前回の記事はこちらです。
今回の記事は
- アフリカへ行く前にワーホリでオーストラリアへ!!だって【英語超初心者】でしたもん。
4.念願のアフリカ大陸へ上陸!!予想と現実のギャップ。これがアフリカ?
5.満を持してスタートしたダブルダッチ!驚くべき身体能力を持つ子供たち!
6.【ストリートチルドレン】やっぱり見逃せない。しかし、非合理的だった支援物資。
7.コンピュータなんか教える必要はない?アフリカでやるべき事を見据えた現実。
8.帰国に一片の悔いなし。何故なら、彼らと「約束」を交わしたから。そして、日本。
こんにちは、トミーです!いつも記事を読んで頂き有難う御座います。
今年の東京はあっという間に梅雨が明けて、夏になりましたね!まるで、アフリカの気候を懐かしむ私の気持ちを汲んでくれたかのように気温が上がっています。
「でもアフリカってもっと暑いんでしょ?」
良くこういう質問をされるんですが、最高気温で言うと日本とさほど変わりません。
むしろ、蒸し暑さで言えば日本に軍配が上がります。赤道直下のアフリカの国々はサバナ気候といって、乾季と雨季に分かれていますので、乾季の間は一切雨が降りません。よってものすごく乾燥し、じりじりした日差しが暑く降り注ぎます。
そんな日照りに疲れた1日の最後はやっぱりビールが美味しく飲めますよね(*^_^*)当店は先月からセネガルビールを仕入れる事に成功しました!ライトで飲みやすいので、グイグイいけちゃいます!日本の皆様にも是非、アフリカンビールを味わって頂きたいので、ご来店お待ちしております^^
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もう少々本題へ入る前に私の小話にお付き合い下さいませ。
今週仕入れたお勧めの日本酒を少しだけご紹介させて頂きます。「アフリカと関係ないじゃん!!」なんて思わないで下さいね。日本の事を知ることも、世界を知る一つの手段だと思っています。特に若い世代の方たちには、今海外でもブームになっている日本酒を是非知っておいて頂きたいと思います。
鍋島 特別純米酒
記念すべき1本目のご紹介は佐賀の地酒で全国的に超人気の「鍋島」です。
その人気がどれだけすごいかと言うと、1升瓶(1.8L)で定価2866円のお酒がネット上では4000円~5000円で取引される程です。このまま人気が止まらず、取り扱う店が増え続ければさらに高騰するかもしれませんね。いわゆるプレミアのついているお酒という事になります。
こうしたランクのお酒になると、限られた酒屋でしか手に入れることが出来ず、そうした酒屋も定期購入の契約をしている飲食店などにそのまま流すことが多く、中々新規の客が普通に手に入れることが難しくなります。私も苦労してこの1本を手に入れる為に日々奔走しております。
肝心の味わいですが、フルーティかつ米の旨み・甘味を感じられるお酒です。2002年の国際酒祭りの純米酒部門では日本一に輝いたお酒でもあります。初めて日本酒にチャレンジする方や海外のお客様には定評を頂いている1本ですので、本当にオススメです。是非、ご来店の際はこちらをお試しくださいませ。
それでは、本題に参りたいと思います。
この記事の目次
ワーキングホリデーへ行く前のTOEIC点数
英語の語学力といったらまず誰しもが指標の一つとしてあげるのが「TOEIC」ではないでしょうか。
日本でも外資系企業や海外部署を持つ会社ではこのTOEICのスコアがまず第一の評価ポイントとなっているのは間違いないでしょう。私のこれまでの英語スキルはというと、中学から大学2年生まで英語が必修科目だったので授業はとっていましたが、それ以降は英語に触れる機会すらありませんでした。
高校生の時も英検3級の面接で落とされてしまった程の低レベルです。それが、社会人になってどれくらいのレベルなのか、何の勉強もせずにTOEICの試験を受けてみました。
結果、200点台だったと思います(笑)
あまりの結果の悪さにスコア表を破り捨てたような記憶もあります(笑) ちなみにJICAの青年海外協力隊の応募資格の一つで英語力はTOEICの点数が最低330点以上である事が条件です。
よって、私は必然的に英語力を強化し最低基準のTOEIC点数をクリアする必要がありました。英語の学習手段として考えた時に、将来の海外長期滞在を考慮して、ワーキングホリデーへ行くことに決めました。また、ワーキングホリデーも年齢制限が30歳までと決まっているので、それも決断を早めた理由になります。
渡航する国はオーストラリアかカナダの2択でしたが、あたたかい気候と海が好きという理由でオーストラリアに行こうと決めました。
当時の私は海外経験も皆無で相談できる友人も少なく、仕事もあったので、インターネットで調べた際にヒットした「●スト リゾート」というワーキングホリデー専門のエージェント会社に全てを委ねていました。
今から思えば高額を払ってまで利用した価値があったのかと問われると「う~ん」と言わざるを得ません。しかしネット上や口コミで「●ったく●ゾート」と呼ばれる程、サービスが悪かったわけでもないと私は思います。
