観光大国ジンバブエの首都ハラレはアフリカのロンドンだった。

ジンバブエと聞いて皆さんがイメージするのは何でしょうか。

 

ハイパーインフレを起こし一昔前に話題になった、億万長者ごっこができる国100兆ジンバブエドル=1円みたいな変な時代がありました)。

 

少しアフリカに詳しい人であれば、世界三大瀑布の一つヴィクトリアの滝がみられる国。

 

国際政治に興味がある人であれば、つい最近の2017年末、37年間ジンバブエを独裁していたムガベ大統領がクーデターで失脚し変革しつつある国。そんな印象でしょうか。

 

今回ノリで単身ジンバブエに行くことに決めたわけですが、だいたい友達は、1億ジンバブエドルを持って帰ってきてほしい、だったり、治安悪そうだから気を付けてね、だったりというリアクションが多かった気がします。

(ハラレでゲットした100億ジンバブエドル・筆者撮影)

 

ネットでいろいろ調べていると、首都ハラレは退屈、みたいな描写が多くみられ、だいたい観光客は青の洞窟チノイケーブや世界遺産のヴィクトリアの滝に行くようなので、あえて僕はハラレ縛りで今回行動してみることにしました笑。都市を散歩するのが好きなのです。そんなハラレの魅力をお伝えできればと思います。

 

今回ちょこっとハラレに行ってみて思ったのは、ここはアフリカのロンドンだという謎の確信。その理由に今回は迫ってみましょう、、、

1.大都会で散歩ができる

(ハラレの街並み・筆者撮影)

 

さて、ハラレ。中心地の一角を切り取るとアフリカ感ゼロです。高層ビル群が立ち並び、スーツでビシッと決めたビジネスマンが道を歩きます。

 

まるでロンドンの金融街カナリーウォーフですね?ステレオタイプ的なアフリカのイメージと真逆を行く感じなのは、自分が代表を務めるアフリカをテーマにしたファッションショーTokyo Africa Collectionのコンセプトに重なるところがあります。

 

そして治安はとても良いのです。

 

ヨハネスブルクのダウンタウンで道端でスマホを出して写真を撮る=死を意味するみたいな冗談を聞いたことがありますが、ここハラレでは大丈夫。先進国の道端で「あのビル大きいなあ」と写真を撮るのと似た感覚でスマホで写真を撮っていました。

(ハラレの街並み・筆者撮影)

 

ヨハネスブルクやナイロビなどに規模は負けてしまいますが、少なくとも日中はダウンタウンを安心して散歩できます。観光客も少ないからか悪質な売り込みもなかったです。

 

国によっては何かしてもらうとしつこくお金をせびってくるところもあり、警戒しがちになりますが、ハラレでは驚くほどに無償で当たり前のように自分に協力してくれる人だらけでした。

 

夜は治安が悪いということでビビって出歩かなかったのですが、現地人曰く余裕で超安全らしいです。ハラレのナイトライフもなかなか楽しいとか。真偽のほどは不確か、、、

 




 

2.イーストロンドンっぽいところがある

ロンドンといえば、大都会、、、そしてグラフィティがたくさんある一角、イーストロンドンがあります。元々貧困街で、治安が若干悪いとされてきたイーストロンドン。しかし近年は、若者で溢れるおしゃれな地区として有名です。ショーディッチやブリックレーン。インスタ映え抜群の地区ですね。

(イーストロンドンの街並み・筆者撮影)

 

都会!安全!と騒いできたハラレですが、少し中心地から離れると途端にザ・アフリカ感が出てきます。ここで取り上げたいのは南西部のスラム街・ムバレ。

 

白人統治時代の黒人居住区で、今でも貧しい地区。治安はなかなか悪いそうです。が、マーケットなど活気があってなかなか楽しいところ。東京で例えるなら、ちょっとアメ横っぽいかんじです。

そしてそこら中の壁にグラフィティが!なんとなくイーストロンドン感は味わえるかもしれません。インスタ映えすること間違えなしです。

(ムバレ・筆者撮影)

 

これは完全にロンドンですね。ロンドンに行こうとしているそこのあなた。

 

試しに行き先をハラレに変えてみてはいかがでしょうか。10兆ジンバブエドルほどの札束を片手に、二日酔いしないと話題のジンバブエのビール「ザンベジ」を飲みながら、高層ビルに囲まれて優雅に億万長者気分を味わってみてください。

(ジンバブエのビール「ザンベジ」・筆者撮影)

 


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