【プロダクト第1弾販売中】伝統生地を纏う大人のアフリカ服ブランド -AFRICL-

はじめまして。「AFRICL」(アフリクル)というブランドを立ち上げました、沖田紘子@Okitaafricl1と申します。

 

2020年12月、6年勤めた会社を辞め

  • アパレル未経験
  • アフリカ長期滞在未経験
  • 起業未経験

沖田
ないないだらけですが、AFRICLを立ち上げました!

 

そして、現在第1弾となるプロダクトをクラウドファンディングにて販売中です!

最近とっても色んなブランドさんが「アフリカ布」を使ったプロダクトを販売されていますが、AFRICLがちょっと違うのは、カラフルなプリント生地でなく、伝統的な手染めの生地を使っていること。

 

なぜ、なんの縁もないところから、AFRICLというブランドを始めたのか?AFRICLってどんなブランドなの?そんなことを、今回はお伝え出来たら幸いです。

 

AFRICLアフリクルって何?

AFRICLは、”伝統生地を纏う、大人のアフリカ服ブランド” と名乗らせていただいています。

“伝統生地“という言葉の通り、AFRICLでは「バティック」と呼ばれる、職人さんが一枚一枚丁寧に染めた生地を用い、日本で丁寧に縫製してプロダクトをつくります。

 

その中で、AFRICLが目指しているのは、
「凛と生きるすべての人に、笑顔のきっかけを」
お届けすること。

 

日本においては、海を越えてはるばるやってきた手染めのあたたかい生地へのときめきや、お洋服への愛着が、手に取ってくださった方の笑顔のきっかけになること。

 

ベナンにおいては、遠く日本の国で自分たちの文化が笑顔を作りだしていることが、職人さんの高齢化や若者の伝統的な生地離れが進む中での「バティック」という文化への誇りがより強まるきっかけ、ベナンの中での「バティック」の価値が高まるきっかけになること

 

それがAFRICLの願いです。

AFRICLの3つの根源

AFRICLは私の中の

「自分の夢」

「日本の消費に対する違和感」

「伝統文化に対する想い」

これらが源となって生まれたブランドです。

 

まずは「自分の夢」についてなのですが、突然暗い話になりますので、気分を害される方がいらっしゃったら申し訳ありません。

「自分の夢」

私は、中学生の時に叔父を事故で亡くしました。
高校生の時に、友人が自ら命を絶ちました。

 

身近な人を亡くす経験はそれが初めてではありませんでしたが、昨日まで一緒に笑っていた人に何の心構えもなく、突然もう二度と会えなくなる。

もっと一緒に生きられたはずの人がもういない。そのやるせなさが強く刻み込まれました。

 

そしてその経験をきっかけに、教科書に載っていた、

弟と歩いていて、大きな音がして振り向いたら、弟がいなくなっていた、というカンボジアの地雷の話

 

テレビで紹介されていた、金があったら何が欲しい?と聞かれて、”学校に行きたい”と答えたカンボジアの女の子の話

 

そんな、たまたま当時出会った途上国の情報が、それがどれだけしんどいことか、突然リアルな感覚になりました。

世界にはたまたまそこに生まれただけで、何か悪いことをしたわけじゃないのに、こんな辛い経験をすることが日常になっている人たちがいる。
なんで悪いことしたわけでもないのに、そんな当たり前の中に生きないといけないんだ。

 

という憤りに変わり、「こんなしんどい思いをするのは自分だけで十分だ」と、私の人生の役割を「生まれた場所による不平等の解決」に貢献することとしました。

 

私、これするために生きてるんだな。という感じです。そんな大げさな、と思われるかもしれませんが、10代の時のある日のお風呂上りに、ふと自然にそう頭に浮かんで、すとん。と胸に落ちたのです。

自分でも不思議ですが、そう思ってしまったし、納得してしまったんだから、仕方ないのかもしれません。

NGO? 国連? JICA? 開発コンサル? 

