ルワンダで気づいた「生きる」ということ。あなたは何を想う?-吉川ますず④‐

大学在学中アフリカについて専攻し、タンザニア・モロッコ・ルワンダへの渡航履歴を持つ吉川ますずさん。

 

インターンや旅行を通して気付き学んだこと、そしてそれらを自分の人生にどう昇華させていくのかを綴る、新連載です!進路に悩む高校生・大学生必見です!

ルワンダに決めた!

タンザニアから帰国後、モロッコへの旅行を経てルワンダでの渡航でアフリカ3カ国目になりました。(モロッコ旅行も後の章で綴ります!)

 

カタールからルワンダの首都キガリ行きの飛行機に乗ると、

 

「私の携帯も充電してくれない?」

 

といきなり後ろの席のルワンダ人おばちゃんに話しかけられて、「そうそう!これがアフリカの良さだった!」と思い出しました笑

 

私は、大学4年間のほとんどの時間を部活に捧げていたため、引退後の最後の「自由な時間」は海外で過ごそう!!とずっと考えていました。

 

そこで大学4年生の2月から3月に訪れたのがルワンダでした。

 

「どこに行こうかなぁ…」と考え始めた時、

  • 自分はただ海外に行きたいのか
  • アフリカに行きたいのか
  • 言語を学びたいのか
  • 国際協力がしたいのか

やりたいことがわからなくなってしまいました笑

 

まぁスワヒリ語もちょっとは勉強したし、卒業論文でも東アフリカのこと書いたし、今後はアフリカに行く時間も体力もないし…と考えているうちに、気付いたらKISEKIのオーナーであるみおさんに連絡していたのが始まりでした…!

 

私は、卒業論文で、「東アフリカの沿岸諸国と内陸国における貧困格差」について「インフラ」の視点から研究していました。以前に訪れていたタンザニアとモロッコはどちらも沿岸国なので、「内陸国に行ってみた~い!!」というのも、ルワンダを選んだ大きな理由だったと思います。

学費回収プロジェクト

ルワンダでは、日本人宿KISEKIで、パワフルなオーナーと、愉快なルワンダ人スタッフに囲まれた1ヶ月のインターン生活が始まりました。

 

(KISEKIについては、以前に記事を書いている方が何人もいるので細かくは割愛させて頂きます!)

 

ここは本当に人が集まってくる場所で、インターン生、ボランティア生、ツアーで来ている方々、バックパッカー、現地在住の日本人などなど…

1ヶ月間で100人近くの日本人の皆さんとお会いして、頭は常にフル回転!コミュニケーション能力が磨かれまくる場所でした笑

 

私がここで主に取り組んでいたのは
「学費回収プロジェクト」です!

 

KISEKIの近くには、歩いて10分ほどの場所に幼稚園があります。ここで幼稚園の先生や保護者と協力しながら、学費(1ヶ月1000ルワンダフラン。日本円にして約100円)が払えるようにお手伝いをしていました。

 

流れとしてはこんな感じです!

プロジェクトの流れ
  1. もうすぐ学費締切日だよね!」と先生たちに確認します!
  2. 「まだ回収できていない人に連絡しよう」と先生たちに頼みます。
  3. 締切日になっても支払いのない家庭に再度電話し、支払いが可能かどうかを尋ねます。
  4. 支払いが不可能な家庭に訪問し、アンケートを行います。
    →アンケートでは、仕事の有無、家族構成などを尋ね「本当に支払いが困難なのか」それとも「本当は払える余裕があるのに払っていないのか」を判断します。
  5. 支払いが不可能と判断した家庭には、KISEKIに来てもらいバザーのお手伝いなどをしてもらいます。
    →バザーでは日本人や近隣の方が寄付してくださった洋服やおもちゃなどを販売
  6. バザーでの労働賃金を学費に当ててもらう!

 

幼稚園の先生たちは英語も話せますが、保護者の方のほとんどは英語を理解できなかったので、何をするにも、日本語から英語、英語からキニアルワンダ語に訳す必要があり、一言伝えるのも大変な作業でした。

 

また、「昨日言ってたことと違うじゃん」とか「まだ伝えてくれてないの…?」というようなことも頻繁に起きました。

 

もうアフリカ3カ国目となると、特にびっくりすることもありません笑。もう一回伝えよう!と思うだけです。

 

「これ言って!」「あれ伝えて!」と口を酸っぱくしていたので、さぞかし先生たちは私のことを恐れていたことでしょう…笑

 

でも、タンザニアでの経験を生かし、ちゃんと先生たちと向き合えたのではないかな…とも思います!

 

働くとは??

バザーを開催してみると、授業料が支払えなかった保護者に加え、バザーの噂を知った沢山の近隣住民が一斉に押し寄せてきました!!笑

 

KISEKIの前に人だかりできていて、ルワンダ人の口コミってすごい!!と本気で思います。

 

その中で、売り子として来ていた1人のお母さんは、私が実際にお家に訪問したお母さんでもありました。

 

彼女は、まだ小さい1歳にも満たないくらいの赤ちゃんを背負ってKISEKIまでやってきました。その日は気温も30度近くまで上がっていたので、千の丘と呼ばれる土地を歩くだけでも大変なのに、赤ちゃんを背負いながらバザーで一生懸命モノを売っている姿を見て、すごく心が痛みました。

 

それと同時に、これが「生きるということ」なのだなとも感じました。

 

別の日に、幼稚園に行くと、先生たちのミーティングが開かれていました。その日、掃除のおばちゃんが「お給料が少なすぎる…。こんな遠くから何時間もかけて来ているのに…」と言って話し合いで泣いていました。

 

「生きること」「働くこと」ってなんだろう…と再び考えさせられました。

 

日本では、就活をする中で、ある程度の人が自分のやりたい仕事を選択し、仕事を通して社会のためにどう貢献していくか…という側面が強かったと思います。

 

一方で、ルワンダでは、「生きるための仕事」という雰囲気を強く感じました。

KISEKIの働き方

そんな中で、KISEKIのスタッフたちは、いつもみんなで歌を歌いながら楽しそうに仕事をしていました。

 

単純なことですが、「自分1人でやること」よりも「みんなでやること」の方が楽しい!!KISEKIは、みおさんを筆頭にそんな繋がりを大切にしていた場所だと思います。

 

先の赤ちゃんを背負ったお母さんにも、KISEKIのスタッフがそっと椅子を用意してあげていて、ホッとしました。

 

たとえ「生きるための仕事」であっても、「やりたくない仕事」であっても、誰かと一緒にやることで見えてくる楽しみ!があるんですね!!

 

みなさんにとって働くとはなんですか?

生きるとはなんですか?

 

私はまだ、社会人としては経験が浅すぎるので、「働く」ということを理解しきれていない部分も多いですが、スタッフたちが生き生きと働いていたKISEKIはやっぱり奇跡の場所だな!と感じています!!

 

次に繋がる!