地球のみなさんこんにちは!そして初めまして!
ケニアで青年海外協力隊として活動している平岡咲幸希と申します。
私は2018年3月末にケニアに来て、今7ヶ月が経ちました。暮らしにも慣れ、ケニア人との付き合い方も分かってきたところです。
今回は初めての記事なので、私の自己紹介を兼ねて普段の活動の紹介と、今後ALL ABOUT AFRICAを通して伝えたいことについて書かせていただきます。
ケニアに来るまで
私は元々、日本中どこにでもいるようなアラサーのOLでした。
…すみません、盛りました。確かにOLでしたが、その前は夢もやる気も仕事もないニートでした。「社会のクズ」と言われても仕方ないです。
そんな私が紆余曲折を経て青年海外協力隊に応募したのは2017年の春、28歳の頃です。
専門知識も経験もない私でも応募できる「コミュニティ開発」という職種があることを知り、勢いに任せて応募しました。そして運良く選考が進み、ケニアへの派遣が決まったのです。
ニートだった私を雇ってくれた会社には申し訳ないという気持ちがありましたが、自分の気持ちに忠実になってやりたい方=青年海外協力隊を選び、2017年の12月に4年勤めた会社を退職しました。
こうして専門知識も無ければ何の取柄もない私がアフリカに住むチャンスを手に入れたのです。
ケニアでの活動
私はケニアの首都ナイロビから北西へ260km、ケリチョという町の農業省に所属しています。ケリチョは紅茶の産地として有名で、緑がきれいなところです。
私はここで、
・ソルガムティーのマーケティング
・ジャムやケーキなど加工品の作り方の紹介
・出納帳をつけることの推進活動
・改良かまどの作り方の紹介
・同僚にパソコンの使い方を教える
といった活動をしています。(農業省所属とは思えない活動もちらほら。)
(↑バナナ農家さんたちと一緒にバナナケーキを作っているところ。)
(↑地域の方々と一緒に作った改良かまど。)
ソルガムって何?
いろんなことに手を出していますが、今一番気に入っているのはソルガムティーの品質改善や販路開拓といったマーケティング活動です。
日本語では「モロコシ」や「タカキビ」と呼ばれるイネ科の穀物です。五穀米に入っていることがあります。
私が住んでいるケリチョには、このソルガムを挽いて飲み物にして販売しているグループがいるんです。
こちらがその商品で「ソルガムティー」と呼んでいます。
味は日本の麦茶やほうじ茶に似ているので、ケニア在住の日本人の方々からも好評です。
しかしソルガムティーはまだ新しく、ほとんど知られていません。
食物繊維・鉄分・マグネシウムが豊富で体にいい商品なので、近年ケニアで増加傾向にある健康志向の方々から人気が出るのではないかと期待しています。
ALL ABOUT AFRICAを通して伝えたいこと
私が伝えたいことは、
私がアフリカに来て暮らすことができているということは、誰でもアフリカに来れる!
ということです。
ここまで書いたことを要約すると、何の取柄もないただのアラサーがケニアで小さな活動をしているというだけの話です。
私は人の命を助けるだとか、ストリートチルドレンを保護するとか、雇用を創出するとか、そんな立派なことはしていません。
ネットでアフリカについて調べていると、上に挙げたような立派な活動をされている方の情報がすごく多いんですよね。それも学生の方や私よりずっと若い方の発信が目立ちます。
そういった情報を見て私は気負いしていました。
でも実際にはアフリカでゆるーく暮らしている人もいるし、年配の方でも活躍されている方はたくさんいます。私みたいにいわゆる普通(以下)の人もいます。
元OLで元ニート、現在はのんびり小さな活動をしているだけの私がアフリカについて発信することで
・アフリカは特別な人やすごい人だけが来るところじゃない。
・アフリカは学生や若者だけのフィールドじゃない。
ということを再認識するきっかけにしていただけると嬉しいです。
これから私なりに、なるべく住民に近い目線からケニアの魅力をたっぷりとお伝えしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。
※私の詳しい活動内容やケニアでの日常が気になる方はブログも見てくださいね。