アフリカなのに人がいない!?観光大国ナミビア首都Windhoek編

こんにちは。休学してアフリカ4ヵ国をまわった西田海です。

 

▼前回のコラムはこちらから▼

 

今回は、私がザンビア滞在中に一週間だけ訪れた隣国、ナミビアについて紹介したいと思います。

 

皆さん、ナミビアってご存知でしょうか?

 

ご存知の方は、ナミブ砂漠のイメージが強いのかなって思います。私もナミブ砂漠目当てでナミビアに行ったので…

 

けど実際に行ってみて、なんか私の想像以上に面白くて、とても不思議な国でした。

 

ということで、そんなナミビアで経験したことを二回に分けて書いてみました!

(ウィンドフック・ホセア・クタコ空港上空。人の住んでる気配なし…笑)




 

ナミビアの首都、Windhoek

私たちは、首都にあるゲストハウスに滞在し、そこのゲストハウスが提供しているツアーにいくつか参加しました。そのため、首都に滞在する期間が一番長かったのですが、この街、とても不思議なんです。笑

 

そんなWindhoekで驚いたこと、不思議ポイントを3点にまとめてみました。

 

①人がいない街

Windhoekは私が想像していたアフリカとは全く異なり、めちゃくちゃ発展していました。

 

道路とかもきちんと整備されているし、大きなスーパーやレストラン、お店がいくつも並んでいて洗練された街並み。

(ゲストハウスの前の道路)

 

そして、宿からスーパーまで歩いている時にあることに気付きました。それは、

 

この街、人が全然歩いていないんです!

 

車は走っているんですが、他のアフリカの国とは違い綺麗めな車や、観光客の乗っているサファリ用の車、そして私たちを見るとクラクションを押してくるタクシーetc…

 

他のアフリカやアジアの国にあるようなぼろぼろのバスやバイクタクシー、トゥクトゥクのような乗り物は全然走っていませんでした。

 

そして、その街の中にあるセカンダリースクール(日本の中学校+高校レベル)の前を通ると生徒は白人の子ばかり。ちなみに私立ではなく公立なのに日産スタジアム並の大きなグラウンドに綺麗な校舎…

(公立学校のグラウンド)

 

え、ここ本当にアフリカ?! って何度も思いました(笑)

 

実はここ、日本と同じくらい物価が高くそのため、おそらく多くの現地の人たちは首都には住んでないんでしょうね。

 

だから、現地の人は首都の近くの街に住んで、バスとかで首都に働きに来てるみたいです。

 

そのバス乗り場とかも、スーパーの駐車場とかで見たので、だから、普通に外を歩いている人が少ないのかなって思います…

 

ただこの国、人口密度がとても低く、190ヵ国中189位ということで単純に人が少ないんです。

 

ちなみに日本は、1km²あたり335.95人で、ナミビアは、1km²あたり2.82人だそうです(世界経済のネタ帳、2018)!これを見れば、この人の少なさも一目瞭然ですね(笑)

 

だから、砂漠や他の場所に向かう途中、家の集合体や街を通り越すとその先次の街までずっと草原や山のような光景が広がっていました。もちろん人はほとんど見ませんでした。

(ちょっと分かりにくいですが、こんな景色がずっと続いていました)

 

②治安の良さ

そして気になる治安について…

 

泊まっていた宿においてあって“日本人ノート”や旅人のブログに、治安かなり悪いからなるべく鞄を持って歩かないようにと書いてあってので外出する際は手ぶらか、スーパーの袋のみで移動。

 

けど、やっぱり人が少ないためか、他の国に比べて声かけてくる人とかも断然少なかったです…

 

夜まであいている店が極端に少なく物価も高かったため、夜出歩くことがほとんどなかったこともあり、危ない思いをすることなどもありませんでした。それでもやっぱりここはアフリカ。

 

実際に被害に合われた方もたくさんいらっしゃるので、気をつけなければいけませんね。

 

あ、あと、ショッピングモールに入るために手荷物や身体検査をされるルワンダとは異なり、ショッピングモールは誰でもすぐに入れました。

 

ただ、開いている時間は特に問題もなく普通のショッピングモールなのですが、閉店時間が近づくとなぜか柄の悪い?人たちが入ってきて、話しかけられたり、物売りに来たりしてました。これもなんだか不思議な光景…

(ショッピングモールの前の様子)

 

③意外な外交

最後に一つ、驚いたことを。ナミビアは最近まで北朝鮮と関わりが深い国だったみたいで、街歩きツアーに参加すると、北朝鮮が建てた建物をいくつか発見!しかも独立記念館とか結構重要な建築物を北朝鮮の資金援助で5つくらい建てていたらしいのです。

 

驚いて聞いてみると、北朝鮮とナミビアは2017年の9月頃まで外交を結んでいて、他にも、ナミビアで取れるウランを北朝鮮に輸出したりしていたとか…9月初旬に北朝鮮が6度目の核実験を実施し国際社会の圧力が高まったため、ナミビア政府は改めて北朝鮮企業との契約破棄を表明したらしいのですが。

 

日本にいると北朝鮮ってなんかよく分からなくて怖いとか結構鎖国的なイメージだったのですが、ナミビアとの外交的なつながりや、ザンビアにも北朝鮮人の歯医者さんがいたりアフリカの国々とは結構つながりがあったりと、すごく意外な事実が分かってとても面白かったです。

(左:ドイツの教会、右:北朝鮮の建てた独立記念館)

           

 

元々行く予定なんてなくて、事前にあまり調べて行かなかったためか、首都Windhoekだけでも私的にはすごく興味深くて色々書いてしまいました。。。

 

が、ナミビアの観光的な魅力は今回書き切れなかったので、また次回に!

 

まだまだ魅力いっぱいのナミビア、少しでも興味もって頂ければ嬉しいです!

 

 

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