ベナン共和国の小さな村に住んでみて、日々感じること③~比較すること みんな違ってみんないい~
みんな同じ顔に見える?それぞれ表情や個性の違う子ども達です!

ベナン共和国、コドワリ村に青年海外協力隊コミュニティ開発で派遣されている福井沙織です。

 

前回は食べ物を通じたベナンの文化について書いてみました。

 

👇前回記事はこちらから👇

👇第1回記事はこちらから👇

 

第3回の今回も村で過ごしていて感じたことからお話を進めていきたいと思います。

 

と、その前に…

8月末にベナンに来て下さった先生が私の生活を動画編集してくださいました。
恥ずかしいので、見てくださいと言いづらいですが、お忙しい中、ベナンに来て、また動画を制作して下さった先生に感謝の気持ちを込めて、たくさんの方に見て頂ければ幸いに思ってます。20分程度よろしければお付き合い下さい!

 

ご覧頂きありがとうございました!

それでは、第3回の内容に移りたいと思います。

 

 

「比較する」ということ

私にとって、海外で暮らすのはベナンが初めての経験でした。

 

生活、言葉、人間関係など何もかもが日本と違い、初めは戸惑うことも多く、感情の起伏も大きかったなと振り返ります。

 

ですがこの経験から、日本での生活は当たり前ではなく、有り難いことなのだと身をもって感じることもできました。

 

海外で暮らすことによって、自然と日本と比較してしまいますが、そこから日本の良さを感じたり、またベナンの良さを知る機会にもなったり、「比較する」ということは物事を考えるうえで大切な要素では無いかと思います。

 

しかし、「比較する」というのが時としてしんどく感じることも多いと思います。

 

私自身、他人と勝手に比較して落ち込んだり、自分勝手に相手を比較して傷つけてしまったり、「比較する、比較される」というのは案外辛いものだとベナンに来て強く思うようにもなりました。

 

私は2代目ボランティアとして村に派遣され、初めの頃は1代目ボランティアとよく比較されましたし、近隣の村に派遣されているボランティアと比較されることもありました。

 

日本人ボランティアが少ない中、ベナン人に比較されるのは仕方ないことであり、悪気がないことも分かっています(おそらく「私は知っているよ!」と言いたげなだけ)が、慣れるまでは「疲れたな」と思うことも多かったです。こんなに比較される機会も今までに無かったというのもありますが…

 

 

「ネガティブな比較」を「ポジティブな比較」に

でも疲れたと感じたのには、自分にも原因があり、それは自分自身も前任者はどうしていたのだろう?とか、勝手に比較していたからなのではないかと思います。

 

自分はこういうスタンスで行く!

 

と決めたときからは、吹っ切れ、また相手にもできるだけ自分の考えを伝えるようになりました。(伝わっているかは別として)

そう考えると、「比較する」という時に大切になってくるのは自分自身の軸をしっかりと持つということ他人やものを比較するときはそれぞれの良さを尊重することが大事なのではと思うようになりました。

 

私自身も村に住んでいて、ベナン人を比べてしまうことはありますが、ベナン人だからといって同じなのではなく、それぞれに違う考え方や雰囲気を持ち合わせ、一人ひとりと対話することが大切であり、私自身、一人ひとりとしっかりお話しすることで、学ぶことが多いなと感じています。

子ども達も十人十色。同じ絵でもそれぞれに違いがあります。

 

ボランティア活動を通じて、本当にこれでよいのか、自分は何のためにこの村にいるのか…など負の思考が働くときがあります。

これも自分勝手に目指すべき活動やボランティア像と自分を比較してしまっているから生まれる感情なのだと思います。

 

「自分はこれでいいんだ」と思えるものがあっても人間、その時の感情によって揺さぶられるときもありますが、比較することによって、いろんな発見ができるといったポジティブな比較を心がけたいなと思います。

 

経験から考えたこと
人は自然にあらゆるものを比較してしまいますが…
比較することによって様々な発見があること。
人や自分自身をも傷つけてしまう場合があるということ。
自分を含め一人ひとりの違いを認め、その人自身を知ろうとしなければならないこと。
また自分勝手に負の比較に陥ってはならないということ。

 

 

「知ること」に貪欲になって

「比較するということ」で時には気づかずに嫌な思いをしたり、させてしまう可能性もあるのではないかと思います。

その一例として、何事に対しても「知らない」うえで色々と言ってしまうのは、とても失礼なことではないかと思います。

 

ある村人と話をしていて、中国人と働いていたことがあり「中国人は日本人よりも働き者だよ」と言われたことがありました。

私は「日本人と働いたことあるの?」と聞くと働いたことがなく、結局根拠がないといった雰囲気になりました。

 

私はそれを聞いたとき、知りもしないのに勝手に比べられてあまり良い気持ちではありませんでした。

 

無知は人を傷つける・・・

 

だからこそ自分も知らないこととしっかり向き合おうと思いますし、村人にも知らないことを隠そうとするのではなく、知ることに貪欲になってほしいと勝手に思っています。

 

このような経験から、日々自分の意見を伝えることが大切だと思うようになりました。

 

村にいる唯一の外国人として、あらゆる考えを提供するのも自分の役割の一つではないかと思っています。

日本のおにぎりを振る舞う。日本について知ってもらうことも大事にしています。

 

「比較する」という負の落とし穴にはまらないよう、適切に比較し、あらゆる知識や状況を吸収していきたいと思います。それがより良い共存になると信じて。

 

今回のテーマは少し難しい内容になってしまい恐縮ですが、ぜひ普段の自分の「比較グセ」にも着目してもらえたらなと思い、書かせていただきました。

 

ご意見あれば、ぜひよろしくお願い致します!!

 

次回もお楽しみに~♪