就活中の大挑戦!ガーナでの「自信」が内定獲得とアパレル立ち上げに繋がった

こんにちは!!はじめまして!

 

杉本陽介と言います。京都の佛教大学に通う4回生です。

 

金閣寺付近の和食の店でバイトをしたり、アパレルブランドを運営したりしています。

 

大学1回生の頃から人と違う経験を積みたいという想いが強く、スリランカやカンボジアでインターンをさせて頂いていました。

 

今回は3回生の3月にガーナでインターンをした時のお話をさせて下さい!

 

ガーナってどこ?

「ガーナといえばチョコ!」そんなイメージが強い国だと思います。

 

では実際にどこにあってどんな環境なのかご存知でしょうか。少しだけご紹介させてください。

 

 

ガーナはここです。西アフリカのギニア湾に面している国です。

 

そしてガーナに行くにはだいたい30時間程度かかります。正直とてつもなく遠いです。

 

ガーナの人口や大統領の名前はWikipedia で見てみてください。みなさんが気になるのは気候やガーナ人の特徴だと思うのでそこの話をしますね。

 

気候は?過ごしやすい?

まず気候ですが、私が行った2月後半は日本の最も暑い時と気温はそれほど変わらず湿気も少ないため、むしろ過ごしやすいとも言えます。

 

ただやはりアフリカ。日差しが異常に強いです。

 

私は今まで日焼けをしても3日ほどで元の真っ白肌に戻っていたのですが、今回の日焼け君は半年以上私の肌に住んでいました。笑

 

日焼けをしたくないという方は強力な日焼け止めを使用されることをおすすめします。

 

治安は?人柄は?

続いてガーナ・ガーナ人の特徴をお話しましょう。

 

ガーナの特徴として、アフリカの中では最も治安が良いと言えることでしょう。

(外務省 海外安全ホームページから引用)

 

アフリカに来たいと思っている人たちが、なかなか踏み切れないポイントとして、治安の悪さがあると思います。

 

確かに日本と比べると安全性は遥かに劣りますが、それでもちゃんと対策をしてむやみに夜に出歩かなければ、危険な場面に遭遇することはないと言えます。

 

逆に無差別に刃物を振り回すような人がいる日本の方が私は危険を感じます。

 

続いてガーナ人の特徴ですが、男性はのんびりしたお調子者が多いという印象でした。女性は落ち着いていて働き者という印象です。

 

主にガーナ人の男性スタッフと行動を共にしていたのですが、私の几帳面さと彼らのマイペースさがよく衝突することがありました。

 

ただその一方で彼らのおおらかで優しくておちゃめな人間性にとても惹かれていました。

 

人生を賭けたガーナへの挑戦

私がなぜ数多くあるアフリカの国の中でガーナという国を選んだか。

 

それは私が最後の賭けとしてこのインターンに参加したからです。過酷な環境でなければならない理由がありました。

 

少し長くなりますがここがこの記事の本丸といってもいいくらい重要ですのでお付き合いください。

 

私は過去2度の海外インターンでの活動が、どちらも後悔が残る形で終わってしまい、就職活動が始まってからどこか自分に自信がないまま面接を受けていました。

 

このままでいいのだろうか?
海外インターンには行ったけど何か成し遂げられたわけではないよな・・・。

 

そんな想いで日々を過ごしていました。

 

そんな時にお世話になっていたタイガーモブ(海外インターンシップの斡旋事業をされている企業様)の方からガーナでのインターンがあるというお話を聞き、かなり悩みましたが行くことを決断しました。

 

〈↓↓インターンシップ詳細〉

https://www.tigermov.com/internship/detail/306

 

アフリカという未知で過酷な環境下(死なない程度に…!)でのインターンで単独結果を残せば、自分に自信が持てるかもしれない!!