そして、所謂国際協力を志し、NGO?国連?JICA?開発コンサル?、医療?教育?平和構築?などなど、自分が身をささげたいアプローチを考えるようになりました。

 

日本国内、海外でのNGOのインターン活動などを通じて、色んな声を聞き、

  • お金があれば幸せとも限らない
  • 命が救われた後、あの時死んでしまいたかったと泣く人
  • 家の手伝いをやめて学校に通えたけどその後、職はなく「こんなことなら家の手伝いをすればよかった」とこぼす人

 

国際協力と言われる世界でされている様々な活動は多くが、とても意味のあることで大切な事、必要な事です。けれど、私がどれだけ考えてこの領域が善いと考えても、それは所詮私の枠組みで見た善い事で…と、私にはどのアプローチも選ぶことが出来なくなってしまいました。

 

笑顔の瞬間を増やす

そんな中でふと閃いたのが、

「心から笑っている瞬間は、その瞬間を切り取ればどこの誰でもしあわせなんじゃないなかな」という当たり前のこと。

 

笑顔は連鎖する。1人が本当に笑顔になれたら、それを見た人も笑顔になれたりする。

そんな循環の素敵さに、ああ、これだ!とまたしても、すとん。と腹落ちをしました。

世界各地の色んな人をずーっと笑顔でいられるようにするのは難しい。けれど、笑顔の瞬間を増やす、世界の笑顔の総量を1秒でも増やすことはきっと出来る!

 

そんなことを考えて「生まれた場所による不平等の解決」から「地球上の笑顔を1秒でも増やすこと」を目指すことになりました。

 

直接会えない人も笑顔にしたい、と思ったら何が出来るか?一時的な笑顔ではなくて、出来るだけ長く笑顔を生み続けるには?

 

そう考えた答えが、お洋服でした。

 

私自身、お洋服の力を借りたことが何度も何度もあります。

  • 自分の身体を綺麗に魅せてくれる服で気分を上げたり
  • ちょっと張り切って買ったジャケットに自信を借りたり
  • 大切な人からもらった一着に、安心感をもらったり

お洋服がなかったら、笑えなかった日が、たくさんありました。

 

ここから、お洋服で、笑顔を増やすことに目指しました。

「日本の消費に対する違和感」

私の中には小さい頃から、自分が可愛い!と思うものがはっきりしていて、そのときめく物と長くずっと生きていきたい、という価値観がありました。そして、お洋服が大好きです。

 

長くずっと…という部分については、田舎育ちで、着物をボロになるまで着古し、着られなくなったらほどいて雑巾やはたきにし、穴があいたら繕い、シミが出来たら上から刺繍をする。そんな服との付き合い方が当たり前だった影響もあるかもしれません。

 

未だにクローゼットの大半は、祖母・母・叔母からのおさがりで、数10年選手がたくさんいます。私用に購入されたお洋服も、一番古いものは、小学生の時に買ってもらった150 というサイズのスカート。今でも毎年着用しているお気に入りです。

 

数十年選手のお洋服たち(一部)

 

毎年雑誌などで「今年の流行は○○色!」と語られていたり、お店で「これは今年流行りのデザインで…」と説明されたりすると、

何で今年買う色を世間に決められないといけないんだろう?
流行りって言われたら、数年で着られなくなる物と思っちゃうのに、なんでそれをおすすめするんだろう?

とずっと不思議に思っていました。

 

大学入学以降、国際協力を志していたこともあり、アジア・南米・アフリカといろいろな地域に足を運ぶ中で、共通して感じたのはよく聞く言葉、”現地の子供の目がきらきらしている”ということ。

 

一方、物質的に豊かなはずの日本、もっと笑顔にあふれてて良いんじゃないかな、と思っています。その「どうして?」を考える中で、行きついた一つの答えが、「1万円で買えるものの価値の違い」でした。

 

市場価値が同じでも、

  • 大切な人から贈ってもらった服
  • 想い出の場所に着ていった服
  • 自分のこだわりが詰まった服

そんな自分の想いがより多く詰まったお洋服は、その1着にしあわせにしてもらえる時間が長い価値があるのだと思います。

 

でも日本でされる消費は、世間が決めた流行りにのること、周りの誰かのいいね!を求めることを気づかぬうちに求められてしまって、自分をよりしあわせにするお金の使い方、コト・モノとの出逢いが難しくなっているのでは? と思います。

 

人にどう思われるかとか、流行っているからとか、「自分」以外の軸で選んでしまうことが多いのでは?と思うのです。

自分の好きなもの、自分がしあわせだ~と思うものに素直に、お金とか時間とか、自分の資源を使って、自分をしあわせにできることが当たり前になったらいいな、と思っています。そして、その当たり前をつくりたい!と思いました。

「伝統文化に対する想い」

大学時代、所謂途上国に訪れるのではなく暮らしてみたい、それでたまたまインターンとして受け入れてもらったのが、アフリカ ベナン共和国でした。

大学時代に数か月を過ごし、その国とその国の人たちの生き方が大好きになり、大切な人たちがたくさん出来て、帰国から5年後、社会人になってから休暇を使って10日ほど再びベナンを訪れました。

 

