この度、ご縁があってAAAさんの記事に載せていただけることになりました。うれしい限りです。
この記事を読んで頂いた人に、何かひとつでも私の伝えたいことが伝わればと思いながらこの記事を書いています。
私は今回アフリカのルワンダに行ってきました。ルワンダは東アフリカに位置し、気候も人も穏やかです。
そこで学び得たことは「どこにいても相手のニーズを知り、その上で相手と接する」ということです。
それについて以下に述べていきたいと思います。
この記事の目次
私は「地球市民学科」の学生です。
私は昨年から地球市民学科という少し特殊な学科のある大学に通っています。
大学に通う日々は自分の成長に少なからず直結していると感じています。
私の所属している学科ではフィールドワークという授業が売りになっています。
フィールドワークとは、実際に現地に行き、五感で体験、感じ、言語化して人に伝えるというものです。
私はこの授業スタイルに引かれ入学を決めました。
今回、アフリカに行ったのも学校で学んだ「現地に行って五感で感じ、人に伝える」というのを大事にしたいと思ったからです。
私は自分から発信することが苦手な方です。しかし、見て、感じたこと、体験したこと、経験したことを自分の言葉で伝えていきたいとも思っているすこし変わり者です。
よりこの想いが強まったのは今回ルワンダに行ったからです。
1本の映画との出会い
ルワンダで約25年前、とても悲惨な出来事が起こりました。ルワンダ国内での民族の殺し合いです。
ルワンダに立つ前、1本の映画を見ました。衝撃を受けました。
心の中に穴が開いたような感覚でした。
どうしようもない感情に襲われました。
過去のことを振り返ってもどうにもなりませんが、世界のどこかではまだこのような出来事が起こっているのではないかと感じました。
たまたま日本に生まれ、衣食住に困らない生活ができているのは本当に恵まれていると思います。
しかし、ボランティアなどの支援を行う際、大切なのは相手と対等な立場でいるということだと学びました。
心のどこかでは「貧しいから」、「しょうがない」、「やってあげないと」などの感情を持っているかもしれない。
貧しいといわれている国、いわゆる発展途上国という国に生きる人々は一方的な援助を求めているのではないと思いました。
ともに生きる、共生が必要なのだと思いました。
ボランティアという支援、その他支援においても私たち側のほうが多くのことを学んでいるはずです。
学んだことを還元していく形が私の目指すボランティアの理想形です。
このときに大事なのが相手のニーズ知り、対等な立場で接するということです。そして、対等な立場で接すると相手はいろんなことを教えてくれます。
たとえば、ルワンダではジェノサイドと呼ばれる民族の話を聞くこと、話すことはタブー?とされています。
しかし、私が出会ったルワンダのジェノサイドを経験した人も、してない人も、まだ約25年しかたっていないので記憶が鮮明なはずなのに、私に家族について教えてくれたりしたのです。
私は聞いていて、改めて今の日本で家族みんなが生きていること、一緒に暮らせていること、友人がいること、大切な人がいることは当たり前じゃないのだと感じました。私にとっては大きな学びでした。
アフリカに行ってみたかった。
ここからというかこのタイミングでという感じなのですが、ルワンダに行こうと思った理由を聞いてほしいと思います。
今回ルワンダに行ったのは単純にアフリカという国に行きたかったから。
アフリカという国に足を踏み入れてみたかったからです。
わたしの周りにはアフリカに行ったことのある人がいませんでした。私がアフリカに行くと言うと、家族を含め周りの人は驚いていました。
アフリカというと危険なところもしくは貧しいところ、そのような感情を抱くのは一般的に普通なのだと思います。
決してそうではないということをわたしが行くことで知って欲しかった。その思いもあっていくことを決意しました。
ルワンダという国は約25年前の出来事を機に急激に経済が発展し、国内での制度の仕組みが組み立てられつつあることも知りました。
その中には教育制度ももちろんあります。わたしは日本の教育に疑問を持っています。
日本人の多くが受験のための詰め込み学習を経験してきたと思います。そうではなく、自分の学びたいものをとことん追求できるという、アメリカや西洋式の学習を取り入れたほうが良いと考えています。
いきなりではありますが、アフリカではどういう教育がなされているのかも気になり今回は大学から幼稚園までをみてきました。
特に深く関わったのは幼稚園です。
先生が誰もいなくなった幼稚園を救え!
ここからは私がルワンダで経験してきたことをお話ししていこうと思います。
私はボランティアに行かせてもらっている側として関わりましたが、どこか相手と対等な立場ではなく、私の方が優位に立っているような感覚もありました。
その思いを抱いていることに悔しくて、行く意味があるのか、果たして子どもたちにとって良い影響があるのか、など悩みに悩んだ時もありました。
しかし、1ヶ月の中で特に幼稚園に関わらせていただいた2週間は、私の人生の中で大変貴重なものであり、刺激ある日々でした。
私の持つ力を最大限に発揮した2週間でもありました。だからこそより多くの人にこの現状を知ってほしいと思いツアーを作りました。
ここからは幼稚園について少し触れ、改めてツアーを作った理由を述べたいと思います。
私のボランティアで行かせて頂いた幼稚園とは今回お世話になったKSEKIがサポートしているコミュニティーの中にある幼稚園です。
その幼稚園は大きな問題を抱えていました。
幼稚園の先生はたったひとりの大学生
ある日突然先生全員が蒸発、そのため、生徒60人以上に対し大学生ボランティアティーチャーが1人で授業をしていました。
私には考えられない光景でした。
年齢や学力も違う60人以上の子どもたちが同じ授業を受けているのです。
教育をきちんと施したいのであればこのような状況は改善する必要があると思い、ツアーを一緒に作った友人とともに色々な解決策を毎日寝るまで考え続けました。
子どもが好きそうな音楽を流してフィジカルという授業をしてみたり、フラッシュカードを作って英語や数字の学習をしてみたり、たくさんのことをやりましたが失敗の連続でした。
日本で平凡に暮らしていれば経験することのない壁に何度もぶち当たりましたが、そのたびに乗り越え、子どもたちの変化を感じてきました。
幼稚園全体の変化も感じてきました。
そこで多くの学びを得た幼稚園に恩返しの思いを込めて、そしてKISEKIの存在をより多くの人に知ってもらうためにKISEKI Nursery Tourを思いつきました。
ツアーを決行するにあたり、多くの人の協力、意見、応援の声を頂きました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
ずっと続くツアーになって欲しい
そして、このツアーがこの先も続くようなものになればと思っています。
このツアーは私がルワンダで出会い、今では最も尊敬する人と一緒に作りました。
彼女とは幼稚園に通う毎日に奮闘し、一緒に壁を乗り越えてきました。
運動会の内容から開催運営まで参加者と共に作り上げるという目的のこのツアーは私自身初めての経験ですが、自分自身の経験値が上がると信じています!
是非興味のある方は次回以降開催の際声をかけていただけたらと思います!!
アフリカのルワンダと言う場所は私にとって帰りたいと思える場所の一つになりました!!
早くルワンダ行きたいです!
あと、最後に!!ルワンダの太陽にはすごいパワーがあります!
まず、こんな大きいんだっけ?太陽って・・・という感覚から太陽の光に引き込まれるかのように1日の疲れが持っていかれます!
ルワンダに行って是非体験してほしい!!
最高に大好きで切磋琢磨できる仲間に出会いこの夏の最高の思い出になりました!!
またお会いできたら!嬉しいです!
読んで頂きありがとうございました!!