そこでしかない出会いもありましたし、他に頼る場所が無かったのが現実なので、お金に余裕のある人は利用してみてもいいと思います。さすがの私も無力で海外に飛び込むほどの勇気はありませんでした。
初めてのホームステイ
時は過ぎ、いよいよオーストラリアのゴールドコーストに向けて出発しました。
これまでの事は置いといて、気持ちをリセットし、初心に返って何でもチャレンジする気持ちでいざ!現地では同じくラストリゾートのオフィスがあり、スタッフの方が手厚くサポートして下さいました。
学校の入学手続きや最初のホームステイ先の選定など、海外初心者には分からない事だらけ。ましてや私はこれまで、東京浅草の実家暮らしから出た事も無かったので、全てが初めての事づくしでした。
私はちょうどクリスマスシーズンに渡航したので、オーストラリアで初めて真夏のクリスマスを体験しました。
年明けはラッキーなことにホームステイ先の家族が経営しているツアー会社の日帰りツアーに無料で連れて行ってもらい、世界で2番目に大きな砂で出来ている島「ノースストラドブローク島」に行くことも出来ました。オーストラリアの人の温かさ、優しさを存分に味わわせて頂きました。
ぼっちだった英語学校
年明け1月から学校が本格的にスタートしました。ワーキングホリデーでは学校に通える期間が最大で4か月と決まっていたので、私は目的達成に向けてその最大期間を学校に充てる事に決めました。
中には1か月や数週間と短期で来る留学生もいたりと、学校では週初めと週終わりに入学、卒業があり常に人の出入りが激しいイメージでした。
学校では基本クラスと選択クラスの2種類あって、基本クラスの分け方は英語のレベル毎に分けられており、Lv.1 Beginner, Lv.2 Elementary, Lv.3 Pre-Intermediate, Lv.4 Upper-Intermediate, Lv.5 Advancedといった風にカテゴライズされていました。
午後は選択クラスになり、自分の学びたいカテゴリ別に選択してクラスを受講する事が出来ました。Vocabulary, Grammar, Pronunciation, Conversationなどです。学生たちの出身国は本当に様々で、一つのクラスが常に多国籍でいろんな言語が飛び交っていました。
ヨーロッパ、中東、アジア、大洋州、南米と、世界各国の人たちと繋がることが出来ただけでも、ものすごい経験になったと思います。そんな中、私が在学中にとっていた態度はこうでした。
なるべく日本人とは接しない。
私のようにワーキングホリデーや語学留学で来ている日本人はやはり多く、特に初級のクラスに近づくほど沢山いました。
多くの人がそれぞれの理由で学校に来ているので、語学に対するモチベーションが違ったり、単純に年齢差がありすぎたりで話が合わなかったりしたので、変に仲良くするのは止めようと思いました。
それに、自分はやはり英語の習得を第一に考えなければいけないので、遊んでいる余裕はないと考えていました。遊ぶとしても、日本人ではなく他の国の人と仲良くなろうと決めていました。
しかしながら、英語もまだまともに喋れないのに他国のグループに入るのは当時の私にとってはなかなか難しくて、結局一人で過ごすことが多くなり、学校生活もあまり楽しめない状況が続きました。
人生で一番の生活苦が訪れる
そんなこんなで、学校生活は過ごしていたわけですが、楽しかったホームステイの生活も終わりを迎え、シェアルームを探すことにしました。
ホームステイ代も結構な額だったので、働きもせずに暮らしていける程、貯蓄に余裕が無くなってきたのが現実でした。探し当てた物件は日本人が住んでいない事を条件に、ゴールドコーストの都心部でイタリア人男性2人、オランダ人男性1人が既に入居しているマンションでした。
それでも月額6万円と日本では考えられないほどの高額で、ここにもあまり長居は出来ないなと思っていました。最低でも3か月は住んで欲しいという契約だったので、その間にアルバイトを見つけて何とか食いつなぐ思いでした。
人生で今まで実家暮らしをしてきたので、住むところに困ったことが無かったので、ここら辺の危機管理が全く出来ていませんでした。そして、アルバイトについても英語がろくに喋れないのに現地のお店でいきなり働かせてくれる分けがありません。
28歳で初めての飲食アルバイト
私がやっと見つけたアルバイトは、都心から少し離れた場所にある日本人オーナーが経営している回転寿司屋でした。これまでに寿司を握ったことも無ければ、飲食店でアルバイトをした事すらありません。
28歳になって、超ド新人でした。崖っぷちだったので、どんなことでもやる気でしたが、もともと不器用な上にマイペースな性格が高じて、仕事を初めて1か月ほどでくびを切られてしまいました。やっと見つけた仕事もあっさりと辞めざるを得なくなり、ますます絶望感が渦を巻いてきました。
お金が尽きる前に、帰国すべきなのか?