そこで感じたのが、ベナンでの5年間の変化の速度と、彼らが大切に紡いできた豊かな物が外からの新しい物の流入で薄れている危機感でした。

 

ベナンをはじめ多くのアフリカの国々では、あたたかさ、おおらかさに溢れた人たちが照り付ける太陽のもと、今日もパワフルに暮らしています。そして同時にこれらの国々は、多くの組織からの支援や外国資本の流入を受け、追いつけ追い越せの成長の入口あるいは真っただ中でもあります。

 

5年前土で覆われていた道路はアスファルトで舗装され、休日のお出かけ先と言えばビーチだったのがいつの間にやら、ナイトプールのような施設ができ、みんなの生活の場だったトタンの小屋が並ぶローカルマーケットはなくなり綺麗な更地になっていました。

それは「善い事」でもあるのかもしれません。

 

ただその裏で、アフリカ布を買おうとたくさんお店をめぐっても、どこでも中国製と言われアフリカで作られている布に出逢うのに苦労する。伝統的な生地の消費は細り、ハイブランドの中古品や偽物を身に纏い得意げにしている若者が増えている。それもまた今の姿です。

そして、似たことが今成長期を迎える各国で起きていると感じます。

 

日本が、明治維新や高度成長期に、欧米の国々からの補助やサポートの中、追いつけ追い越せの物質的な発展の過程で、それまで日本で大切にされてきた文化の多くが失くなってしまったり細ったり、日本人の価値観もたくさん変わったのだと思います。

 

それは一概に悪い事ではないかもしれないけれど、それで失ったものもたくさんある、それは残念な事だったんじゃないかなあ、と思っています。そして、成長期を迎えている今の各国の様子に、かつての日本を重ねてしまいます。

 

「今に至るまで彼ら自身が大切に紡いできた精神的・文化的な豊かさや伝統が、物質的な発展の先にも繋がりその国の人々が、誇りに満ちた顔で笑っている未来を描きたい」

これがベナンをはじめとする国々に対する、AFRICLの願いです。

 

また、その地で作られたものを使うことで、文化を繋ぐだけでなく、いつも笑顔で母国を愛し、その成長を願って努力する彼らにお金が入る仕組みも作りたいと思っています。

AFRICLのPhilosophy

たくさんお話してしまいましたが、

  • 自分の小さい頃からの夢が「笑顔を1秒でも増やすこと」に昇華したこと
  • 自分自身、お洋服が大好きで何度もその力を借りたこと
  • 自分をしあわせにするために自分の資源を使ってほしいと思ったこと
  • 各地で紡がれた豊かな文化が物質的な成長の先にもつながってほしいという願い

これらがすとん。と1つの形に着地したのがAFRICLというブランドです。

 

そういった源流があるからこそ、伝統生地「バティック」を、日本の日常に馴染むよう日本で企画・縫製を行い、「凛と生きるすべての人に、笑顔のきっかけを」お届けすることを目指しています。

 

そして、以下3点をAFRICLのPhilosophyとして、プロダクトをつくります。

一生モノ、のお洋服
本当に自分が好きなもの、に囲まれて暮らす、その一着に笑顔にし続けてもらうお洋服との付き合い方のきっかけになれたらいいな、という想い。
とっておかない、とっておき
お洋服に笑顔にしてもらうのは纏うとき、笑顔になれるとっておきだからこそ、じゃんじゃん纏って笑顔になれるものでありたい、という想い。
Made in Africa, Made in Japan
アフリカの文化であるならアフリカにきちんとお金が入るもの、本当にそこでつくられたものを、それを日本の日常に馴染む形で愛していただきたい、という想い。

AFRICLの第1歩【プロダクト第1弾販売中】

 

そしてこんなことを考え準備している間に、仕事している時間もAFRICLに使いたい!となって会社をえいっ!と辞め、2021年6月第1弾プロダクトをクラウドファンディングサイトGoodMorningにてリリース致しました。

プロジェクト期間:2021/6/12(土)~7/31(土)

 

 

クラウドファンディング、という形をとったのは、二度と同じものが出来ないベナンの職人さん手染めの一点物の生地を、本当に愛着を持ってくださる方にお届けしたい。

AFRICLが目指す世界に共感してくださる方と一緒に歩んでいきたい。

そんな想いから、今のAFRICLや沖田の発信では届かない方々にも、AFRICLを知っていただきたかったからです。

 

おかげさまで、開始2週間で目標額を達成し、残り約3週間で150%を超える金額をご購入いただきました。まだまだ、素敵な生地のプロダクトがありますので、ネクストゴール100万円に向かって1歩ずつ進んでまいります。