 

とにかくその想いが強かったです。

 

ただその時の私は就職活動の真っ最中で、いいところまでいっている選考も多くあり、これをお断りしてまでインターンに行く事は本当の意味で賭けでした。

 

さらに当時の全所持金は4万円程度。

 

プログラム代や航空券、生活費諸々で30万円以上が必要という状況でした。

 

はい。絶望的です。

 

友達や家族に頭を下げてお金を借りました。プログラム代は後払いという形でプログラム終了後、半年以上かけて払いました。

 

人間その気になれば、なんとかお金を作る力を持っているようです。

 

もしアフリカに行きたいのにお金がなくていけないという人がいれば、諦める必要はありません。

 

本当に行きたい想いがあれば選択肢は無数に出てきます。もしそれが理由で諦めるならあなたにとってアフリカはその程度のものなのです。

 

ガーナでパン屋さん!?

さてここからは実際のガーナでの活動をお伝えしましょう。

 

“アフリカでインターン”

このパワーワードを聞けばアフリカについてあまり知らない人たちはきっとこう思うでしょう。

 

きっと貧しい子どもたちのためにボランティアのようなことをしたのだろう

 

違います。

 

私がインターンをさせて頂いたのはTopish Bakeryというパン屋さんです。

 

もう一度言います。パン屋さんです。

 

このパン屋さん、代表の石本さん(現在はガーナ人の代表)という方が現地のガーナ人の雇用を生み出すべくローンチされた事業なのです。

 

今は総勢20名ほどのガーナ人スタッフが1日1000〜1500個の食パンを製造し、卸売りをしています。

 

そのパン屋さんにて、新規の卸売り先を開拓する営業をさせていただきました。

 

聞こえはかっこいいですが、要は『うちのパン、あなたの店におろさせてくれない?』とお願いをしに行くわけです。

 

これがかなり難しい。

 

ガーナには道端で大量のパンを売りさばくおばちゃんや、どっしり店を構えてパンやジュースを売るキオスクがあちこちにあるのですが、もうどの店にも必要な量だけパンがあるわけです。

 

完全に飽和状態です。

 

ここにいきなり日本人の男がパンおろさせてーなと言ってきてもまあ無理な話。

 

またまた絶望的です。

 

ではどうやって私はパンを売ったのかお話しましょう。

 

どうやってパンを売った?

その前に少し時間を戻して、インターンに行く前のところから整理しつつ話しますね。

 

そもそも今回のガーナインターンプログラムは合計で10日間のものでした。就職活動やお金の関係で本当は2週間のところを10日間にして頂きました。

 

ガーナという地に馴染み、現地のスタッフと働き『新規顧客獲得』という結果を残すためには、10日間はあまりにも短い期間です。

 

そこでまたまた私はお世話になっていたタイガーモブの社員の方に相談しました。

 

どうしたら結果が残せますか!?

 

 

超具体的に目標を立ててみては?

 

というアドバイスを頂きました。

 

ガーナに行ったこともない、インターンの内容もいまいち分からないのにどうやって目標立てるねん!と私は憤慨しました。笑

 

ところがその時何も分からずとも超具体的な目標を立てたことが結果に繋がったと感じています。

 

その時タイガーモブの社員の方に教えて頂いて使ったのがこちら👇👇

https://www.kaonavi.jp/dictionary/smart-criteria/

 

こちらのフレームワークに沿って、とにかく想像して目標を立てていきます。

 

間違っていてもいい。的外れでもいい。

 

とにかく毎日の目標を書き切ってしまうことが大切なのです。それも定量的であることが重要です。

数値を決めてしまうことで1日ごとに目標が達成できたかどうかを自然と判断出来るのです。

 

そうすれば現地に行ってからの自分の行動と、目標とのギャップが明白に見えて焦りが生まれます。

 

この焦りは言わば、マリオでいうスター状態にしてくれる着火剤のようなものです。

 

自分は怠け者であるという自覚がある方であれば、この方法は効果が期待できます。

 

私は過去2度のインターンにおいてこれほどまでに具体的な目標を立てていませんでした。

 

前置きが長くなりましたがいよいよパンを売る方法を共有していきます。

 

10日で5件の新規契約を獲得!

