【マゴソスクール】アフリカ最大規模のスラムに「家族として共に生きていく場所を。」

アフリカで最大規模と言われるスラム街キベラスラムスラムの駆け込み寺として、子どもたちだけではなく、大人も、若者たちも、困った状況にある人たちが共に生きていく場所がある。

 

AAAでも頻繁に登場する場所、そう「マゴソスクール」だ。

 

マゴソスクールではスラムの中で行き場を失った子どもたちやシングルマザー、困った状況にある若者たちなどの為にスクール内で家族のように生活できる場所が用意されている。

 

また、キベラスラムのあるナイロビから500km離れたミリティー二村で、マゴソスクールから移住した子どもたちと村の孤児たちが共に暮らす「子どもの家ジュンバ・ラ・ワトト」も運営。

 

キベラスラムとミリティーニ村の2箇所で、100名前後が本当の家族の様に一緒に生活していている。

 

マゴソスクールで暮らす人、スラムに生きる人々だけでなく、訪れた数多くの日本人の胸を打ち、背中を押し、人生を変える場所にもなっている。

主催者:早川千晶さん

早川千晶(はやかわ ちあき)
ケニア在住32年。キベラスラムのマゴソスクール主宰。撮影コーディネーター、通訳、ライター、「アフリカに深く触れる旅」案内人。
東京外国語大学インド・パーキスターン語学科ウルドゥ語専攻中退。大学生のときに世界放浪の旅に出発。世界各国を旅し、そのまま日本に帰らずケニアに定住。
1999年、ナイロビ最大級のスラム・キベラで、孤児・ストリートチルドレン・貧困児童のための駆け込み寺「マゴソスクール」を設立、ミリティーニ村にジュンバ・ラ・ワトト(子どもの家)、キベラスラム出身の高校生・大学生の奨学生グループ「マゴソOBOGクラブ」、マゴソ洋裁作業所、障がい児特別学級などを運営している。マサイ民族・ドゥルマ民族と共に、伝統文化体験&ホームステイのエコツアーを行っている。著書に「アフリカ日和」。
2013年在ケニア日本大使館在外公館長表彰、2015年度第5回賀川賞受賞。2018年ドゥルマ民族の伝統継承者「旗持」に就任。
マゴソスクールを支える会 http://magoso.jp/

 

スラムの駆け込み寺「マゴソスクール」

 

ケニアの首都ナイロビの中心から5kmほど離れたアフリカ最大規模のスラム街、キベラスラム。

 

2.5km四方の土地に100万人から200万人の人々が暮らしていると言われている。その中にマゴソスクールはある。

 

 

孤児、元ストリートチルドレン、虐待を受けた子どもたち、労働させられていた子どもたちなどがマゴソスクールにやってくる。子どもたちだけでなく、必要であれば大人も保護している。

 

現在マゴソスクールで生活しているのは、子ども40人、スクール内で勤務している職員も含めて、大人は30人くらいいる。

 

幼稚園から小学8年生までの授業があり、通いで来ている子どもたちは600名弱!

 

学校運営だけでなく、スラムの貧困者のための職業訓練所(洋裁と大工)と作業所、毎日の朝昼の給食、高校生のための奨学金制度なども運営。

 

2014年には、障がいを持っている子どもたちのための特別学級も作られた。

 

普段は学校の寮に入っていて、休みになるとマゴソスクールを実家にしていて帰ってくる生徒もいるという。こうしたマゴソスクールに関わりをもつすべての人たちをマゴソファミリーと呼んでいる。

 

マゴソスクールの卒業生たちもボランティアとして手伝っていたり、ここはまさに、人とのつながりを作り、帰ってきたい「場所」を提供している。

マゴソスクールを支える人たち

★リリアン・ワガラ(lilian Wagara)
18人兄弟姉妹の長女で、末の弟が5歳のときに両親を病気で失う。それ以降、親代わりになり弟妹を育ててきた。
1999年キベラスラムの長屋の一室に20人の孤児たちを集め、マゴソスクールをはじめる。
数多くの孤児、家庭が崩壊した子どもたち、貧困児童、子供を抱えたシングルマザーなどを助けている。
ダン・オチエン・オドゥオール(Daniel Ochieng Oduor)
=ダン校長先生。
1978年生まれ。キベラスラム在住。6人兄弟姉妹の2番目。
18歳のとき、警察官だった父親が死亡。何とか高校を卒業したものの、学費が無くて進学できずキベラスラムへ出稼ぎに。1年後に母親も死亡。
キベラスラムでエイズ孤児の子どもたちのホームでボランティアをはじめて、その後、その学校の教員になる。
2006年にマゴソスクールに出会い、教員として働きながら定時制の大学へ進学。
2009年にマゴソスクール校長に就任。
孤児の子どもたち・未亡人・高齢者を助けたいという情熱を持って活動している。マゴソスクールの子どもたちにとってお父さん的な頼れる存在。
★ヘゼカヤ・オギラ(Hezekiah Ogira)=オギラ教頭先生
=オギラ教頭先生。
1986年生まれ。キベラスラム在住。5人兄弟姉妹の次男。8歳のときにキベラスラムで母親が死亡。そのとき末の弟(スティーブ)は6ヶ月だった。学校に行きたいという夢をあきらめず、弟を背負って物乞いをしながら近所の子どもたちにノートを借りて勉強を続けた。
キベラの教会で出会ったリリアンの協力により奨学金を得て、2000年、セカンダリースクールに入学。高校に通いながらマゴソスクールでボランティアをはじめる。
2004年、高校を卒業し、マゴソスクールの正式な教師となる。
2008年、マゴソスクールの教頭に就任。現在に至る。
マゴソスクールでは音楽部の顧問を務め、歌や踊り、タイコなどを指導して子どもたちを盛り上げ、マゴソスクールの音楽チームを毎年、ケニア全国小学生の音楽大会での入賞に導いている。

 

上記の3名のスタッフを含め、現在マゴソスクールで働いているスタッフは45名いて、この人たちも全員がキベラスラムの人たちだ。

「いろんな生き方」に触れて欲しい

 

ケニアは、様々な困難を抱えていても、多くの人々が今を生きることに前向きで、未来に夢や希望を持ち、笑顔があふれる国

 

長年生活されてきた早川さんはそう語る。

 

  • 命あることの貴重さ
  • 困難でも生きることをあきらめずより良く生きる努力
  • アフリカの楽しさや面白さ
  • 早川さん自身の数奇な人生ストーリーを伝えていきたい

 

そんな多くの想いから、早川さんは「キベラスラム見学現地ツアー」「日本での講演活動」も精力的にこなされている。(別タブでリンクが開きます)

 

様々な思いを共に分かち合うことで、やる気や勇気がわいてきたり、生きていてよかったと思えたり、地球の未来を楽しみにできるような希望を生んでいけたら・・・。

 

怖いイメージのあるスラム街、辛い環境下でも生きる人々、早川さんの目を通して語られるケニア、そしてアフリカはあなたの想像とは全く別モノかもしれない。

 

そして、早川さん自身の経験からあふれ出る言葉は、きっと何かに踏み切れないでいるあなたの背中を押してくれることになるかも。

 

「こうじゃなきゃ!」ともし焦った気持ちがどこかにあるなら、一度いろんな世界のいろんな生き方に触れてみて欲しい。

 

昨日までとは違った世界に出会えるチャンスかもしれない。

 

マゴソスクールを訪れた多くの人々の人生を変えてしまったこの場所には「生きること」そして「愛すること」と真剣に向き合っている人々の物語が今日も生まれ続けているのだから。