地球のみなさんこんにちは!
ケニアで青年海外協力隊として活動している平岡咲幸希です。
今回は私が住んでいる町Kericho(ケリチョ)を紹介します!
ケリチョなんて町、聞いたことない方がほとんどですよね?私も派遣が決まるまで全く知りませんでした。
でも実は日本にとって馴染みのある町だったんです!
ケリチョってどんなところ?
ケリチョはケニアの首都ナイロビから北西へ260kmのところにあります。電車はないのでアクセスはバスや車で、5~6時間かかります。
さらに西にある大きな街キスムや、熱帯雨林の保護区がある観光地カカメガに行くときの通り道です。そのため、「ケリチョには行ったことないけど通ったことはある。」と言われることがよくあります。
ケリチョは都会ではないけどすごく田舎というわけでもなく、観光名所があるわけでもない、少し地味な町なんです。
そんな地味なケリチョですが、一つだけ自慢できることがあります。
それは“紅茶産業”です!
ケリチョはケニアで一番有名な紅茶の名産地!
ケニアは紅茶文化が盛んで、みんな一日に何杯も紅茶を飲んでいます。(意外とコーヒーを飲む人は少ないです。)
ケリチョの人々はケニア国民から愛される紅茶の産地だということをとても誇りに思っているのです。
世界に広まるケリチョの紅茶
ケニアは中国、インドに次いで世界第三位の茶葉生産国です。そして世界第一位の茶葉輸出国でもあります。
もちろんケリチョの紅茶も、ケニア国内だけの消費にとどまらず世界中に輸出されています。ヨーロッパ・アジア・中東・アフリカなど、世界中でケリチョのお茶が飲まれているんです!
そしてなんとケリチョのお茶は日本にも輸出されています!!しかもケニアから日本へ輸出しているお茶の量は年間1900t(2017年)にもなると言われています。
日本のお茶会社の方がケリチョへお茶の買い付けにいらっしゃることもあるんですよ。
少しケリチョに親近感が湧いてきませんか?みなさんも知らず知らずのうちにケリチョの紅茶を飲んでいたかもしれません!
ケリチョは日本にとって身近な町だったんですね!
ケリチョの紅茶の品質
これほど広く世界中で親しまれているケリチョの紅茶は、なんと言っても品質が自慢です。
世界的にも高品質だと言われていて、紅茶業界ではケリチョは紅茶のメッカと呼ばれるくらいなんです。
それもそのはず、ケリチョには茶葉の生産に適した環境が整っています。赤土・雨量(雨が多い)・標高(2000m前後で寒暖差がある)という条件が茶葉の生産には向いているそうで、ケリチョはその条件全てに当てはまります。丁寧に無農薬で栽培され、手摘みしているという点も高品質を保つポイントです。
ケリチョ産の紅茶の中でも最高品質として有名なのは、ケリチョの名前がついている「Kericho Gold」です。
ケリチョの町を知らなくてもKericho Goldは知っているというケニア在住日本人がいるくらい有名な商品で、ケニア中のあちこちで販売されています。
タンザニア・エチオピア・ルワンダなど他のアフリカ諸国でも売っているので、アフリカに行ったことがある方ならどこかで見かけているかもしれません。
クセがなく飲みやすい風味で、お土産にも最適です◎しかも数十種類のフレーバーがあるので、きっとお好みのものが見つかりますよ!
完全にケリチョの紅茶自慢になってしまいました(^^;)
紅茶を飲むときにケリチョのことを思い出していただけたら嬉しいです。
ケリチョについては私のブログでも紹介しています。
こちらも是非見てみてください!
fa-pencil-square-oブログ⇒ http://earth-life.net/blog-entry-8.html