私はアフリカのセネガルという国に約1年間の予定で滞在をしています。
この自分の経験から、若いうちに発展途上国で時間を過ごすことは本当に有益だと感じました。
その良さについて多くの若い方に知っていただきたいと思ったので、All About Africaさんに今回は記事を投稿させていただきました。
アフリカに挑戦したいけど勇気が出ないという方へ、その挑戦で得られる経験は、必ずあなたの人生の指針になります。
それでは、セネガルに来たからこそ得られた私の経験をお話ししていきたいと思います。
この記事の目次
とてもやさしいセネガル人
セネガルの国民性は温和で優しい国民性です。人を受け入れる「テランガ」といわれる精神を持っていて、アジア人である部外者の私を快く受け入れてくれました。
多くの時間を彼らと共に過ごすうちに、魅力あふれるセネガルという国が好きになっていました。
それもすべてこの国を作ってきたセネガル人たちのおかげです。
目の当たりにしたセネガルの現状
セネガルでは、日本で見ることができない景色に出会いました。
- お金を請うストリートチルドレン
- 仕事がなく、道端で物を売る大勢の若者
- 末電気の村
- きれいな水にアクセスできない地域
- 食料にありつけない人
日本と比べると、やはり解決するべき課題が多くある国です。
その光景を実際に見ることで、私もこの問題にしっかりと向き合わなければいけないと強く実感しました。
この感覚を若いうちに持てたことは本当に財産だと思っています。
今後の人生で、口先だけではなく、この問題に実際に真摯に向き合う姿勢を身に着けることができました。
課題が多く存在する国にこそ、やるべきことがたくさんあり、「自分がこの社会で何をするべきなのか=何をしたいのか」を見つけることに繋がりやすいのだなと感じた出来事でした。
出会う人が変わる
皆さんは日本にいるときはどのような人と交流をもっていましたか?
私は
- 家族
- 同じ大学の友人
- バイト先の人
- 大学の先生
などが主でした。
今はというと、結構すごい交流関係を築いています。
- 在セネガル大使館大使・スタッフ
- JICA職員
- 青年海外協力隊
- カゴメセネガル社長
- 田舎の村で太陽光電池を売る起業家
- 田舎の産院で光インフラをセネガル政府と提携して導入する起業家
- セネガル現地起業した起業家
- 世界中でナンパをするナンパ師
- 世界一周旅行する大学生
等です。
結構すごいですよね。このような方たちと結構簡単にご飯を食べたりできます。
そのカラクリは発展途上国ならではの理由にあって、「在セネガル日本人が少なく、日本人コミュニティーが形成されやすいから」です。
そして最もここで主張したいのは、この方たちの話が人生のためになりすぎることです。
発展途上国を舞台に第一線でバリバリ働く大人の持つ経験や考えには深みがあり、そこから出てくる言葉には本当に重みがあります。
日本でこのレベルの人たちとご飯を食べるには、アポ取りとかで結構大変ではないかと思います。
それが、セネガルにいる日本人大学生というだけでこのような機会を獲得できました。
日本人の少ない地域に行って、そこで働く大人たちの話を聞くことは、若い人たちの人生の質をグンとあげる裏技です。
世界を変えようとする友人ができる
また、今まで出会ったこの地域で勉強する学生の多くが大きな野望を抱いていました。
- チャドの大統領になるために勉強をしたいとフランスに留学したチャド人
- マリの政治を変えるために学ぶマリ人
- コンゴ共和国の農業を変えるために会社の設立を目指すコンゴ人
- アフリカのローカルな言語もインターネット上で使えるように学ぶコモル人
これだけ大きな夢を抱き、努力する人に日本で出会ったことはほとんどありません。
このアフリカという地域には大きな課題があふれていることも事実ですが、それを解決したいと日々努力し続ける若者多くがいるのも事実です。
自分以外の何かのために、全てをかけて学ぶ彼らの姿は泥臭いが本当にかっこよく私の目に映りました。
自分もこのような世界線で自分の人生を生きたいと思いました。
これまでの経験を通して感じたこと
セネガル滞在の経験から学んだことは、
- この世界には解決するべき課題が多くあること
- その問題の解決に向けて、人生をかけて生きている人が世の中にいること
- 今の自分は何もできないが、スキル・人脈・人を動かせる力を身に着ければ、私もアフリカで価値を生み出せること
です。
現在自分は21歳で、進路・働き方・就職先を考える機会が多いですが、比較的、自分の進みたい道が見えています。
そこでは、私がセネガルで学んだこれらの事が最大限に活かされています。
私がこれから進みたい道
最後に少し、私がどのような人生を選んだのかについて説明します。
大学卒業後、web系のIT会社にプログラマーとして就職したいと思っています。webサービスのシステムを0から作れるプログラマーになるためです。
今でもそうですが、これからもwebシステムを構築できる能力はとても重要です。
なぜなら、自分がこの世界に構築したい仕組みを社会で作り出すことができる能力だからです。そのスキルを社会人としてつけていきます。
その後にアフリカをフィールドにして独立することを考えています。システムを構築できる人間としてアフリカの問題に向き合い解決できる人間になります。
- 輸血用血液の管理プラットフォームを作ること
- 農業情報を管理するシステムを作ること
- 漁業情報を管理するシステムを作ること
etc...
もちろん簡単に進むようなプランではないと思います。しかし、この道が自分がやりたいことと社会に与えられる価値を最大化できる最適解だと思うので、僕はこの道を歩んでいきます。
さいごに
年齢に関係なく、アフリカへの挑戦は本当に素晴らしいことだと思います。しかし、今回はあえて同世代の若い方に向けてメッセージを書きました。
なぜなら、若い人にとって発展途上国での経験は、これから訪れる社会での膨大な人生選択の頼れる指針になるからです。
痛快で何より楽しい。
やめろと言われてもやめることができない。
そんなものに出会えるのが人生ではないでしょうか.
僕はそれをセネガル滞在によって見つけることができました。
それを見つけるために必要なのは、少しの勇気でした。
この記事が、今悩んでいるあなたの背中を押すことができていれば、本当に幸いです。
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