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シェリーココ新プロジェクトがスタート!
こんにちは!
ベナンでものづくりを行う株式会社シェリーココ代表の川口莉穂(かわぐちりほ)です。
今回のプロジェクトは、シェリーココがオリジナルのアフリカ柄商品を製作し、その売り上げをベナンの教育支援活動に寄付するものになります。
商品の購入が教育支援につながるだけでなく、新商品もこだわりを持って製作しました。
ぜひプロジェクト概要をお読みいただき、プロジェクト始動と共にスタートしたクラウドファンディングでご協力いただけますと幸いです!!
- 詳細:https://readyfor.jp/projects/cheriecoco-benin-kids
- 目標金額:70万円
- 募集期間:2020年8月16日まで
株式会社シェリーココ
私が青年海外協力隊として西アフリカ・ベナンで活動していた際、仕事が無く周りの人たちに頼って生活している親子に出会いました。
シングルマザーである母親とその子どものために何かしたいと思い、彼女が持っていたミシンの仕立て免許を活かせる仕事が無いかと考え、アフリカ布で作った浴衣を日本で販売する活動を始めました。
現在は浴衣以外にもアパレル・キッチン・インテリア・小物などアフリカ布を使ったものづくりをし、現地の雇用創出に取り組んでおります。
新プロジェクトを始めようと思った理由
シェリーココは、今まで現地ベナンで手に入るアフリカ布を使い、現地の職人が製作した商品のみを日本で販売してきました。
しかし、コットン100%の布を使用したものとなると、どうしても製作できる商品が限られてしまいます。お客様の間口を広げるためにも、布製品以外のものを製作し、商品の幅を広げたいと考えるようになりました。
そうすることで、新たな客層のお客様を増やし、メインの商品であるベナン産の布製品の販売数を増やし、ベナンでより多くの雇用を生み出していけるのではないかと考えております。
当初は、市販のアフリカ柄をそのままプリントしたスマホケースやマグカップなどを作ることを想定していましたが、「著作権」の関係で既存の柄をプリントして製品にすることはできないと考え、シェリーココオリジナルの柄を作ることに決めました。
ベナンへの想いを繋いでくれた出逢い
オリジナル柄の制作をするにあたりずっと引っかかっていたのが、今回製作するものは基本的に日本での製作になってしまうということです。つまり、大好きなベナンと直接的な関係性がないのです。
間接的にはベナンのためになるとはいえ、やはりベナンでのものづくりよりも身が入っていないのを自分でも感じていました。
そんなときに出逢ったのが、ベナンで学校に通えない子どもたちのために活動をする倉科茉季さんです。
CHILDREN EDUC BENIN 倉科茉季さんからのメッセージ
はじめまして、ベナンで英語教師として働いている倉科 茉季(くらしな まき)です。
私がベナンで教育支援活動を始めた背景についてご説明させて頂きます。
私は、学生の頃に「発展途上国で英語を教えたい」という夢を持っていたものの、なかなか踏み出せる勇気を持てず、日本で英語教員として就職しました。
日本での教員5年目となった30歳という節目で、やはり「このままでは嫌だ!夢を叶えたい!」と思い、思い切って学校を辞めるという決断を下しました。そんな中ベナンと縁ができ、2019年7月末にベナンに移り住むことになりました。
ベナンでは、生涯の友、いえ、もはや家族とも言えるベナン人のクラリスとルームシェアをしながら暮らしています。
ある日クラリスから、ベナンには経済的な理由で学校に通うことが出来ない子どもたちが数え切れないほどいるという話を聞きました。
そんな子どもたちに対して何もせずにはいられず、クラリスとクラウドファンディングで支援をしようと決めました。
【望む未来を自ら選べるように。ベナンの子どもたちに教育の機会を】
皆様のご支援のおかげで、目標金額を大幅に上回り、たくさんの子どもたちを学校に通わせてあげることが出来る目処が立ちました。
私たちはこの支援活動を CHILDREN EDUC BENIN と名付け、クラリスと共に継続していくことを決めました。
現在はコロナの影響で一時帰国を余儀なくされてしまいましたが、ベナンに戻れる目途が立てば、9月にベナンに戻り支援活動を再開する予定です。
CHILDREN EDUC BENINへの寄付
