja.m.wikipedia.org/wiki/カーボベルデ)
3時間目、カーボベルデの島々を観光する
10の島からなるカーボベルデ、今回はその中から先生が実際に訪れてきた5つの島の魅力を紹介します。
巡ってきたのは色のついた5つの島
- サンティアゴ島
- マイオ島
- フォゴ島
- サントアンタン島
- サンヴィセンテ島
島と島の移動手段は、フェリーか飛行機
10の島からなるカーボベルデ。島同士の移動手段は当然ながら、フェリーか飛行機になります。
カーボベルデのフェリー会社はFast Ferry
フェリーはその日ごとに運航している区間が決められていて、毎日必ず出ているわけではありません!
つまりカーボベルデの旅に関しては行き当たりばったりで「ここ行こ!」ということができないということです。
カーボベルデの国内線はBinterという航空会社が一手に引き受けています。
本当は飛行機は高いのでフェリーで全て回りたいところですが、先生が行きたい北のほうの島に行くフェリーは月に2本だけと聞いたため、飛行機を選択しました。
飛行機は現地のツアー会社で手配をしてくれます。
首都プライアが位置する最も大きな島 サンティアゴ島
最初に紹介するのは、10の島の移動の起点となる島です。カーボベルデに2つある国際空港の内の1つであるネルソンマンデラ国際空港があるカーボベルデの空の玄関口、サンティアゴ島。
カーボベルデの首都プライアがある島になります。
全人口の半数以上(約 28 万人)が居住し、首都プライアには全人口の約四分の一(約 16 万人)が集中している大都市でもあります。
ポルトガル語で「浜辺」を意味するプライアという名前がつけられたこの街には、海水浴客でにぎわうビーチがあります。
少し高い場所に位置するプライアの街には美しい青い海が一望できる場所も。
10の島の中でも最も大きな島であるサンティアゴ島。
他の島と比べると人が多く、中心街はとてもにぎやかです。
中でもプライアの市場は地元の人たちの活気にあふれています。
そして、ポルトガルの文化を受けたカラフルできれいな街並みも印象的です。
プライアにはオシャレなカフェがたくさんあり、歩いているだけで気分が楽しくなります。
海に浮かぶ巨大な火山 フォゴ島
プライアから向かうのはフォゴ島という西に100kmほどはなれたところにある島です。
所要時間はフェリーで約4時間、チケット代は約3800円でした。
船内はとてもきれいで映画の上映まであるのですが、このフェリーでの移動、メチャメチャゆれます!
もうすんごいグワングワン!!横にゆれるバイキング的な感じです。
これが楽しめる人には最高のアトラクションですが、乗り物酔いをする可能性があるという方はまずこのフェリーはオススメできません。せめて酔い止めを持っておきましょう!
「フォゴ」はポルトガル語で「火」を意味する言葉です。
その名の通り、この島は島そのものが一つの大きな火山なんです。他の島々にもたくさんの火山は存在しますが、島一つが火山というのはこのフォゴ島だけです。
さらに、この火山は今もなお活動を続けています。
山をどんどん登っていく道はひたすらクネクネカーブの連続です。
乗り物に酔いやすい人は要注意です。
火山のドライブはスリル満点でそれだけも楽しいのですが、その車窓からの景色もまた絶景の連続です。
山の上の方に登ってくると、この島が本当に海に浮かぶ一つの巨大な山であることがよくわかります。
これは実はブドウなんです!火山のまわりに地面からたくさん生えるこちらのブドウたち。
ワインやコーヒーの産地としても有名なフォゴ島。
一見岩肌のように見える火山地帯の中にあって、雨が多く降るこの島では、ブドウやコーヒーなどをはじめ、植物がよく育つそうです。
ゆったりとした時間が流れる美しい海を臨む島 マイオ島
サンティアゴ島からフェリーで2時間半ほど東に進んだところに浮かぶのがマイオ島です。
今回はサンティアゴ島から日帰りで行ってきました。
この島は、観光の国カーボベルデの中にあって、観光に力を入れていない島です。
そこが逆に魅力的であり、一人静かにゆったりとした時間を楽しむことのできるのが、このマイオ島。
この島も非常にきれいな海が印象的です。
人も少ないので、ビーチでゆっくりするのもいいかもしれません。
近海の海ではマグロがとれるらしく、釣りの観光客には人気の島になっています。
島にある数少ないレストランではおいしい魚料理を食べることができます。
夏になるとウミガメが来るエリアもあるそうなのですが、良い意味で観光地化していないマイオ島。
シュノーケリングセットのレンタルも販売しているお店もないので、持参をおススメします。
山に囲まれた美しい街と大きな港のある島 サンヴィセンテ島
ここまで紹介してきた3つの島は南に位置しましたが、今度は北に位置する島になります。
今回は初めての国内線飛行機を利用しました。サンティアゴ島からの所要時間はわずか45分。ちなみにフェリーだと11時間ほどかかるそうです。
首都プライアに次いで2番目に人口の多い街ミンデロを有するサンヴィセンテ島です。
この島も非常にきれいな海が魅力的で、観光客もたくさん集まりますが、人が多すぎないことでゆったりとしたリゾートの雰囲気があります。
この島の中心はやはりこの港です。
大きな船も寄港できる入り江のあるサンヴィセンテ島は昔から港町として栄えてきました。
そしてこの街もやはりカラフルな街並みが美しいです。
小高い山を少し登るとこの島の様子が一望できます。
街と港、パステルカラーと海の青、街並みと夕日。全てが融合して創り上げられた日常なのに非日常を感じさせる絵画のような世界でした。
目の前に広がる美しい景色に感動すること間違いないです。
言葉にできない絶景の大自然の島 サントアンタン島
最後に紹介するのは10の島の中で最も北に位置する大きな島、サントアンタン島です。
この島はサンヴィセンテ島からのフェリーでしか来ることができないということで非常にアクセスがよくないのですが、カーボベルデの中で特に人気の高い島です。
その理由はこの島に広がる大自然の絶景。
島の中央を走る山のてっぺんからの景色には言葉が出ません。
山の傾斜に沿って敷かれた道がいくつもあるこの島では、この大自然を全身で感じるトレッキングを楽しむことができます。
豊かな植生が見られ、サトウキビやバナナなどが育つ棚田の美しさにも心奪われます。
とにかく言葉にできない絶景の中を歩くという貴重な体験ができるサントアンタン島です。
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