試着会@TOKYO

今週末からは、クラファン期間最後となる試着会003 TOKYOも開催いたします。

AFRICL 試着会003 TOKYO
2021/7/10(土)~7/18(日)
11:00~17:00
@enithical さん

〒152-0035 東京都目黒区自由が丘2-17-6 
THE FRONT 1階『創の実』内【enithical】
https://fb.me/e/2h4rfIiGQ
※会期中13、14日はenithicalさん店休日となります。
自由が丘にある、人や社会、環境に配慮して作られた商品を集めたお店、enithicalさん。お店のキーワードは『エシカル』『縁』『親子』ということで、SDGsをテーマにした絵本もお店に並んでいます。ぜひお子さまとご一緒にお楽しみください。
  • 職人さん手染めの生地の迫力・あたたかさ。
  • とっておかない、とっておきの着心地や身体への馴染み方を直接見て・感じて・纏っていただきたい。
  • 一生モノだから、ゆっくりじっくりお試しいただきたい。

そんな想いでたくさんご用意していた試着会も003が最後となりました。

 

試着会の予定が合わなかった、という方にもお試しいただく機会をご用意したい…とAFRICLのアトリエでの試着も7月31日まで承っておりますので、プロジェクト期間に一人でも多くの方に、AFRICLをそして、手染めのバティックの魅力を知っていただけたら幸いです。

AFRICLからのメッセージ

最後に、AFRICLからのメッセージを添えさせていただきます。

 

AFRICLは、「笑顔のきっかけ」となることを目指すブランドです。ただ、なんというか「笑顔になる」ということにもいろいろな種類があると思いますが、AFRICLが、そして私沖田が目指したいのは、きらきらとしたパワー全開の笑顔!というより、大切な人と幸せな時間を過ごしているときのような、どこか緩みのある笑顔です。

 

きっとベナンに行く前の私だったら、パワー全開の笑顔を目指していたと思います。

インターンシップという形でアフリカ ベナン共和国に数か月暮らしていて、時間通りにことは一つも進まないし、自慢することでもないですがフランス語も話せない私は、情けない事・泣きたいこと、色んな事がありました。でも、そういうときに、必ずベナンの友人たちが「Mais, C'est la vie」と笑いかけてくれました。

 

「Mais」は「But」
「C'est la vie」は「It is the life!」(それが人生!)という意味で、ポジティブな場面では「人生最高!」みたいなニュアンス、ネガティブな場面では「仕方ないよね」といったニュアンスで使われる言葉です。

 

思い通りに行かなかったり、悔しかったり悲しかったり、程度によっては人を責めたくなったり、自分の運命を嘆きたくなったり、そんなことが人生ってたくさんあると思います。でも、そんなことがあることも、「人生」と受け止めながら、笑顔で生きる、しなやかさ、軽やかさを心底かっこいい!と思いました。
そして、こんな生き方が出来たら、日本の笑顔も増えるんじゃないかな、と。

 

生きていると、色々なことがあります。
多くは語りませんが、私自身もこれまで生きる中で社会に感じた違和感や、理不尽もたくさんありました。悪意のない差別や、"ふつう"に傷ついたり悩んだりすることも、きっとこれからもたくさんあるのだと思います。

 

完璧じゃなくていい、頑張れない日があったっていい、思い通りにならないこともたくさんある、だって人生だもの。ただ、気分を上げたい、そんな気分になったら、笑顔のきっかけになりそうなものを、そっと用意しておくから、よかったら使ってね。

そういう、ちょっと疲れた時に大切な人がそっとくれるあたたかさのような、そんな存在でありたいと思っています。

 

社会を変える、なんて大それたアプローチではないけれど、色んなことがある人生だから、しんどいときは、朝これをクローゼットから出して、背筋が延びなくたって良い、ただこの1着にときめく気持ちが、笑顔のきっかけにならないかな?

 

そして、日本のお客さまがAFRICLを纏って笑顔になってくださることが、私はフランス語が話せない、彼らは英語が話せない、そして私の名前はHirokoなので、彼らに発音してもらうとイホコになってしまう・・・。

決して流暢なコミュニケーションが取れるわけではないけれど、私がベナンに行く度に、それが何年かに一度でも、Hiroko!と尋ねてきてくれる、C’est la vie!と笑いかけてくれる彼らの笑顔のきっかけにならないかな?

 

その循環がAFRICLの願いです。

 

AFRICL
伝統生地を纏う、大人のアフリカ服ブランド
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