はじめまして!ルワンダに滞在中のすみれです。
ルワンダ南部のフイエという街で大学に通い、平和学を学んでいます。
今回初の寄稿をさせてもらうということで、私が今一番時間と愛を詰め込んでいることについて書こうと思います!
私が住んでいるのはルワンダの南に位置する都市フイエ。第二の都市といわれますが、その規模はキガリと比べてはいけません。ショッピングモールなんてありません。
その代わりにあるのは、大きなロ-カルマーケットです。そこの端っこで靴を修理しているおじさん、そう彼が私の仕事仲間でこのサンダルを作った人物です。
“ないなら作ってしまえ”
ずっと前から欲しいと思っていたアフリカ布を使ったサンダルが欲しかったのですが、あまり出回っていませんでした。
「そうか、ないなら作ってしまえばいいじゃん!」
それができちゃうのがアフリカでした。
職人とは私のタジタジなキニャルワンダ語でのコミュニケーションのみ。
最初はミスコミュニケーションも多く、時間通りに作れなかったり、材料も安っぽく頑丈さにも欠けてしまったりとなかなか思うようにいきませんでした。
しかし、彼の努力を惜しまない人柄でいつも成長を感じるサンダルをつくってきてくれました。
クライアントを喜ばせようとする彼は職人として120点満点ですね。
そしてようやく、完成したサンダル!
自分の中だけで完結してしまうにはあまりにも可愛すぎるサンダルでした。こんなかわいいサンダル見たことありますか?(^^)
自分も製作に携わっている分、きっとかわいいフィルターがかかっているのかもしれません。
それでも、もっと多くのに知ってもらって、
“アフリカワイイ”
が日本に届けばいいなと思っています。
商品化決定!!!
なんとこれらのサンダルは好評につき、日本で販売することにしました!!!
自分の作った作品が、商品化してお客様の足元を彩るなんて嬉しすぎます。
販売で得た利益は靴をつくる機材の購入に当て、2月にルワンダの職人の元へ届ける予定です。
きっと、日本にはアフリカ布は派手すぎて…と思う人が沢山いると思うんです。
そういう方にも、シンプルなコーディネートの中にキラっと輝くアクセントとしてアフリカ布を楽しんでもらいたいと思いました。
履くだけでワクワクして、つい外に出たくなってしまうような、そんなサンダルにしていきたいです。
オーダーメイド化は欠かせない
でも、まだ喜んではいられません。
最終的には、このサンダルもサイズやカラーをオーダーメイド化したいと考えています。
私はもう一つ携わっているAlizetiというアフリカ布ビジネスの “世界にひとつだけの商品”というコンセプトが大好きです。
Alizetiではオーダーメイドを承っており、その人だけのためにつくられた商品があります。
オーダーメイドはレディメイドよりもはるかに手間もお金もかかりますが、その分、愛や想いも相当込められています。
そして何より、ひとりひとりが自分の身体に合ったものを身に着けられるって素敵だと思いませんか?
世界には人より胸が大きくて好きな服が着られない人や、足の幅が広すぎて好きな靴が履けない人が沢山います。
そういう人たちにも好きなものを身に着けてほしいと思いました。
人間はひとりひとり考え方も違えば、当たり前ながら体の形も違うのです。
多様性が認められてきたこの時代に、オーダーメイドは欠かせないものになってほしいですね。
とにかくAlizetiのコンセプトはとても素敵なので、いつかそれも紹介できたらいいなと思っています。
最後に
今回は最後まで読んでいただきありがとうございました!
そして、AAAのスタッフの皆さん、機会をいただきありがとうございます。
これからも皆様のご活躍と世界の平和を心より願っております。