学生時代は世界中を旅行していたり、サークル活動に熱中していたり、それでも社会人になると会社の業務、飲み会、コンパなどに追われ、気づけば「学生時代は色んなことをしていたなあ」と土曜日の昼頃に起きてふと考える。
そんなことあるのではないでしょうか?
そんな中、不器用ながら、少年の心を忘れず、時に無理して、時に挫折しながらでも進み続ける、会社員をやりながらNPOの代表を務める荒井昭則のお話しを3回に渡って連載していければと思います。
副業で国際協力ってどゆこと?
はじめまして。荒井昭則です。「荒井くん」とか「あっきー」とか、仲良い友達には「あきのり」と呼ばれています。1994年生まれの25歳です。
現在私は人材系の企業に勤めながら、副業としてNPO法人コンフロントワールドの代表を務めております。
NPO法人コンフロントワールドとは、ウガンダで貯水タンクや浄水フィルター、トイレなどの建設、ウガンダ人が作った小物の販売などを行っているNPO法人です。
これからは、南米の刑務所発のファッションブランドの販売にも挑戦しようとしております。
ALL ABOUT AFRICAほどではないですが、「国際協力ネット」という国際協力に関する小さいメディアの運営も行っております。
色々活動をしている!と思われがちですが、僕はポンコツなのでメンバーに助けてもらいながら活動しております。メンバーの数は20人ほど、多くは学生で社会人のメンバーも少数ですが参画しております。
最初にも書きましたが、僕は普通の会社員です。サラリーマンです。
平日週5日、おはようございまーすって出勤しております。副業でNPO法人の代表です。
会社で働きながらこのような活動をしていると言われます。
「大変じゃないの?」
「そんな時間ある?」
時間無いし、めちゃくちゃ大変です!(笑)
普通のサラリーマンですよ!残業もあるし。平日の日中は会社で働き、帰宅してからNPOの活動をする。
帰宅してテレビ見たり、ベッドで寝転ぶのではなく、カフェに寄ってwifi拾いながらNPOの仕事をこなす。金曜日の夜飲んで帰って土曜日は昼まで寝るかーではなく、起きてNPOの連絡や確認をする。
NPOの活動というのは
東京都に出さなきゃいけない資料の作成
プロジェクトの進捗確認
イベントの企画
寄付者向けのメルマガ作成
渡航の準備
団体のHP
も僕が作りました。
すごいね!と言われたいわけではなく、なぜそこまで頑張るのか?みたいなことを今回書ければと思います。(具体的にどんな1週間過ごしているのみたいな話は次回書きます!)
ちなみに僕は、要領も悪く、勉強もスポーツも頑張っても中途半端なところで終わってしまうような凡人です。
イケイケなベンチャー企業経営者や、カリスマで頻繁に講演や取材を受けているNPOの代表とはちょっと違うかもしれません。自分で言うのもあれですが不器用です。
なので、ここからもハードル低めで読んでいただけたら幸いです(笑)
それでも、凡人でも、それがやらない理由にならないし、頑張れば光が見えてくるかもしれません。
学生時代にやっていたことを続けてしまっている
学生時代に頑張っていたこと、はまっていたことありますよね。スポーツでもカメラでも音楽でも、海外旅行でもヒッチハイクでも。
でも、社会人になったら時間がない、余裕がない。何となく辞めてしまいますよね。
ここから先の文章で、社会人になってやらなかったらもったいない。頑張れば出来る!みたいな話をするつもりはありません。
僕も学生時代やっていたこと色々捨ててます。そんなん全部やるなんて無理でした。。
なぜ、国際協力を続けているか。
一言で言うとモヤモヤが消えないから。
学生時代、ケニアの孤児院でボランティアをしたときに一人の子どもが亡くなりました。日本にいたら多分体験出来なかったこと。
気づいたら一人の命が消えていた。
詳しくはここでは割愛しますが、あのときこうしてれば、そもそもなぜあの子どもがそうならなきゃならなかったのか。
今でもモヤモヤが消えません。
だから続けております。
この世界の不条理って、なんでこの世界ってこういう仕組みなんだろう、ってモヤモヤするので、なんの取り柄も、スキルも無い若手のサラリーマンが副業という形で奮闘しているのです。
そのモヤモヤのせいで、いわゆる国際協力を続けてしまっているのです。
副業でNPO。意外とメリットがある。
いや、大変じゃん。俺そんなに想いもないし。って思う方もいるかもしれません。でも意外と副業ってメリットあるのです。
メリットの一つめは接点を持つ人が違うということです。
例えば、サラリーマンだと年代や価値観が似ている人が集まっていると思います。いや、俺会社で浮いてるしって思う人も、でも他の会社の人は考えていること全然違うと思います。
IT系の人とメーカーの人であれば、働く場所も仕事の進め方も服装も違うかもしれません。公務員と民間企業でも売り上げや利益に対する考え方って違いますよね。
副業していると本業と全然違う人と関わります。フリーランスから社長、僕の場合はアフリカの人まで。新しい価値観に触れ、色々な方とプロジェクトを行う。これは副業でないとなかなか出来ない体験だと思います。
二つめは本業の仕事が活かせるということです。
全く違う業界・職種でも、例えば、本業で培ったExcelのスキルや議事録の取り方、こんなのは副業で確実に活きます。僕は本業の会社の偉い人が言った名言や、メンバーのモチベーションの上げた一言なんかは、すぐ副業で、僕が考えたかのように話します(笑)すぐパクります。
また、副業で得た発見や知識を本業で活かすことも可能です。
本業が固い会社でなかなか前に進まないということであれば、副業で小さい会社を体験し、スピード重視して失敗して、じゃあ本業ではこういう点を気にしようと思えます。
また僕は副業では会社のトップ、本業では会社の一番下のサラリーマンであるので見える世界が違うのも面白いです。もしかしたら、自分の上司はこういう気持ちで厳しいこと言っていたんだなと副業して上に立つと気づくこともあります。
おわりに
だらだらと書いてしまいましたが、長くなったので今回分はここらへんで終わりにします。
何となく、普通のサラリーマンが、モヤモヤがあって副業を始め、大変だけど意外と本業に活かそうとしているみたいなことが伝わっていたら幸いです。
こんなメンバーで、アフリカのウガンダという国で貯水タンクや浄水フィルター、トイレなどを建設する活動をしております。
ポーズの意味を知りたい人はこっそり連絡ください。
長くなったのでここで切りますが、次回以降に団体のもっと詳しい部分、目指す方向性やもっと具体的な一日のスケジュールなどをお話いたします。
また次回も読んでみて下さい!
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