アフリカ人として日本に生きる。差別や偏見、そして伝えたいこと。

 

みなさん、こんにちは!初めまして!

 

私はフィービィと言います!

 

ガーナで生まれ3歳のときに日本に来ました!!

 

日本に住んでもう20年近くになります。

 

今考えると日本に住むにあたっていろいろあったなぁと思い出します。

 

All About Africaに投稿するのは初めてで私がこれから書くことを少しでも理解していただきたく、この場を借りた所存です(^^)

 まずは自己紹介!

先ほども書いたように私はガーナ生まれの日本育ちで見た目はガーナ人ですが、考え方や、話し方、心はほとんど日本人と言っても過言ではないと思います!!

 

ただ、だからと言って完全に日本に染まっているわけではありません。むしろ、日本に住んでいるからこそ、アフリカ人として誇りに思うし、アフリカの文化や、伝統・人々や人間性もこよなく愛しています。

 

日本で最初に住んだ場所が山形の鶴岡市というところです。山形はとても思入れのある場所です!初めて日本語を聞いた、学んだ、日本のおばあちゃん、おじいちゃんに偏見なく可愛がられた場所です。一生忘れないでしょう。

 

その後は母国ガーナに一旦帰国し、1年半住んでました。

 

その後また日本に戻り、宮城の中でも比較的田舎の方に住み移りました。

 

ここに移り住み小学校に通い始めました。この小学校に通い始めてから、嬉しかった思い出と苦い思い出2つ経験しました!

 

嬉しかったこと♥

嬉しかったこととしては、ガーナから帰国し、友達ができるか不安だった私に気づき、仲良くしようとジェスチャーでコミュニケーションを図ろうとした同級生!

 

なぜジェスチャー?って思うかもしれません。ガーナに戻った後英語だけの生活で学校では日本語が禁止だったのです。

 

唯一、日本語を話せる場所が家でした。

 

学校が終わり、家に帰宅し、すぐに妹と日本語で会話していたのを今でも忘れません。その後徐々に日本語を忘れていきました。

 

そのため、日本語を完全に忘れてしまった私を見かねて仲良くしてくれようとした同級生には今でも深く感謝してるし、今後困った人がいた際には恩返しとした形で助けたいと思ってます!

苦い思い出♠

さて、苦い思い出を話そうと思います。

 

その前に現在は決して憎いとか、嫌いという気持ちは全くないので、そこは理解してください!

 

私たちアフリカ人は(全員とは限りませんが)乾燥肌であり、毎日全身にローションを塗ってます!

 

そのローションによって、様々な香りのローションがあります。当時私は小学生でココナッツの香りがするローションを使ってたと記憶しています!このローションの件でまさか大きな問題に発展するとは思いませんでした。

 

 

 

 

ある日、ある男の子が私のことを「くさい(匂いがきつい)」と言った、と噂が立ちます。そもそも私がそのローションを使っていた理由が、保湿力が非常に良かったからです。

 

この噂が担任の先生にも伝わり、先生が私が使ってるローションを全部持ってきて、どれが「くさい(匂いがきつい)」かを見極めましょうということになりました。

 

当時11才ぐらいだった私は小さいリュックに使っている重いローションを何個か入れて汗だくになりながら、学校に持って行ったのを今でも覚えています!その日先生が用意していた机に私が持ってきたローションを並べ、どれがくさい(匂いがきつい)かをクラスのみんなに嗅がせていたことを思い出します。

 

最終的に私が実際に使っていたローションが「くさい(匂いがきつい)」と判断されたため、匂いが弱めのローションを使わざるを得ないことになってしまったのです。

 

この日は恥をかかされたという思いと、アフリカ人として尊重されていない、アフリカ人のことを理解しようともしないのだと、11才ながら思いました。

 

その後は保湿力があまり良くないローション を使用し常に乾燥肌に苦しみました。

アフリカ人として日本で生きる

この話をした理由はテーマにあるようにアフリカ人として日本で生きるのは非常に大変なことなんです。

 

当たり前かもしれませんが、文化や考え方、習慣、伝統などが異なっているためです。

 

日本ではまだまだ外国人(特にアフリカ人)に慣れていない人が多く、アフリカ人への理解がまだまだ足りないのが現状です。

 

アフリカ=貧困、かわいそう、裸、ジャングルに住んでるなど、一部正解ではありますが、全てが事実ではありません。

 

また、アフリカ人は常に支援や、他国から助けられていて自分達の力では何もできないように思われたり、実際に言われたこともあります(内容は言いませんが)。

 

どうしてこのようなイメージが

持たれてしまったのか?

 

それはメディアが大きく関係しています。テレビやメディアで間違った情報や視聴率を獲得するために、アフリカの弱い部分だけを焦点に当て、事実ではないアフリカの現状をたくさん見せていることも事実です。

 

もちろんアフリカには改善しなければいけない課題がたくさんあります。

 

でもその反面アフリカにも強みがたくさんあって、強みを見せる場を設けられていないため、見せたくても、見せる場所がないというのも現実にあります。

 

アフリカ人としての苦労

私は現在日本で看護師として働いていますが、日々アフリカ人として苦労しています。

 

例えば、通勤の際に電車やバスで常に見られたり、私が日本語を理解していることも知らずに、どうどうと悪口を言ったり、差別的発言をたくさん言われ傷付けられることもたくさんあります。

 

みなさん、他の国にいる際、自分の悪口を言われたり差別を受けると辛いですよね。

 

私は今まさにその状況と戦っています。

 

今後も差別や偏見がなくなることはないかもしれませんが、少しでも、アフリカ人に対する偏見や差別が減らせるような環境を作っていければと思います。

 

また将来いずれはアフリカ人としてアフリカに貢献できればと思っています!

 

最後に皆さんがアフリカ人対して疑問に思ってることや、気になることがあれば聞いてください。

 

できる範囲でお答えします(^^)

Facebook: Phoebe OfeiManu

Instagram: phoebe199223

 

記事が長くなってしまったかもしれませんが、読んでいただいてありがとうございました。

 

 

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