そんな事が脳裏をよぎるほどに余裕が持て無くなってきました。少し大袈裟ですが、当時からすれば、人生で一番の困難が訪れていたと言えます。正直、オーストラリアで生きていく自信が持てませんでした。エージェントにその事を相談に行くと、担当者の方が「一喝」してくれました。
「甘えんじゃないよ!」
「求人情報にはいくらでも募集している日本食レストランとかあるでしょ?最初は本意ではないかもしれないけど、そうやって経験を積み上げていくしかないよ。それにお客さんは日本人じゃないんだから、英語を練習する機会はいくらでもあるでしょ?あなたが仕事を選べる程の権利なんかないんだよ。ここは日本じゃないんだから。」
きつくも思える言葉でしたが、目が覚めました。その足で私は別の飲食店の面接に行き、無事雇ってもらえる事となりました。そこの飲食店はやきとり屋さんで、私はキッチン補助として焼鳥以外のメニューを作る事が主な担当となりました。
今度こそ、前回の二の舞を踏まない様にと必死に食らいつきました。お陰様でなんとか先輩方のありがたいご指導の下、半人前程度には使えるようになりました。と同時に飲食店で働くことに楽しみを覚え始めました。
今まではサービス業は絶対自分には向かないし、給料に見合ってない仕事だと考えていましたが、自分の提供する料理やお酒で喜んで下さるお客様と直に触れ合う事が出来るのは、なんて素晴らしい体験だと思う様になりました。
そして、高額なマンション住まいから一転して、シェアハウスのソファで暮らすようになりました。
そこは何と1日5ドルという破格の値段。毎日多くの人が出入りする多国籍な場所だったので、落ち着いて暮らすことは出来ませんでしたが、背に腹は代えられません。お金に少しでも余裕が出来るまで、しばらく耐え忍ぶ生活を続けさせて頂きました。
学校はというと、焼鳥屋でアルバイトを始めてから通うのが疎かになってしまい、後半の出席率はだいぶ落ちてしまいました。
それでも何とか卒業させて頂き、その時の私の英語クラスは2段階レベルアップしてUpper-Intermediateにまでなっていました。何となく英語慣れも感じ始めていたので、語学習得に集中するのはここまでかなと思い、残りの期間はひたすらアルバイトしてお金を貯め、最後にラウンド旅行と呼ばれるオーストラリア国内1周を目指して頑張りました。
旅行の話を書かせて頂くと、また話がとてつもなく長くなってしまうので、チャンスがあれば別の機会で書かせて頂こうと思います。ダブルダッチの話も盛り込みたかったのですが、やはりボリュームがあるので、今回は割愛させて頂きます。ごめんなさい<(_ _)>
まとめ
こうして私はオーストラリアでのワーキングホリデーを終え、日本に無事帰ることが出来ました。
今回もアフリカとは直接関係の無いお話ではありましたが、海外に長期滞在するという点において、仕事をしたり、家を探したり、学校に行ったりとその国に「住む」という体験は希少なのかなと思っています。
少しでも、これから海外を目指す方、ワーキングホリデーに興味ある方の参考になればと思います。まだまだ、ここでは言えないあんな話やこんな話もたくさんありますので、良かったらコメントやご意見など下さればお答えさせて頂きます。
そして、みなさん気になるTOEICの点数ですが・・・。帰国して1~2週間ほど参考書で勉強して試験に臨みました。
結果、540点でした!?!
ワーキングホリデー行って「その程度か?」と思われるかもしれません。その通りだと思います。
それでも個人的には大進歩しましたし、JICAの英語力の最低基準値である330点は超えることが出来たので、満足する結果となりました。TOEICのスコアは日本で勉強しても、900点以上獲れる人だっています。ですが、実際の英会話となると「うーん。」と詰まる人が多いのではないでしょうか。
その点、私は現場で自分のたどたどしい英語ながらも会話をするくらいには上達出来たので、コミュニケーション力としての英語は多少なりとも自信はつきました。美女とのツーショットも簡単にお願い出来るくらいに(笑) と、オーストラリア帰国後の話はまた次回に持ち越させて頂きたいと思います。
次回は、
3.日本に一時帰国、JICAの試験を突破!!任国はザンビア!?どこそれ!?
をお届けさせて頂きます。お楽しみに~^^
最後まで読んで頂き有難う御座いました。
トミー