私にできることは、ただ考えること。そしてまたアフリカへ。

 

こんにちは!!たばてぃーです。

 

前回は、ウガンダ北部グルでの活動の概要と感じたことを書きました。
(▼前回の記事はこちら)


今回は第二弾。

 

首都カンパラの風景

 

この記事ではウガンダ南部のとある農村部にある孤児院兼学校を訪問した話を通して、アフリカの魅力、そして僕が今考えることをお伝えします!

運命的な出会い

きっかけはウガンダに来て3週間目、現地で結婚をして生活されている、ある日本人女性の方の家に数日間宿泊させてもらった時のことでした。

ウガンダに来たきっかけを尋ねると、

最初にウガンダに来たんはボランティアや!
「孤児院兼学校で日本人の人がやってるから英語できんでもいけるやろー!」って思ってん!

なんと彼女が話すその孤児院兼学校とは、僕が高校生の時に読んで、アフリカに興味を持つきっかけの一つとなった本で描かれていた場所でした。
(ある女性の作家さんがその孤児院兼学校を訪れ、ボランティアをしながら自分に何ができるかを考えて、子ブタを寄付するという話です)

 

運命や。

 

僕は勝手ながら確信しました。


偶然ではなくこうなるべくしてなっている。


なんとしてでもそこに行きたい、そこにはきっとまた新しい何かがある!

 

その女性の方に孤児院兼学校までの詳しい道順を聞き、その地へ向かいました。

その道のりには、アフリカの魅力がたくさん

その道中、そして孤児院兼学校での生活の中で、アフリカの魅力をたくさん感じることになりました。まずは移動から。

首都カンパラにあるタクシーパーク

 

ウガンダでは、マタツと呼ばれる乗り合いタクシーに乗って移動します。


この一見秩序のないようなタクシーパークの光景は、僕の大好きな光景です(笑)

 

さて、この乗り合いタクシー。


発車時刻などなく、満員になったら発車するという(笑)(このときは30分ほど待ちました)

出発時の車内の様子

 

15人乗りのハイエースですが、人を次々拾いながら進むので、到着した頃には、25人が乗っているという状況でした。(笑)

 

シートベルトは、なし…!

 

道中ではハンドルが外れるトラブルが起こったり、

ハンドルが壊れる様子…

 

もはやなんでもあり(笑)これがアフリカの一つの魅力なのかもしれないと思いました。


中間点となる街で休憩。お昼ご飯を食べました。


ローカルレストランで出された水はなんだか茶色っぽい色でした。

 

構わず飲んだその後数日、僕はお腹を壊し続けました。お腹の中に怪物でもいるのかなと本気で疑うほどでした。(みなさん、水にはご注意を!)


その町からはマタツ(さっきのタクシー)がない。


そう言われて5人乗りの乗用車に乗せられました。

 

ここから5人乗りの車に10人乗りまさに、命がけの移動でした。

 

人生初、運転席2人乗り。(運転手はドアに寄りかかって運転)


しかも普通の道路で120km/時での運転。いつかは死ぬと悟りました(笑)

 

そうこうしているうちに、ようやく目的地に到着しました。

孤児院兼学校での生活

その孤児院兼学校は農村部の豊かな農地に囲まれる場所に建っていました。

 

手前が校舎、奥が共同生活をする家

 

学校はちょうどターム休みだったので、子どもたちは少なかったのですが、数人の子どもが農業のお手伝いをしながら過ごしていました。

 

この日はメイズの種蒔き

 

子どもたちは10人ほどで、施設・学校を管理する奥さんや先生と共同生活を送っていました。

 

ここで5日間一緒に過ごさせていただいたのですが、こんな生活は人生初めてでした。


それはたくましくて、美しくて、今の日本にはないようなものでした。

 

毎朝、鶏の鳴く声で目覚め、子どもたちと近くの井戸まで水くみに行きます。


水道がないので、これが生活用水です。

 

20Lが入るタンクをいくつか自転車に積んで、水を汲みに行きます。

当たり前に手に入っていた水のありがたみを改めて感じました

早朝の水汲み

 

料理はかまどに、薪を使って火を起こしていました。もちろんガスはありません

 

少量の水で洗い物をする少年

 

シャワーももちろん完全に少量の水浴びです。タンクの水を節約しながら身体にかける。


そして、いつもこのタイミングで停電。
(なんでやねん)


真っ暗な中、冷たい水で身体をこすることにも慣れました

 

滞在中、施設を管理する奥さんに色々とお話を聞かせていただきました。


僕の中で印象的だったことがあります。

 

それは、”人の死の身近さ” でした。

 

「ちょうど先月、この子たちは母親が亡くなってこの施設に来た」

 

「前はマラリアや他の病気で誰々が亡くなった」

 

「病気になってもお金がなくて、病院に行くという選択肢がない」

 

言葉では理解できても、頭ではできない状況。


でも、病院に行く費用なんて、日本円でたった数百円、、。


日本円で300円くらいあれば、1日3食食べられる国に来て、出会った現実。

 

そのショックはとても大きかったです。

 

「今の自分にできることはあるのか」

 

モヤモヤを感じながらも帰国の前日。「また来るよ~!」といいながら子どもたちと別れ、施設を出ました。

 

一緒に遊んでくれたちびっ子ちゃん

 

この5日間で学んだこと、教えてもらったことはとても大きかったです。


運命だと勝手な勘違いをして、飛び込んできてよかったです。


この孤児院兼学校での出会いは、今の自分を突き動かしています

今の自分にできること、それは考えること

その後ずっと帰りの飛行機でも、日本に帰ってからも、奥さんから聞かせていただいた話は頭から離れませんでした。

 

「今の自分にできることはなんだろうか」

 

そして出た答えはたった一つ。

 

 

考えること

 

 

考え続けると、日本でもできることがあるということに気づいたのです。


例えば、ウガンダの話をたくさんの人に伝えること
(All About Africaで記事を書くことも、そのひとつです)

 

そして考えることで可能性はどんどん広がっていくんだと実感しました。


では、そんな中でなぜ現場に、アフリカにこだわるのか。

 

それはやっぱり、アフリカが好きだから。

  

僕はまだアフリカをほとんど知りません。ウガンダでさえほんの一部しか知らないのです。



しかしそこは、
書き切れないほどたくさんの魅力があり、本当に多くのことを僕に教えてくれる場所でした。

 

だからこの自分が好きになったアフリカという場所で「今の自分にできることはなんだろうか」と考え続けたいのです。

 

だってそれは、絶対にこの世界をよりよくすることにつながるから。

 

 好きなアフリカで、憧れのシゴトに励みながら、「自分にできること」を考えて、よりよい世の中をつくることに貢献したい。

 

今はただそれだけに夢中です。

最後まで呼んでいただき、ありがとうございました!


次はいつになるかわかりませんが、
アフリカから記事を書きたいと思います()

 

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