Olá! Como está? (やあ!元気?)
投稿3回目、モザンビークからやんびーがお届けします!
大学卒業
↓
青年海外協力隊
↓
開発コンサルタント
↓
起業
アフリカで長期生活する方法はいくつかあると思いますが、私は今まで3つの立場で生きてきました。
アフリカで長期生活する方法はいくつかあると思いますが、私は今まで3つの立場で生きてきました。どの選択肢も一長一短があり、一概に『みんな、○○が一番いいよ!』などと言うことはできません。
前回記事では比較表を紹介し、『なりやすさ』『生活安全レベル』について書きました。
今回は、『収入』『技術・専門知識の向上』『語学レベルの向上』 について書いていきます!
相変わらずの独断と偏見に満ちた内容ですが、どうぞお付き合いください。
この記事の目次
3つのアフリカ生活スタイル比較表!
前回の復習です!表にして比較してみました。独断と偏見で作られた表なので、あくまで一個人の意見として受け止めてくださいね。
fa-tableアフリカ生活における3つの立場比較表
協力隊 | 開発コンサル | 起業 | |
なりやすいか | ◎ | △ | ○ |
生活安全レベル | ○ | ○ | ☓ |
収入 | △ | ◎ | △ |
技術・専門知識の向上 | △ | ○ | ○ |
語学レベルの向上 | △ | ○ | ○ |
日本社会への適合 | △ | ○ | ☓ |
将来への安心度 | △ | ◎ | ☓ |
話のネタが増えるか | ○ | △ | ◎ |
人生へのワクワク | ○ | △ | ◎ |
・・・こうして表にすると、『起業』のバランスの悪さが目立ちますね(笑)。
赤字の部分が今回説明していく項目です!
収入
協力隊 | 開発コンサルタント | 起業 |
△ | ◎ | △ |
【協力隊】△
協力隊の場合、収入ではなく現地生活費や国内手当と呼ばれるお金が支給されます。
現地生活費:その名の通り現地で生活するための費用。国によって異なりますが、月に300〜700ドル支給されます。
住居は受け入れ先の現地機関またはJICAが用意してくれるので、この現地生活費は食費や水道・光熱費への使用がメインです。
国内手当:積立金のようなもので、帰国後の社会復帰をサポートするための支給金です。
私の協力隊時代と今では制度が若干変わっている様子ですが、大まかにいうと協力隊の2年間が終わる頃には、国内手当で200万円程度お金が貯まる。そんなイメージです。
協力隊の間は、よほど頻繁に国外旅行をしない限りお金は貯まります。生活の心配を一切することのない、マリオのスター状態が2年続くイメージです。
ただ、前述したように支給額が決まっているため、それ以上でもそれ以下でもないお金を受け取る2年間、それが協力隊の収入事情です。
【開発コンサルタント】◎
会社によって収入は大きく異なりますが、年収1,000〜2,000万円も不可能でない世界、それが開発コンサルタントです。
協力隊後、私を拾ってくれた会社は少数精鋭のコンサル企業でした。「自分の食い扶持は自分で契約を取ってきて稼ぐ」という社長であったため、入社したての私も十分過ぎる報酬を受取っていました。
事務所を構え事務系職員のたくさんいる場所だと、会社としての安定感は高い一方、給与は一般企業のサラリーマンと大差ない印象です。
まとめると次のとおりです。
個人または会社に籍だけ置くスタイルで働く
→ 大きな収入が見込める一方、自力でプロジェクトを取ってこれないと一文も入らないリスクあり
一般企業と同様に、会社にガッツリ属する勤務形式
→ 安定した収入が見込める一方、大幅な収入増は期待できない
【起業】△
アフリカで短期間の内に事業を軌道に乗せるのは困難で、多くの人は長期戦を覚悟し現地に喰らいつきながら生活していると思います(そうでない人→弟子入りさせてください)。
私が一時期住んでいた家です。
前に住んでいた人が南アフリカの呪術師で、居間の四隅に怪しげなビン(中に紙)が置き残された状態から居住スタートしました。
数ヶ月住んだ後に日本から妻子を連れて来たところ、光の速さで妻は子を連れ知人の日本人宅へ避難しました。
今は2LDKのまともなアパート生活を送っていますが、収入が無い時は生活水準を下げる必要があり、日本人にとってはツライかもしれません。
起業という立場の収入評価は『△』ですが、ビジネスの結果次第で協力隊の下にもコンサルの上にも変動するので、そのポテンシャルは測り難し!
私は既に協力隊の下を十分過ぎるほど味わったので、次はコンサルの上を目指したいものです。
技術・専門知識の向上
協力隊 | 開発コンサルタント | 起業 |
△ | ○ | ○ |
【協力隊】△
協力隊時代に専門知識や技術を獲得することは、非常に困難です。というのも、活動で最先端の技術や知識を必要とすることはほとんど無いからです。
協力隊はプロフェッショナル集団ではなく、結果を出しても出さなくても収入(支給額)が変わることはありません。
現地でも、オンライン講座や独学で専門性を高めることは可能ですが、よほど意識が高くないと難しいです。
【開発コンサルタント】○
開発コンサルタントは専門性が求められる職業なので、その世界で生きていくためには否が応でも専門性を高める必要があります。
専門知識を常に貪欲に吸収しながら、開発の現場で経験を積み重ねていく。私の触れた世界はそのような感じでした。
【起業】○
起業の場合、専門知識というより実践で使える知恵がたくさん身につきます。
言い換えると、どこでも通用する知識・経験ではなく、商売をしている場所に特化した知識・経験が深まります。
モリンガ事業を例に挙げると、日本とモザンビークでは栽培方法や商売のやり方が全く異なります。
モザンビークだと、国内市場だけではやっていけず、常に国外を見据えた商売を考えます。
日本だと、冬に気温がガクッと寒くなるので、モリンガが越冬できず、種の収穫をすることが困難
といった、ビジネス環境の違いがあります。
語学レベルの向上
協力隊 | 開発コンサルタント | 起業 |
△ | ○ | ○ |
【協力隊】△
協力隊は、基礎〜初級までの力が身につきやすい環境でした。
2年間現地で生活するため、生きていくために必要な語学力は問題なく手に入ります。ただ、協力隊として行う活動は専門性が高くないため、中級〜上級レベルの語学力に達するには本人の強い意志が必要です。
私は強い意志が無かったため、2年間の協力隊生活で初級程度の語学しか身につきませんでした。そのため、開発コンサルタントの仕事で語学に苦しめられました・・・。
【開発コンサルタント】○
開発コンサルタントとして仕事をするにあたり、語学は必須です。
プロジェクト実施国の省庁の偉い人たちとやり取りすることもあるので、『My father is my mother(私の父は我がママ(ワガママ)だ)』なんて冗談は何の役にも立ちません。
外国語でレポートを書いたり、外国人と議論することが日常茶飯事なので、高いレベルの語学力が無いと仕事になりません。
危機意識の低い私でもコンサル会社に入り、「あ!このままの語学じゃマズイ!」と焦り、勉強を始めました。
おかげでコンサル時代にポルトガル検定の上級を取得できました。
【起業】○
周囲とコミュニケーションを取っていかないと何も始まらないので、強制的に語学力が向上します。
協力隊のように現地の人と長々雑談する時もあれば、コンサルタントのように交渉事で真剣に話すこともあります。
語学力だけでなく、コミュニケーション能力全体が向上するので、人見知りや社交性の無い自分を変えたいと思っている方は、起業をオススメします。
私は起業したことで、ようやくまともに人と話せるようになった気がします。
続く!
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