今回私たちシェリーココは、茉季さんの想いにとても共感し、この活動が継続的に行えるよう、シェリーココオリジナル柄商品の売り上げの一部を寄付することに決めました。
私自身、大学生の頃に訪問したカンボジアの孤児院で、とある女の子に言われた『学校の先生になりたいんだ』という言葉に、当時何も答えてあげることができず、悔しい想いをしました。
そしてその時に感じた、生まれた環境に関係なく自分の夢を実現できるような世界を作りたいという想いが、今のシェリーココでの活動に繋がっています。
現在のシェリーココは、主にシングルマザーや本業の仕立て業ではなかなか仕事がなかった人たちを職人として雇用しています。
職人のほとんどは子どもがいる方なので、彼女たちの給料で子どもたちが学校に通うことが出来ていたりと、間接的に教育の機会を与えることができているかもしれません。
シェリーココを通して茉季さんの活動を支援することで、私が大学生のころに思い描いた世界に一歩近づけることが出来ると思うと、今からとてもワクワクします。
今回の目標金額は、寄付金でベナンの子どもが1年間にかかる学費(入学金、教材費、制服代)を10人分賄えるような金額設定になっています。
目標金額を上回ると、その分学校に通える子どもたちの人数が増えます。
シェリーココオリジナル柄紹介
シェリーココはこれまでも、アフリカに興味のない人にも手に取ってもらえるようなブランドを目指してきました。
現地に売っている柄を選ぶ際も、商品デザインを考える際も、日本のお客様に可愛いと思ってもらえる柄、さりげない布使いでオシャレに見えるデザインにこだわっています。
今回オリジナル柄を制作する際もそこにこだわり、オリジナルだからこそ出せる“シェリーココカラー”を存分に詰め込みました。
また、シェリーココが使用しているアフリカ布はろうけつ染めの技法で染色されており、画像のような白いドット模様がよく見られます。
今回のオリジナル柄にもこのアフリカ布の特徴の一つをデザインしたものを多く作りました。
現在出来上がっている4パターン6色をご紹介します!!
【ブーケ】
シェリーココでは代表川口が好んでいる花柄のアフリカ布を多く取り扱っております。
アフリカ布ではブーケをモチーフにした柄を見ることが無いため、今回オリジナルでバラとプルメリアのブーケをモチーフとした柄をデザイン致しました。
花言葉は、白バラが「純潔」、プルメリアは「気品」です。
アフリカの柄が初めてという方も手にとりやすいような色合いにしていますが、背景色はアフリカ布の特徴も入れております。
【ステンドグラス】
アフリカの柄でよく用いられる幾何学模様とアフリカで古くから親しまれているサークル柄にインスピレーションを受けてデザインし、男性にも好んで使っていただける配色に致しました。
透明感のあるデザインがステンドグラスを思い起こさせます。
アフリカ布では少し珍しいポップな雰囲気の柄を作りました。
ここに載っているフルーツは、全てベナンで食べることのできるフルーツをモチーフにしています。特にベナンのパイナップルは芯まで食べられて絶品です。
また、こちらもフルーツのカラーには特徴的なアフリカ布のデザインを使用しています。
背景色を紺と赤の二色で展開致します。
【和×アフリカ Blue/Pink】
日本の伝統和柄【麻の葉】とアフリカ布の特徴白ドットをMIXさせ、鱗模様のようなデザインにはめ込みました。まさにオリジナルだからこそ出来た柄です。
こちらは青とピンクの二色で展開しています。
リターン
今回のリターンでは、ポストカード、マグカップ、スマホケース、Tシャツ、パーカーをオリジナル柄の新商品としてご用意しました。
※各商品のバリエーションや詳細はクラウドファンディングページよりご覧ください。
今後シェリーココは、今回のリターンで提供する商品のみでなく、メンズ下着やベビーグッズなど、今まで現地で調達したアフリカ布では作ることができなかった商品のラインナップ拡充や、オリジナル柄のバリエーションを増やしていく予定です。
最後に
今回のクラウドファンディング後の通常販売でも、オリジナル柄商品の売上は茉季さんの活動に寄付していきます。
ベナンには、様々な理由から学校に通えていない子どもたちがまだまだたくさんいます。
この先支援に頼るばかりでは根本的な解決にはなりませんが、まずは将来のある子どもたちが学校へすぐに通えるように、そして子どもたちが将来自分の道を見つけて歩んでいくことが出来るようにと挑戦し続ける茉季さんを、私たちシェリーココは応援し続けたいと思います。
私たちシェリーココのプロジェクト、そして茉季さんの活動への応援を宜しくお願い致します。