はじめまして!大塚まゆ奈です。
現在大学5年生です。大学3年次にスウェーデン留学をして4年の秋に帰国。周りの友人はとっくのとうに就活を終えてる中わたしはどーしても就活する気になれず、ずっとずっと行きたかった念願のアフリカ大陸へ初上陸することにしました!
えーい行ってしまえ〜!という勢い(とちょっとの計画)だけで3ヶ月間ケニア、タンザニア、ウガンダの3カ国に滞在していました。
牛500頭あげるからさ、結婚しない?
私が主に滞在していたのはケニアのミゴリという、ど田舎。首都のナイロビからバスで8時間かかります。
家をでた瞬間「やぁ!今日はどこ行くの?ハウアーユー!」
スーパーでは「夕飯何作るの?私も食べに行っていい?」
肉屋を通りかかれば「シスター今日も綺麗だね。アイラブユー!」
と珍しい外国人を見つけては村中の人々が話しかけてきます。まるで歩く観光名所。笑
毎日いろーーんな人に話しかけられる中、一番テンションが上がった言葉。
それがとあるマサイ族のお兄さんに言われたこの一言。
「牛500頭挙げるからさ、結婚しない?」
…ハーレルヤ!!
ケニアでは結婚の際に新郎が新婦の家族に牛をプレゼントする習慣があります。今までお嬢さんを育ててくれてありがとうございました!という感謝の意を込めて家族にお礼の牛を渡すのです。
実は求婚されたのはこれが初めてではありません。なんなら日常会話みたいなもので、「こんにちは、結婚しよ!」と非常にカジュアルにされていました。笑
しかし「結婚しよ!」のときに提示される牛の数は大体10頭〜15頭。
「やぁねぇちゃん綺麗だね!俺牛2頭用意するから結婚してよ!」
と言われた時もありました。
えぇ…日に日に牛の数が減ってく…ついに牛2頭まで私の価値って下がってしまったのか(涙)
とこの日はめちゃめちゃ凹みました。アフリカ渡航一萎えた日。
そんな落胆を経た後の500頭という破格のオファー。
なんというか、良い女認定された気がして非常ーーに良い気分!もうにやにやが止まらんのです!
部族によって牛の保持数も価値も変わるのですが、500頭はまぁ間違いなく超絶玉の輿案件です。やっぴー!
牛は大事な財産。
私がモテた理由を冷静に分析
まぁこんな感じで求婚三昧の日々を送っていました。そこでこんなにもチヤホヤされた理由を3つ考えてみました!
1.肌色
ケニア人男性に理想のタイプを聞くと多くの人がこう答えます。
「肌の色が明るければ明るい程よい」
「子どものことも考えて自分より白い人と結婚したい」
肌の明るい人といることは超ステータス。それがムズング(スワヒリ語で非黒人)ならなおさら。
ムズングを落とした俺!日本人女性と歩いてる俺!おれすげぇえええ!ということなんです。
「シスターかわいいね、僕と結婚しない?」
「私あなたのこと知らないし嫌よ」
「俺が黒いからか?そうなんだろ?黒いからか?」
「肌の色じゃないよ」
「じゃあ良いじゃん!結婚してよ!」
「そうじゃないでしょ!」
という会話をいったい何度したことか。
2.髪が生えてるから
え、それだけ?と思うじゃないですか。
そうなんですよ。アフリカでは地肌から生えてるさらさらの直毛って珍しいのです。
「君の髪の毛は実に綺麗だ、俺と結婚してくれ」
「理由それだけかよ!しないよ!」
みたいなこともありました。
アフリカの方々の髪質は男女問わず縮毛です。なので地毛を伸ばすことは難しく、ウィッグやエクステを使って人々はおしゃれを楽しんでいます。
数日シャワーを浴びてない(断水による不可抗力)私のボッサボサの髪の毛でも、羨望の眼差しで見られていました。
3.日本に住みたい
玉の輿のってこの国をでて夢の日本暮らし!を夢見る人も多くいました。
まぁ一番多い理由です。玉の輿に乗りたい。ザ•シンプルな理由ですね。
「どこの国から来たの?」
「日本だよ」
「そりゃあいい!結婚してくれ!」
…はいはい、ビザが欲しいのね。
私はまだまだ恋愛したい年頃だよ〜〜勘弁して〜〜て感じでしたね。
初めてのアフリカ。
日々何かしらの珍事件が起きて1人でよく笑っていたのですが、現地の人には「何が面白いの?」とよく笑われていました。
もう毎日が楽しくて楽しくて仕方なかったです。
求婚されまくるのとか、途中で絶対に面倒くさいな〜ってなると思いますが最初は楽しいと思います。笑
私は自分の牛価レートを記録して楽しんでいました!
【牛10頭↗牛12頭↘牛2頭↗牛500頭】みたいな。笑
自分が牛何頭分の価値か知りたい人、自分だけの牛価レートを作りたい方は是非ケニアへ行ってみてください〜〜!