こんにちは!キヨシです!
今回、縁あってAAAにて記事を書くことになりました!
ここで記事を書くということは、そう、僕はアフリカに行ってきました。国は、西アフリカのシエラレオネ。
「世界で一番いのちの短い国」と呼ばれているところです。そんな人生初海外の地で50日間農業生活をしてきました。
シエラレオネ、、多分聞いたことがないという人の方が多いと思いますが、なぜ僕がこの国を、そしてアフリカを選んだのか...。初回はがっつりそこに触れていきます!!
アフリカに行った理由と僕の夢
なぜアフリカに行ったのか、それにはまず僕の夢を話す必要があります。
僕の夢は、「世界でたくさんの人をお腹いっぱいにすること」です。
僕は食べることが大好きですし、僕たちは食べないと生きていけません。僕は食べるということは人間にとって最低限にして最高の幸せであると考えます。
しかし、多くの人が知っているように、世界にはお腹を空かし、食べられなくて命を落とす、いわゆる「飢餓」があらゆるところで発生しています。経済成長を遂げ、こんなにも便利でモノが溢れているこの世界で、いまだに...。
小さい頃よく「アフリカの子たちは食べたくても毎日食べられないんだから、ご飯は残しちゃだめ!」と言われませんでしたか?
今考えるとちょっぴり論点がずれる話ではありますが、僕はご飯、残しません。何かしらの事情がない限り。
僕は高校が農業高校だったのですが、大学受験の関係で、高校3年生の頃、世界の食糧問題などを調べていました。そのときに気づいたんですね。「ああ、本当にこんなことが起こってるんだ」って。子どもの頃聞いた説教文句は本当なんだなぁとか思いながら。
日本ではほとんどの人が毎日たくさんのご飯を食べられている、時を同じくして飢餓は起こっている。僕は、なんだかこれはすごくおかしいし、この問題を知っている限り、無視はできないと思いました。
そんなこんなで、大学は3年が過ぎて、所属していた部活動の引退が近づき、自分の進路についても考えるようになりました。どうすれば自分の夢は叶うのか。
自分で調べていくうちに、飢餓という問題はただそれ単体では解決できない、いろいろな状況が積み重なって発生しているんだと理解しました。
そして同時に、飢餓という問題から世界で起こっているたくさんの問題にも関心を持つようになりました。
どうしたら平和になるのか。
平和ってなんだろう。
友達とも真剣に話し、いろんなことを考えるようになりました。。
しかし、国際支援などを仕事にしたい気持ちとは裏腹に僕は一つの大きなコンプレックスを抱えていました。
それは、アフリカとか途上国とかそういう話ではなく、そもそも海外にすら行ったことがなかったということ。日本では散々考えて語ってはいるけど、現場を知らないで話していても仕方がないなと。
まずは自分の体で知って、自分で感じないと。現物食ってから味を自分で知らなければと。
そしてその現物こそが僕にとってはアフリカの国々だったんです。理由は簡単で、真実か偏見か、「貧しいといえばアフリカ」っていうイメージは一般的だから。ならその代表格のアフリカの国に行って、実際はどんなものなのか、貧困とはなんなのか、自分で学ぼうと思いました。
そんなこんなで、進路を決める前にまずアフリカのどっか行きたいな、そのためには時間が必要だな、と...。
シエラレオネとの出会い
ということで3年終了時から休学すると決めました。あとは、どこの国に、どうやって行くのか。
いろいろとボランティアやらインターンを探していましたが、どれもびっくりするくらい高い。1週間の滞在で20万とか。そんな払えません。笑
しかも、それらのプログラムは、ケニアに多く集まっている印象でした。
どうせ行くなら、なるべくやばそうなところがいい。世界の裏の実情を知るために。そう考えていると、割と有名なケニアで、しかも何十万も払って短期間というのは自分の中ではあまりパッとしませんでした。
そんなとき、とある大学の方に提案していただいたのが、「WWOOF」。
WWOOFとは、世界でたくさんの国が行なっているファームステイ斡旋機関で、ファームステイをしたいボランティアはまず国ごとのWWOOFに登録し、そこから農家にアポをとって現地に行くというもの。
最大の特徴は何と言っても安さ。ボランティアとして農作業をする代わりに、宿やご飯をタダで提供してもらえるというシステムです。海外に安く長く居たいという方には本当におすすめです。
そしてもう一つ、WWOOFがいいと思ったポイントは、より現地の人に寄り添った生活ができるんじゃないかと思ったことです。
よくある国際協力ボランティアと違い、こちらも働くし、相手もこちらに提供をする。その相互性は現地の人とのバリアや、変な偏見などを無くし、フラットに関わることができるんじゃないかと思いました。
でも、アフリカでやってる国なんてあるのか?と思い調べてみると、、ありました!6カ国ほど!!
「よし!これしかない!」と思いました。
そして、その6カ国の中からなるべくやばそうなところ、あるサイトのGDPワーストランキングと照らし合せながら見ていると、何やら見たことがない国が。
世界で一番いのちの短い国
Sierra Leone,,,
どっかの国の別名なのかな?と最初思いながら(例えばオランダがNetherlandsみたいな)調べてみると、「シエラレオネ」という国だと。
GDPランキングはワースト14位、そして何より強い印象を受けたのは、「世界で一番いのちの短い国」という肩書きを持つこと。
妊産婦死亡率、医療レベルは世界の中で最低レベルで、それだけでなく過去10年続いていた内戦や、エボラ出血熱の大爆発など、今まで大きな困難に見舞われた国です。
これはやばい!!(語彙力っっ!!!)
ここだ。ここに行こう!!電撃が走ったかのように割とすぐに意思は固まりました。これがシエラレオネとの出会い。実際にアフリカに行くと決め、動く前には全く知らなかった国。
人生初海外、シエラレオネ...世界で一番いのちの短い国...エボラがあった国...
人はどんな雰囲気なんだろう?食べ物は??
よし、行こう。行くしかない。
圧倒的に「悪い」偏見を持たれるアフリカ。それらの偏見がどこまで偏っているのか、自分が助けたいと思っている人たちはどんな人たちなのか、自分の体で、心で感じ取ろう。
これが僕がアフリカ、シエラレオネを選んだ理由。
友達や同僚から、「初海外でそんなとこ行くの!?!?」と本当に何回も言われましたが、今考えれば選択肢はそれしかありませんでした。
ということで、今回は僕がアフリカ、シエラレオネに行くに至った経緯を書かせていただきました!次回からは僕が実際に経験したことや、学んだことを書いていきたいと思います!
それでは!マロウェ!🇸🇱(シエラレオネの現地語、メンデ語でバイバイ)
シエラレオネの内戦がよく分かり、とにかくレオナルドデカプリオがかっこよすぎる映画「ブラッド・ダイヤモンド」
めちゃおすすめです👍🏻