結果からお話しすると10日間の営業期間で5件の新規顧客を獲得することができました。

 

契約を取ることができたのは今回が初めてで、泣きそうになるくらい嬉しかったのを覚えています。

 

なんせ過去に参加したスリランカでのインターンの際は、1ヶ月間で130件飛び込み営業して1件も契約を取れず、デング熱でぶっ倒れたくらいですから。

 

話を戻して、ではどうやってその短期間で契約獲得まで至ったのかお話しします。

 

パンを売る方法などと偉そうに先ほどは言いましたが、実はそんなものはなくある1つのことを意識し続けただけなのです。

 

私が意識したのはとにかく現地のスタッフや顧客の方から信頼を得られるように行動することです。

 

なんならそれしかやっていません。

 

10日間しかない日程の中でいろんなことにチャレンジして失敗している暇はなく、一刻もはやく私という人間をガーナで認知してもらうことにつとめました。

 

ビジネスを成り立たせる上で最も重要なのが『信頼』だと思っています。

 

これはガーナでも日本でも変わらない、本質的なものではないでしょうか。

 

具体的に行ったのは営業先に対して、必ずガーナ人スタッフを連れていき『やばいやつではないな』と、安心感を感じてもらえるようにしたことです。

 

私も恥ずかしながら英語が堪能というわけではないのでコミュニケーションをとる上で現地スタッフの助けは必須でした。

 

また当たり前のように感じることですが顧客との約束の時間は絶対に守るようにしました。

 

ガーナ人は基本時間を守りませんがそれに合わせてしまうと私の日本人としてのアイデンティティと信頼を失ってしまうと感じたからです。

 

信頼が成り立つとこんなことも
1度新規の取り引き先に手違いでパンを届け忘れるという重大なミスをしてしまったのですが、すぐに謝罪に行くと『いつも時間を守ってくれてるし、私たちのことを大事にしてくれてるから』と、許してくださいました。

 

ガーナ人は時間におおらかではありますが、それ以上に人に対してもおおらかなのかもしれません。

 

正直就活のための自信を得るためにやってきたこのインターンでしたが、自信だけでなく、外国人と共に働く楽しさ、ビジネスのおもしろさ、難しさなどここには書ききれないほど多くのことを学ばせていただきました。

 

改めて海外で仕事をする時に必要なのは、異文化理解の心だと痛感しました。

 

当たり前が当たり前じゃない環境で自分がどれだけ適応できるか、それが最も大事なのです。

 

帰国後は就職活動再開

帰国してすぐ再び就職活動が再開しました。

 

ただ自信というのはどうやら顔にでるようで、色んな方に顔つきが変わったと言っていただけるようになりました。(いい意味で。)

 

就職活動の方はぶっちゃけ無敵で、ガーナインターン後に受け始めた選考ではほとんどの企業で最終選考まで残り、志望度がそんなに高くないことがバレて落とされる。そんな感じでした。

 

私はウソがつけないので第一志望ではない企業の方に『本当にうちで働いてくれますよね?!』と食い気味で言われると、『……えっとー。まあ。』と曖昧な返事しかできず落とされていました。

 

逆に第一志望のところでは、その場で選考通過を言って頂けるぐらいうまくいっていました。

 

ガーナでインターンしたからこそ今の内定先の企業に入りたいと思えましたし、内定も頂けたと強く感じています。

 

現地で携わって頂いたスタッフの皆様やタイガーモブの皆様に心から感謝しております。

本当にありがとうございました。

 

そして現在は、もっと多くの人にファッションを通して『自信』をもってほしいという思いでアパレルブランドを立ち上げ、日々奮闘中です。

 

まだ始まったばかりで全然売れていないので良ければブランドのことを応援してやってください。笑

https://schop.base.ec/

 

細身の男性に向けたブランドですので、該当する方はぜひチェックしてみてください。きっとこの先、皆さんを驚かせる商品を販売するはずです。

 

 

ここまで読んでくださったあなたはきっとアフリカやガーナに興味があって今日から何か行動を起こしてみたいと感じている方だと思います。

 

あなたならきっと大丈夫。だって私のこのグダグダな文章を最後まで読み切る根性を持っているのだから。どこでもやっていける。

 

あなたの旅の安全を願っています。

 

 

 

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